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    暁/houhoupoteto

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    オロイフ、ヌヴィリオ、タル鍾SS置き場

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    タル鍾ワンライ:酔いどれ

    #タル鍾ワンライ
    tharuWanLai
    ##タル鍾

    「なぁ蛍ちゃーん、闘おうよーねーねー」
    タルタリヤはふらついた足取りで蛍に近寄り肩を組む。
    「ちょっと」
    「なんだーもう酔ってるのかぁ」
    パイモンが蛍を遮りにやついた顔でタルタリヤの周囲をふよふよと漂う
    「酔ってない今すぐ闘いたい闘いたい」
    「もーなんだよこの物騒なこどもは…その点鍾離はさすがだよなー」
    同じ円卓の反対側に座っていた鍾離はその光景を見守っていた。
    既に結構な量の酒瓶が卓上に転がっており終盤を思わせる。
    「ねー蛍ちゃんものもうよー」
    「未成年の飲酒はダメだぞもう鍾離連れて帰ってくれよな悪酔い禁止」
    そう言われてワンテンポ遅れてそうか、と立ち上がった鍾離はやだまだ帰らないーとのたまうも足に力が入っていないタルタリヤに肩を貸し、その場を後にした。

    扉がしまるまでは重心は鍾離にあったのだが、扉が閉まるや否や今度はタルタリヤに移る。
    「もうさー先生、無理しなくて良いんだよ」
    「んー…何がだ…」
    既にほぼタルタリヤに任せきりで歩いている鍾離はなんとか答える。 
    「先生モンドの酒苦手なの弱み見つけちゃったかなー…ってどしたの先生」
    じーっとその瞳で見つめられると吸い込まれそうになる。
    「ん、いや、公子殿は整った顔をしているなと改めてな」
    「んなっ」
    「公子殿、暖かいな。安心する」
    すり、と寄せられる頬が熱い
    酔ってる所に手を出すのはいけないことだよ。とこの一瞬で何度自分に戒めただろう。
    「…このあとは、どうするのだ…」
    そんなことお構いなしに煽ってくるこの男にはもはやタルタリヤしか見えていなくて、
    「…このまま一緒に帰ろうか、先生。覚悟しててよね」
    「のぞむ…ところだ…」
    そう言ってつかの間の眠りについた鍾離を背負って帰路についた。



    「なんだぁよだれ垂らして寝てるぞおーい、タル…」
    「しー。良い夢を見ているのだろう。眠らせてやってくれ。」
    人差し指を口許に当て、微笑む瞳はタルタリヤへ。
    「でも良いのかぁ公子とかいってるやつがこんな緩んだ顔で寝てて」
    「いいさ、疲れてるのだろう」
    そう言って背中にかけものを掛ける姿はまるでパイモンには夫婦のように見えて、
    「オイラ、じゃまか」
    「ははは、そう気を遣わなくて良い」

    ふわりと乗せられた手のひらに包まれながら、いつまでも夢の続きを見ていた。
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    れっか

    DOODLEタル鍾のうさぎバース
    TLで湧いてがーって書いたので世界観がめちゃくちゃです……。うさぎバースの詳細は各自で回覧お願いします。
    タル鍾のうさぎバース風呂場からあがり、冷んやりとするフローリングを踏みしめながらベッドの上に身を置く。滴る水滴をタオルに染み込ませながらゆっくりと体を拭いていった。
    「ふぅ」
     ほんの少し茹る体はこれからの快感を待ち焦がれているようだ。毛が密集する場所である頭髪と腰にある丸い尻尾を細やかに、丁寧に、香りの良いオイルで染み込ませて行くのが鍾離の日課であり楽しみであった。
     (愛も変わらず伽羅の香りは落ち着く。)
     細い手に琥珀色の粘性のあるオイルがとろりと落ちる。それを手に広げて自身の頭にある大きな耳をにゆっくりと馴染ませていった。
    根本には少しだけ。中間から毛先になるにつれて多めに漬け込んでいく。満遍なくしっとりした毛心地はずっと手入れをしているおかげで埋めたくなるような柔らかさだ。大きなうさぎの耳を顔の前に持っていけばふわっと広がる重厚な香りに酔いしれそうで。風呂から上がったとはまた違った意味で頬を染めていく。この時間がなんとも気持ちよくて。このまま眠ってしまいたくなるくらいに幸せで。
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