night~祭りの前夜の選択~金髪の長いポニーテールを揺らし、窓を開け、外を眺める女性。服装は黒いコートに橙色のシャツ、銃弾型のペンダント、そしてズボンはジーンズで黒いヒール付きの靴を履いていた。彼女の名前はラスナ、職業はいわゆる何でも屋だ。個人経営で自室の机にはノートパソコンが置かれていた。部屋は広く、壁側に机、引き出しのついた本棚、反対側の壁にそってベッドが置かれていた。
「さて、ひと仕事しますか。」
ラスナがふぅっと一息つき、窓を閉める。そして机の上に開いた状態で置かれているノートパソコンの画面にはメールボックスの受信画面が映っていた。ラスナがその受信したメールを開く。内容は行方不明の少女の捜索、ラスナの住む町の近くの村の村長からの依頼であった。ラスナはメールに返信をすると、支度をし、車でその村へ向かった。
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