いつか一緒に　昨日知り合ったばかりの男は不思議な家に住んでいる。
　階段は外付けで、外壁は淡いミントグリーン、幼児が積み上げた積み木のように、少し凹凸のある三階建て。
　雨ざらしになっているせいか、ところどころ塗装が剥げていて、鉄さびが滲み出ている頑丈そうな階段を昇りきると、何もない屋上に辿り着く。本当に、何もないわけではない。洗濯物干しと台風でもきたら吹き飛ばされそうなプラスチックか何かでできている白い椅子が一つ、ぽつりと置かれていた。
　朝焼けも夕焼けも似合いそうな建物は、だけど北向きの路地に建っていた。周囲も家屋に囲まれているから、反対側がどうなっているのか、一見するだけではわからなかった。
　悟は目に付くあたりがどうなっているのか、その区画をくるくると歩いていた。平均よりもずっと長身の背丈を活かしても、やっぱりその内情は伺えなかった。

鐵製的門推開時總是會發出刺耳的吱嘎聲，那種金屬夾扣日久失修的聲響。

玖夜皺著眉，唇邊仍慣常帶著微微上揚的弧度，一手提著裝滿了玻璃瓶的垃圾袋，如常地推開吱嘎作響的門打算隨便丟一丟算了。

在門打開後的陰影處站了個人。

照理說這邊不應該會有人長期停留的，垃圾堆積的氣味、隨時可能會出現的蟲子、老鼠，雖然在員工的勤奮打理下接近酒吧的這一邊算是比較乾淨的，可平常也鮮少有人會躲在這邊。

更不用說來人身上還帶著濃烈酒氣與情慾的氣息。

玖夜並未聲張，只能從垃圾跟地面接觸後發出的聲響比平常還要來得響的部份顯示了經手人那不太愉快的心情，陰影處的人手上夾著明明滅滅的菸從後伸出手按住門，菸的濾嘴上還印著淡紅色的唇印，玖夜挑挑眉，難道是位女客人？