お犬マン2話と3話とお犬マンの設定ある日のこと。
僕がいつも通り縁側に座って本を呼んでいると、ふと視線を感じた。
顔を上げると、いつの間にかお犬マンが庭にいた。
「こんにちは、センさん」
「……」
「今日もいい天気ですね」
「……」
「ところで一つ相談があるのですが」
「……なんでしょう……」
「私、実はセンさんにお願いがあってここまでやってきたんです」
「……」
「その願いというのはですね……」
「……」
「センさんと結婚させてください」
「断る!!」
僕は全力で突っ込んだ。
「どうしてですか!?」
「どうしてもこうしてもあるか! いい加減、諦めろ!!」
「嫌です!!」
「そもそも僕は男だ!!」
「それが何か問題でも?」
「大ありだよ!!」
「大丈夫ですよ。ちゃんと女の子にしてあげますから」
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