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    417_gxm

    なんか上げにくいやつとか上げるときに使います

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    お金稼ぎたくてイメビに出ようとしたカントのショタメロちゃんらくがき

    #モブメロ

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    417_gxm

    DONE春コミで無料配布していた小説です。ギアメロのつもり。全年齢です。1ヶ月以上経ったのでweb公開します
    メルヒェン・ドリーム・グッドバイ「……何だよ、ここ」
    ホイップクリームの上にカラースプレーをトッピングしたような装飾のメリーゴーラウンド。ピンク色の葉っぱが生えている木々が植えられた植え込み。突然広がった非現実的な景色に、ギアッチョは困惑していた。
    遠くにはジェットコースターや観覧車なども見える。上空を見上げると薄いピンク色の空が広がっていた。全体的に白い霧のようなモヤが掛かっており、あまり視界は良好ではない。深く考えずともここが遊園地であることは分かったが、ギアッチョはいつもの仕事が終わってアジトに帰り、仮眠室で昼寝をしていたはずであったのだ。
    ……非現実な光景と先程までの行動を照らし合わせると、つまりこれは夢である。夢だと言うことが分かれば何が起こってもおかしくはないか、と自分に言い聞かせる。改めて周囲を見渡したが、自分以外にこの不思議な遊園地に客はいないようだった。遊園地などというものには昔から縁がなかったが、それでもこのだだっ広い空間で大きい機械だけが延々と動いている中、誰も居ないというのは随分と不気味なものがあるなと思う。
    10905

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    DOODLE過去作

    カヅヒロ
    シンデレラは12センチのナイキを履いて まるで二人にだけピストルの音が聞こえたみたいに、まるきり同じタイミングでカヅキとヒロは青信号が点滅し始めたスクランブル交差点に向かって走っていった。二人はガードレールを飛び越えてあっという間に人ごみに消えていく。さっき撮り終わった映像のラッシュを見ていた僕は一瞬何が起こったかわからなくてたじろいだ。
    「速水くん達どうしちゃったのかな?」
     僕の隣で一緒にラッシュを確かめていた監督もさっぱりだという風に頭を振って尋ねてくる。
    「シンデレラに靴を返しに行ったんですよ。ほら」
    はじめは何がなんだかわからなかったけれど、僕はすぐに二人が何をしに行ったのか理解した。
     赤信号に変わった後の大通りにはさっきまであった人ごみが嘘のように誰もおらず、車だけがひっきりなしに行き交っている。車の向こう側から切れ切れに見える二人はベビーカーと若い夫婦を囲んで楽しそうに話していた。ぺこぺこと頭を下げて恐縮しきっている夫婦を宥めるようにヒロが手を振った。その右手には赤いスニーカーが握られている。手のひらにすっぽりと収まるぐらい小さなサイズだ。カヅキがヒロの背を軽く押す。ヒロは照れたように微笑んで肩をすくめるとベビーカーの前に跪いた。赤ちゃんは落とした靴にぴったりの小さな足をばたつかせる。ヒロはその左足をうやうやしく包んで爪先からスニーカーを履かせていく。
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