パーティは小さくてもいい「お、おなか、すいたぁ……」
「……あ、ルー君。お疲れ様。」
「ブラック、遅かったな。」
第一食堂にふらふらと入り込むル・ブラック。入口前にいると、先に席にいたデリラとキッチンから座席へ移動していたイザベル。キッチンにはオーウェンが立ってパタパタと動き回っている。
して、エルロコ支部には、食堂が四か所有る。第一と第三食堂は自炊する人向けの小さめな食堂で、第二と第四食堂が大人数向けの場所をなっており、第一食堂は尚且つ立地が悪い為、余程の物好きじゃない限り立ち入ることがない。その為、そこに在住しているオフィサーや料理担当者はいない。基本的古参カルテットと管理人に呼ばれている四人しか居ないのだ。
「……いぶぅ……なにか、ない?」
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