家事代行流花♀「週7で飯を作りにこいだぁ〜〜?!」
「週7って言っても3人でローテね。人の作ったものが食べたいけど、外食はしたくないんだって。花ちゃん月水土で入れる?」
「まぁいいけどよぉ」
目の前に座る初老の社長がニコニコ伝えてくる。娘や孫のように花道を可愛がってくれるこの人は人の良さだけで生きてきました、みたいな顔をしているくせに、たまにこういう突拍子もない案件を押し付けてくる。
行政と提携している家事代行サービスは、大学と部活の合間にスポットで入れて家事がそんなに苦ではない自分にはあっていると思う。今までは産後ケアがメインでたまにゴミ屋敷みたいなところの片付けに行っていた。今回の案件は『プロスポーツ選手の食事の用意」。
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