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    Dochi_Kochi28

    @Dochi_Kochi28
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    Dochi_Kochi28

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    ガエアイ
    アインくんの義足がハイヒールになっちゃう話

    ハイヒール・パニック「ん。明日はメンテナンスか。」
    「はい。足のメンテナンスに行ってきます」
    「足か・・・もう少し色っぽい細さだといいんだがなぁ。かかととかも・・・」

    「断固拒否します」

    だが、本当にそんなことが起きようとは思ってもいなかった。
    ガエリオ様。少しだけ恨みます。


    「はーい。終わったわよ。」
    いかん。つい眠ってしまった。
    メンテナンスは問題なく終わり、帰路に就く。
    ただ、なんというか違和感がある。
    歩き心地は問題ない。むしろ軽い。
    ただ、自分の足音はこんなに高かったかとおもう。

    そしてその理由は、帰宅した俺と偶然い合わせたアルミリア様が教えてくれた。
    「まぁ。アイン。その義足、とても美しいですわ。」
    うつくしい・・・?
    そう思って、まさかと思い足をのぞき込むと。
    いつもの白と黒の義足ではない。
    それどころか赤と黒をベースにした・・・女性の足。しかも踵は女性がはくような細くて高い、ハイヒールとかいうのだったか。そのようなものになっている。
    「なっ?!」

    落ち着け。落ち着け。俺。
    これは何かの手違いだ。
    必死に冷静さを装うべく深呼吸をしながら、俺は研究所への番号を押していた。


    「あぁ。他のクライアントのパーツがそっちに行ってしまったのね。スタッフが騒いでいたからどういうことかと思ったんだけど、そういうことかぁ。 クライアントの予備パーツだから緊急性は低いわね。次のメンテナンスで返してもらえれば・・・」

    冗談じゃない。
    1週間以上もこんな足でいられる自信もない。
    「速やかに元の足に戻していた
    だけますか!」

    「あぁ。とりあえず明後日までは無理よ。クールダウンもあるから。 二日くらい外出を控えていればどうっていうこともないでしょう。災難だったわね。」
    「わかりました。ただし、明後日、必ず伺います。」
    「資料に写真、とってもいいかしら。」
    「ダメです」
    「減るものでも、」
    「ダメです。」

    はぁ。端末を置いて思わずため息をつく。
    まさかたわいもない冗談が現実のものになろうとは。
    仕方ない。明後日の朝に研究所に行くから、そこまでは長い丈のズボンでごまかそう。
    そう考えを巡らせ、部屋に戻ろうとした時、今、俺が最も目を合わせたくない人物が背後にいるのに気が付いた。
    振り向くと無言でこちらの足元をしげしげと眺めている。

    「うむ。やはり似合うな」

    しげしげ、を通り越して、満面に笑みを浮かべながら、ガエリオ様が俺の両足を見つめていた。

    「あまり、その、見つめられても困るのですが。」
    「そうか?」

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