姫「今日もわわわ星は平和ですねぇ。」
私は空を眺めながら言った。
「現代の人は、どんな生活を送っているのかしら。」
そうつぶやきながら、私は左を見た。
RIP Rururi.
そんな字が刻まれているお墓があった。
向こうから人が来る。
水色の髪の毛をした少女と、黄色い髪の毛の少女だ。
「奇跡の姫のお墓って、これのこと?」
黄色い少女の問いに、水色の少女は答えた。
「はい。Rururi姫という名前の姫です。歴史で習ったと思いますが…。」
水色の少女は、花束をお墓の上に置いた。
「はるか昔、わわわ星で初めての人間。慈悲深くロマンチストなお方でした。」
水色の少女は目を閉じた。
「しかし、恋姫の乱という争いが始まり、人類を庇って……お亡くなりになったのです。」
私って、こんなに有名だったんだ。私は茫然としていた。
二人はお墓に合掌すると、向こうへ歩いて行った。