道化と死神漫才「どうも、『道化と死神』の道化の方、稀咲です」
「死神と言っても人の首ではなく前歯を刈り取ってただけなので歌舞伎町の歯医者じゃねぇかと稀咲に鋭くツッコまれた方、半間で〜す」
「コイツの武勇伝は戯言なので聞き流してください。ところで半間、オレ異世界転生ものに最近ハマってるんだが」
「ええ〜?稀咲ジュンブンガク以外認めねぇタイプっぽいのに〜と見せかけて実はこのマンガがすごいとかこのラノとかの上位作品わりと読むよな♡」
「ネタは幅広くもっとくべきだからな。というわけで今からトラックに撥ねられて転生するからオマエは転生先の住人やってくれ」
「りょ」
「うわあー急にトラックがー?!」
「――稀咲アブねぇ!!」
「ッ!!……ありがとう半間、間一髪で助かっじゃねぇんだよオレは異世界転生すんだよ!!何トラックから身を挺して助けてんだ!?コントじゃなくて月9の連ドラが始まるかとおもったじゃねぇか――離せギュッと強く掻き抱くな武田!!」
1993