リューナイト(漫画版)サイドストーリー アデューと ある人が渡したお守りの話「いってぇ…」
崩れ落ちた廃墟の中、瓦礫に打ち付けられた背中の痛みをこらえて、立ち上がる。
自分を吹っ飛ばした目の前の敵は、なんとか繰り出した自分の一撃で灰になり、崩れ落ちていく。
「腹…は、なんだ、出血もほとんどないな。ガッツリ槍で刺されたと思ったんだけど…」
傷口があるであろう場所を触って確かめたあと、違和感に気付き、腹に目をやる。
「なんだ、俺のこと、守ってくれてたのか。」
そこには、真っ二つに割れた、流れる水を思わせる蒼い石と、加護を帯びた霊銀で彩られた護符があった。
ぼんやりと思い出す。城を出る前に呼び止められて、顔を真っ赤にして、たどたどしく、渡してきたんだっけ。
「あの、あの…」
「どうした?」
「え、っと、勇者様…これを、お持ち、ください!」
「俺に?くれるのか?」
「はい。旅する勇者様が、道中、ご無事であるように、と、作りました。」
「ありがたく、持ってくよ。」
「…ありがとうございます。あなたに、水神のご加護がありますように。」
「神様のご加護がありゃ、無敵だな!ありがとう。」
あぁ。そうだ。なくすと、なんだか悪いから、腹当の中に括り付けておいたのだった。
そのおかげで、助かった。
これは、お礼を言いに行かないと。
「ここから、神殿、近かった…よな。助かった、ってお礼、とお守り、壊してごめん、って謝りにいくかな。 甘いものとか、好きかな…あの子。」
4回目の会話・・・
「お守りを大事に使ってくれて、うれしかったです。 よろしければ、そ、その・・・時々、でいいので、こうやって、またお話しできたら、いいな、って・・・」
ライナーノート
RPG的に言うと 装備してぶっ壊さないと絶対に見られない限定イベント 。巫女さんはきっと3回まではバージョンアップして新しいお守り渡してくれる
ただし捨てたらもう二度と続きは見られない
お守りの効果は「即死級の攻撃を一度だけ防いでくれる」被ダメージ大幅カットアクセサリ(ただし一回だけ)
漫画版の黒髪巫女さんはジャパニーズテイストで
斎宮制度のイメージ。
日の出国 の人っぽい感じで イオリの一族のいとことかで、神職に出されてた
→最終決戦後アデューとパッフィーたちの手当てして、
戦場に行ったことで(戦場=血の穢れ 貰ったので清浄じゃなくなったから)お勤め終わったけどそのまま神殿に残って負傷者の手当てしてる
→お守りイベントでアデューやってきて、少しずつコミュニケーションとり始める感じ
一緒に薬草採集やお祭りに行く みたいな。
やることやるまでスゲー時間かかるタイプのお嬢さんだと思うんだ。