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    ヤギみち

    @xxxx_huyu
    いろいろ置き場
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    ヤギみち

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    マヨひいss/痴話喧嘩
    藍良くん&一彩くんの会話(マヨさん不在)
    ALKALOID面倒を見あってそうですき。

    ##マヨひい

    痴話喧嘩は白鳥も食まない ――マヨイ先輩と喧嘩してしまった。

     そう藍良が相談されたのは、ESビル屋上の空中庭園でのことだった。ALKALOID結成以降、なにかと利用している今や馴染み深いリラックススポットだ。
     そこに来て、弁当を広げながらベンチの隣に腰掛ける一彩を藍良はそっと見た。
    「ヒロくん、いったい何したの?」
    「……僕がなにかした前提なんだね……」
    「拗ねてる?」
    「拗ねてはいないよ」
     これは少々風向きがあやしいのでは、とイヤな予感がした。
     そもそも一彩とマヨイの二人に『喧嘩』というワードの組み合わせがカオスだというのに。
     一彩はそっと視線を落とした。彼が詰め合わせた色々のおかずが、弁当箱の中で食べられる番を大人しく待っていた。待ち時間がかかるかも。
    「心当たりがないんだ。マヨイ先輩はやさしい人だから僕に気を遣ってくれたのかもしれないけれど、尋ねてもいつもはぐらかされてしまって……」
    「? おれ、二人が喧嘩したの今聞いたけど……そんなに長いことぎくしゃくしてたの?」
    「藍良とは最近予定が合わなかったからね。巽先輩も……。僕とマヨイ先輩だけでレッスンすることが多くて、そのときに少し……」
    「――ちょっとォ?」
     話を切り上げようとしたのを引き留める。明らかにそこに問題のタネが眠っていそうなのに、あやふやに濁されては堪らない。二人の不和は、そのままユニットの問題につながるからして。
    「始まりはそのレッスンの時なんだね? ヒロくん、何があったのかおれに話してみて。ヒロくんに分からなくても、おれが聞いてみたら分かるかも」
    「…………あ、それは」
    「んん?」
    「それは、ダメなんだよ。藍良」
     一彩の返しに藍良はスプーンを噛んだ。
     お行儀の悪さを指摘しそうな目が向いてくるが知ったことではなかった。藍良はむっと眉を上げる。
    「おれ、今ヒロくんの相談を聞いてたよねェ?」
    「うん。藍良はすばらしい友だよ!」
    「それは良いから。相談に乗るなら、内容がわからないと何も打開策は出せないよねェ? そりゃあおれ、ヒロくんより頭悪いけど、ふつうの感性の人のことならヒロくんよりは察せそうな気がするよ」
     藍良はまっすぐに、一彩と目を合わせた。
    「ヒロ君の言う"素晴らしい友"に事情を話せないって、なんで?」

     疾走していた。
    「あ――! 聞くんじゃなかったよォ!」
     後ろで名を呼ぶ声なんて気にせず、藍良は弁当箱をまとめて空中庭園を後にする。やたら運動神経の良い一彩に追いつかれそうなものだったが、彼は弁当を広げたままだったので発走には時間が要る。
     足を進めながら、藍良はイライラが留まらない。苛立ちこそが藍良を加速させてゆく。

     ――ふたりだけの秘密と言われているから。

     ――蕩けた目を伏せながら。
    (あんなのただの惚気だよォ!)
     別行動でマヨイを捕まえているはずの巽にも連絡してやらなくては。今回の件、おれたちが手を出す必要性はま〜〜ったくないんだ、って!
     あてられて真っ赤にした顔のまま藍良は肩で風を切った。
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    タコちゃん

    REHABILI #虎伏##乙棘# 基础上的虎棘+乙伏
    《In Their Rooms 3》全文2.9w字左右
    是两只右位小可爱(伏&棘)身体互换后被老攻强i制啪啪的故事,会出现:
    长期任务憋爆了回高专找卷会失控到六亲不认的骨💍
    被↑这样的忧太粗i暴对待会兴奋而且真的很想念忧太的卷🍙
    一心专注想要昨晚吵架的伏认错服输的虎🐯
    想解释又被六亲不认的特级警告闭嘴的伏🐺
    (还有友情出场开导🐯的🌹)
    In Their Rooms 3(4-8)4.悠仁の部屋(1)

    嗅嗅、嗅嗅。

    “伏黑身上有狗卷学长的味道,是在他的床上睡觉了吗?不对,还有狗卷学长的沐浴露的气味……”
    虎杖悠仁吻离嘴唇,不,应该说是被“伏黑惠”双手推肩给推开。虎杖悠仁皱了一下眉,就看见“伏黑惠”捂着嘴,手指使劲朝墙壁方向指。虎杖悠仁知道,那是狗卷学长房间的方向。
    “狗卷学长在又怎么样?他不会过来的。”虎杖悠仁把上衣脱掉扔在地上,甩了甩短发,“而且,就算听见动静,我也不介意他过来看我们怎么做。”
    宣言完毕,朝“伏黑惠”的颈项挪动唇齿的轨迹。他把头埋在喜欢的人的颈肩又舔又咬,但是鼻尖缭绕的,全是别人的味道。
    这让虎杖悠仁很不高兴。
    “伏黑惠”今天极其抗拒他。喉咙里嗯嗯地哼拒着,侧过头紧闭双唇,回避一切亲密接触。虎杖悠仁感受得到,“伏黑惠”是用了力在推他。伏黑惠平时的抵抗也只不过是虚虚按在他胸口,嘴里说着“让开”、“不要缠着我”之类看似厌烦的话语,却让他虎杖悠仁的雄性本能越发被激出从而顺利地做到最后。而今天,“伏黑惠”就像铁了心不要和他啰嗦纠缠,也不要和他做下去一样,用力推拒着他,还把双臂挡在紧锁眉头的脸上,回避目光,一句话都不说。
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