新レオラフレオ前提のガイズ手招きされるミケランジェロに促されるまま、ドナテロは部屋へ顔を覗かせる。
すると笑い転げるミケランジェロはそのまま下を指さした。
「見て見て」
そこにはよくやかん頭と称されるラファエロが、まさしくゆでダコ状態で蹲っていた。
鉢巻の色とそう大差ないくらいに燃え上がっていてちょっと異常なくらい。
確か食事後部屋に戻るドナテロとは別に、手合わせするんだって意気込んでいた筈。
その相手を思い出し、ドナテロは涙を拭っているミケランジェロへ肩を竦めた。
「わかるかいマイキー、あれが珍しくレオにちゃんと褒められて浮かれ野郎になってる男の姿だよ」
「えーそんなことであんな風になっちゃうのやばーい」
そんな台詞を聞いて、ラファエロがばっと顔を上げる。
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