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    kiribako_game

    @kiribako_game のマイハン創作メモ&落書き置き場。うちよそ落書き多め。

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    新大陸の集会所にて。こんな事があったかもしれないという幻覚。ついでにオキの設定掘り下げ。

    ##うちよそ

    【うちよそ】姉と弟【MHW:IB】【登場人物】
    アテラさん:かぼぷりさんの新大陸ハンターさん。お姉さんであり、ママでもある。黒髪褐色(生まれつき)
    オキ:桐箱の新大陸ハンター。別に喋ることは嫌いではない。黒髪褐色(日焼け)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









    「あんたたちって姉弟なの?」

     共に調査から帰還し、集会所で食事をしていたところ、四期団の女ハンターが声を掛けてきた。オキは「?」と怪訝な表情を浮かべ、アテラは「いや、違うけど?」と首を傾げた。

    「なんか外見がちょっと似ているなあって思ってさ。もしかして姉弟でここに来たのかなって」
    「ああ、それでか」

     二人とも黒髪で肌が焼けているという共通点はあった。しかし、アテラの肌は生まれ持ったものであり、オキの肌は日に焼けたものだ。アテラがそう説明すると、女ハンターは納得した様子で「食事の邪魔したね。それじゃあ」とそそくさと去っていった。

    「ふふ、君と姉弟とはな。初めて言われた」
    「ん」

     オキがアテラの言葉にこくりと頷く。

    「オキ。今は人も少ない。別に声を出しても大丈夫だよ」
    「……」

     オキは昔、ナルガクルガの棘で首を負傷し命を落としかけた。治療の末、命は取り留めたものの、代償に声帯も痛め、その結果、声が異様に掠れている。時には雑音が混じり、濁ったような声がする為、聞き取ることが困難な時もある。
     アテラも最初はオキはハンターには珍しく人と話すことが苦手なタイプかと思っていた。が、いつだったか任務を共にする際に彼のオトモであるヒミが「オキの声は聞こえづらいニャ!ボクが説明するニャ~!」と鼻の穴をふくらませ首の傷や経緯を説明した。
     そんなヒミは、今はアテラのオトモと一緒に温泉を楽しんでいる。頼れるオトモであり通訳者は、今は不在。オキは降参したと両手を軽く上げる。

    「……聞こえづらかったら、言ってくれ」
    「うん」

     久しぶりに聞いたオキの声は相変わらず掠れていた。

    「俺には……兄弟という存在はいなかったが、アテラはいるのか?」
    「妹がね。現大陸に一人いるよ」
    「そうか……」

     オキはそっと目を伏せた。そしてー

    「繧「繝Λ縺悟ァ峨°窶ヲ窶ヲ謔ェ縺上↑縺」

     と、つぶやいた。それはまるで知らない言語のような、不思議な音だった。
     
    「ん?ごめん、オキ。今のは聞き取れなかった」
    「……別に気にしなくていい」

     オキはどこか満足げな顔を浮かべた。
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