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    いろは

    @imiroha

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    いろは

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    進撃の巨人リヴァイ・アッカーマンの短い夢です。
    夢主は付き合ってて3-4つ下のイメージです。が、年齢はあまり関係ないです。

    とても短いけど兵長に甘えたかった。
    視点があやふやかもしれない。視点を意識した書き方が分からなかったので次の課題。

    あたためて朝目が覚め換気のために暫く私室の窓を開け、身支度の最後にクラバットを巻こうとしたところで「りばい」と間の抜けた声が自分を呼ぶ。か細いそれに恐らく何度か聴き逃しただろうと思いながら足を向かわせる。
    「やっと起きたか」
    頭まですっぽりと布団を被った声の主を見て呆れた声が出た。いつまで寝てるんだと顔を顰めたところで目元だけ出した彼女と目が合う。
    「りゔぁーい、抱っこしてよ〜」
    「三十過ぎの人間が何言ってんだ」
    「寒いの。抱っこしてあっちまで連れてって」
    「いつまでも甘ったれてんじゃねぇ」
    わがままを言う彼女に呆れてはいるが、それほど悪い気はしていない。突拍子もなく予想していなかった言葉を発する彼女に興味を持ち始めたのはいつだったか。出会った頃は二十代のクソガキだったが、今も大して変わっていない。
    「寝てるのに窓を開けたリヴァイのせいだよ」
    「さっさと起きろ」
    身を屈め布団を剥がそうと手を伸ばしたら、彼女の両腕がリヴァイの首に回され引き寄せられる。伸ばしていた手は咄嗟に彼女の顔の横につき、同じほうの膝をベッドの上につくとグイグイと顔を引き寄せられた。
    「寒いからあたためて?」
    「……テメェ」
    彼女の言うあたためてが抱きしめて暖を取りたいということなのはわかってはいたが、ふざけたことを抜かしたコイツが悪いとリヴァイは思った。ベッドへと乗り上げて体勢を整えれば嬉しそうに擦り寄ってくる。せっかく正した身支度のことが一瞬頭に浮かんだが、考えるのを辞めた。するりと服の中に自身の手を滑り込ませれば、彼女の小さな悲鳴が聞こえた。
    「リヴァイ、手、冷たい」
    「さっき手を洗ったばかりだったな。こうしてればすぐ温まる」
    「あ、待って、どこ触って……!」
    「お前が温めてって言ったんだろ」
    「や、ちょっと!リヴァイ!そういう意味じゃないってばっ」
    わかってるくせにと続く彼女の唇に噛みつき言葉を飲み込ませて、ついでに自身の唾液も送り込む。暫く鼻から抜ける声を聞き、薄らと目をあければ寒い寒いと言っていた彼女の頬は先程より紅潮し、腹や腰を撫でていた手を上へと這わせていく過程で随分と体温が上がっているのを確認した。
    「は、ぁ、リヴァイ……するの?」
    「さぁな。お前次第だ」
    さっさと起きてくれねぇとどうなることか。
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    いろは

    TRAINING進撃の巨人ライナー・ブラウンの夢です。
    その後の妄想です。ライナーを前にすると語彙も思考も護身も何もかもポンコツになる元兵士の夢主。
    ライナー最後は持ち直したのかなーと思いながら書きました。不備などあると思います。夢主が退団した時期とか。考えてなかったです…。書いてみたらわからないことたくさん出てきました。

    夢主宅の玄関は海外仕様の内側に開く扉をイメージしてます。兵舎ではなく一般宅です。
    玉砕アルコールで熱くなった体を冷ますため立ち上がり窓を開ける。窓枠にもたれ掛かり夜風に吹かれて瞼を下ろすと自然とため息が出た。ひんやりとした風が心地良く感じるくらいにはアルコールが回っている。その心地良さに身を任せ目を閉じたまま暫く瞑想した。想いの人を思い浮かべる。もう数年、感覚的にはもっと会えていない気がする。寂しい。大変そうなのにいつも笑ってるとか、服の上からでも分かるほどの鍛え上げられた肉体とか、あの手はいつも温かくて、大きくて、触れたらおかしく――
    「風邪引くぞ」
    突然聞こえた声に体が跳ね目を見開いた。窓から身を乗り出せば、落ちるぞと笑った想いの人。
    「え?あ、……え?」
    「なんだよ、変なことでも考えてたのか」
    2021