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    葵そら

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    cross_bluesky

    DONEエアスケブふたつめ。
    いただいたお題は「ブラッドリーを甘やかすネロ」です。
    リクエストありがとうございました!
    「ええっ! ブラッドリーさん、まだ帰ってきてないんですか?」
     キッチンへとやってきたミチルの声に、ネロは作業の手を止めた。
     ブラッドリーが厄災の傷で何処かに飛ばされたと聞いたのは、ちょうど五日前の夜だった。
     北の魔法使いたちが向かった任務自体はあっさりと片が付いたらしい。しかし、あろうことか帰る途中でミスラとオーエン、そしてブラッドリーの三人が乱闘を始めてしまった。そしてその最中にブラッドリーがくしゃみで飛ばされてしまったというわけだ。
    『いつものように少ししたら戻ってくるじゃろう』との双子の見込みは外れ、未だ魔法舎にブラッドリーの姿は見当たらない。余程遠くに飛ばされてしまったのだろうか。
    「まだみたいだな。どうした? あいつに何か用事でもあったのか?」
    「えっと……実は新しい魔法を教えてもらおうと思ってたんです。ブラッドリーさんは強いから大丈夫だと思うけど……あ、魔法の話はフィガロ先生には内緒にしていてくださいね?」
    「あはは、わかったわかった。まあ心配しなくてももうすぐ何でもない顔して戻ってくんだろ。ほら、口開けてみな」
     ネロは鍋の中身をスプーンですくってミチルの方へと差し 2029

    つーさん

    DONEライダンのガルツトで、オメガバースネタ。まだ出会ってすぐの頃の話なので、それっぽいシーンは出てこないです。
    いずれ恋愛に発展するだろうけれど、まだ何かが芽生えそうになってるだけのお話。
    ガルツトのオメガバース小ネタ1 第2の性別という名称を、ツトムは一応知っていた。ただしそれは、あくまでもフィクション、創作物の中でだ。こんな風に自分が当事者になるなんて、思ってもいなかった。
     ライブダンジョン、或いはそれに似た世界に放り込まれたツトムの日常は、めまぐるしく変化していた。日々、対応していくのに必死だ。
     その中に、異世界に来てから付与された第2の性別というものがあった。オメガバースと呼ばれるそれは、α、β、Ωの三種類の性別が存在した。そして、ツトムは運悪く、その中でも希少価値が高く身の危険がつきまとうΩとなった。
     よりにもよって、自分で身を守る術のないヒーラーの自分がΩを引き当てた事実に、ツトムは頭を抱えた。Ωが抱える厄介な性質、男女問わずに子を産めるとか、そのために発情期が存在するとか、扱いが一歩間違えると性奴隷になりかねないとか、その他諸々は現世の創作物知識で持っていた。幸か不幸かはわからないが。
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