殺し屋と一般人パロ（途中経過）宮田一郎は幼い頃から殺し屋をしていた。殺しの手法を教えたのは宮田の父で、その父も幼い頃から殺し屋をしていたらしい。
齢五歳の頃には既にナイフを揮っており、十歳になる頃にはピアノ線や銃の扱いに長けていた。
宮田一人で殺したターゲットの数は数え切れぬ程であり、父と殺した数を含めると膨大な数となった。

今回のターゲットはとある会社の会長である壮年の男。趣味は釣りで、特に好きなのは夜釣り。
今回はターゲットを殺すに辺り、依頼者の要望で情報を得るまで暫く付き人として過ごすことになった。
ターゲットは毎週の様に夜釣りに出掛けており、宮田は付き人になって既に三回目の参加となる。

夜釣りの船が出るのは「釣り船　幕之内」という釣り屋。母一人子一人の親子二人で経営してるという釣り屋だ。

灰もかぶらない　むかしむかし、ある所に、それはそれは大層綺麗な見目をしている夜叉がおりました。夜叉は元々魔神の元で扱き使われておりましたが、戦で主を失ってしまいました。
　帰る所を失った夜叉は、主であった魔神を打ち負かしたモラクスに拾われ、他の夜叉の仲間達と暮らすことになりました。しかし、夜叉は他人を信じることができません。名も告げなかった為、他の夜叉からは金鵬と呼ばれていました。
　金鵬は、よく働く夜叉でした。床を掃除して欲しいと言われれば箒が折れる程一日中床を磨いておりました。働かずともゆっくり過ごしてくれれば良いと他の夜叉からは伝えられ専用の部屋も用意されておりましたが、いつも隅っこに座り込み、目を瞑っておりました。