赦されない罰で君が乱暴に僕を抱く時、いつも僕は微笑みを浮かべていた。
それに気が付いたアスランが、不思議そうな顔をして僕に聞く。
「どうしていつも笑ってるんだ…お前?」
「……嬉しいから」
「そうか……」
「んっ…」
会話もそこそこに……シーツの波を泳いで行く。
溺れて行くように、声を枯らす。
ラクスの邸宅で養生していた時に、何度、君に抱かれる夢を見ただろう?
無理やり引き裂かれて、乱暴にして欲しいと思っただろう?
夢の中の君は、泣いていて。
「ニコルの敵………!!!」
と叫ぶ。
そうだね?そうなんだね?僕は君にとって大事な仲間の敵で、許されちゃいけないね。
なのに、君に抱いて欲しいと思ってる。
情欲を持て余してる。
恋なんて甘いものはもう遠い過去になって。
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