初エッチした翌朝、彼氏がとんでもなく可愛かった話「せんぱぁい……ん、すき…」
無意識なんだろうか、いつもよりずいぶんと甘えた声を出して、ゴロンと寝返りを打った恋人に、俺の肩がビクリと震える。
どんな呪霊や化け物だって、怖いとすら思ったことがない俺が、隣でヨダレ垂らしながら寝てる2つ歳下の恋人、虎杖悠仁が今は怖い。いや、怖いというより尊い。尊すぎて顔が見れない。
出会った時から、こいつだけなぜか輝いて見えた。大きなつり目気味の三白眼だとか、ふわふわのピンクの髪だとか。いつも笑顔で、俺と話してる時なんかはうっすらと頬が赤く染まってたりして、もう、ドキドキしない方がおかしいだろってくらい可愛い。何度でも言おう。めちゃくちゃ可愛い。
そんな悠仁からまさかの告白をされて、ただの先輩後輩から恋人へとステップアップした関係は、今まで出会った女は30分以内にお持ち帰りしてた過去の俺が見たら絶句するほどの純愛ぶりだった。正直、一番驚いてるのは、俺。
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