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    dsd_rl_

    @dsd_rl_

    好きなように描いています😌
    🖤💙🖤と❤️💛と💖が大好き
    できた▶️小説や漫画。で分けてます❣️
    サイト▶︎https://ingkey.lsv.jp/

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    ❤️💛ちゃんの新年の朝の様子☺️✨

    ##ralo
    ##小説

    キラキラした1年のはじまり「レイジくん!はっぴーにゅーいやー!!!あけましておめでとう!!」
    「…」
    「レイジくーん、新年早々テンション低いね、どうしたん?」

    そんなのてめぇが、夜中の0時から朝までずぅぅっっっっっっっと、同じことばっか言ってくるからウンザリしてるンだよ!
    と言うのも面倒くさいから、レイジはレオンをスルーして歯磨きを続けた。

    シャコシャコシャコシャコ…。

    ご機嫌なレオンも同じように歯磨きを始める。

    「フンフンフーン♪ ひああへやなぁ~」

    歯を磨くか喋るか鼻歌をするかどっちかにしろよ。
    歯磨き粉飲み込むぞ。
    と思ってる側から、レオンは、ふにゃあー!!と間抜けな声を上げた。
    レイジがどうした、と言う前にレオンはわざわざ報告してくれる。

    「レイジくん…歯磨き粉のんじゃったよぉ~」

    ったく、言ってるそばから…(言ってないけど)。
    レイジはそんな慌ただしいレオンを横目に、歯磨きを終えて、洗面所を後にする。

    窓から差しかかる太陽の光が、灯りのついていない部屋に降り注ぎ、ほこりがキラキラと輝いてるのを見て、綺麗だな、と思った。
    新しい年にふさわしい景色だなとさえ思えた。

    今レイジの部屋には、レイジと、あとレオンの2人きりだ。
    ダイヤはシンジん家へイチャつきに行ってる。
    一緒に歳を越すとか年始から一緒に過ごすとか、ほんっっとゲロゲロなくらい甘々だな、アイツらは。

    …ま、こっちもレオンがどーーーーーしてもレイジと一緒にいたいからと、大晦日からずっと二人でいるんだがな。
    仕方がなくレオンに付き合ってやっている。

    「レイジくーん!」
    「わっ?!」

    そんなことを考えてたら、レオンの突然のバックハグに気づかず、思わず驚愕の声を上げてしまった。

    「ひっつくな!」
    「ええー、いいやん、今二人っきりなんやし、それにボクら仲良しだしっ」

    そう言うレオンは、ウザイくらいにレイジの身体をぎゅーとハグしてくる。

    「寒いけどレイジくんをぎゅーするとそんなん忘れられるわ~、猫さんみたいにあったかいな♡」

    確かに…、と言うよりは、寧ろレオンの方が体温高めだから温かい…とはレイジはわざわざ言わない。
    言うとレオンはすぐ調子に乗って、さらにぎゅーーとしてきて、より鬱陶しくなるからな。

    「ボクね、ほんっっっまいま幸せなんよ。こうして新しい1年をレイジくんと迎えることができて」
    「そりゃそうだろうな。このレイジ様と一緒に年越せるなんて有り難き事、今後早々無いだろ」
    「そんなことないよぉ!
    来年も、再来年もずっとずっとこの先、ボクは大好きなレイジくんと一緒に新年迎えるんやから、毎年ハッピーなんや!! 毎年アリガタ年越し更新するんや!」
    「…なんだよ、アリガタ年越しって…」

    ダイヤとシンジのゲロ甘なベタベタっぶりも大概だが、レオンも相当だなと思う。
    ほんっっと、新年早々…レオンは…。

    「ふへへっ」
    「ンだよ、変な笑い声出して」
    「だってほんまにボクめっっちゃ幸せやもーん♪ えへへっ♡」

    レオンの太陽の光のごとく眩しくて無邪気な笑顔が、レイジの頬をスリスリするくらい近い距離にいて、嫌でも視界に入った。
    けど、嫌いじゃない。

    レオンの懐き具合が移ったのか、思わず、レオンの頭に手を添えて軽く撫でてしまう。
    やっぱり温かくて、ふわふわな感触で、不意に口元を緩ませてしまう。

    「えへへー♡ わんわん♡」
    「犬かよ」

    ほんっと、一緒にいて…退屈しない奴だ。

    ~完~
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