他者の快感ないし快適さに対する怒りは自らで克服せよ 拙僧が親父との死闘を終えてラーメン屋に戻ると即席チームのヨコハマ入間銃兎とシブヤ有栖川帝統が話をしていた。ルナティックナイトメアの入っていた器はちゃんと空になっていた。
「またその話かよ。」
「大人二人の理性があんな可愛い子に保てるでしょうか……無事でいられるか心配で。」
「はあ?無事に決まってんだろ。」
「あなたは心配してないんですか。左馬刻はともかく天谷奴は胡散臭いじゃないか。」
「胡散臭さならウチのも負けないから大丈夫だろ。」
「しかも私にはなんか大変そうなメンツだな頑張れよって嫉妬すらないんですよ!」
「いや、普通ねえだろ。」
「なんの話してんだ?」
「コイツの恋人が嫉妬してくれないんだと。いつもだけどな。」
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