熱造メタ視点通行「八九が……モテ……?」
「ど〜だ見やがれ! 俺だってやればできるんだぞ!(?)」
「どうせ夢オチっぽいタイトルだけどね」
「それを言うなそれを」
「地味な俺らをめぐって学園の美少女たちが銃撃戦をしているんだが、ねえ」
「なんだよ」
「……八九がモテるの?」
「そうなるんじゃねぇの? ま、そういうことだからいってぇ!?」
「ばか」
「なんて?」
「ばかばかばか、ばか、あんまりデレデレしないで!」
「いてっ、いってぇな! ポカポカ叩くな!」
「でも、デレデレするでしょ!」
「こんなこと滅多にないからな! それに、お前に言われる筋合いもねーだろ!」
「……そうだよね」
「お、おう?」
「士官学校だもん。私以上にふさわしいマスターがいるかもしれない。そもそもあれから七年も経って、八九も私も、お互い以上に関わった人の数も増えたし」
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