想いは言葉に五条先生と喧嘩した。きっかけは何だったのか覚えてない。
多分すごく些細な事だったけど、お互いヒートアップして心にも無い事を言った。
その時の先生の表情は今まで見た事無いくらい無表情で
「・・しばらく距離置こうか」
とだけ言われて俺自身取り返しのつかない言葉を言ってしまったと後悔したけど、後の祭り。
謝罪する時間すら与えてもらえず先生はそのまま自室に戻ってしまった。
俺もなんとなく気まずいからその背中を追いかける事は出来なくて自分の部屋に戻りベッドに横になった瞬間寂しさに襲われた。
本来なら、先生と一緒に過ごすはずだった時間を自分が台無しにしてしまった。
先生は大人だからいつも笑って受け入れてくれてて、そんな先生と一緒に過ごすのが当たり前になっていたから余計に。
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