燭へし不穏短編集 解説第1話「ゆびきり」
刀の意思でつけた傷は治らない、そう語る燭台切の薬指は無く、そして長谷部の薬指も無いのだという。
このことからこの2振りはお互いでお互いの薬指を切ったことが伺える。
人間は結婚をすると互いの薬指に指輪をするというが果たして何か関係があるのだろうか…?
第2話「燭台切光忠のティータイム」
燭台切はかつて気の合う同士として共に過ごした刀、そしてこの本丸にはもういないはずのへし切長谷部の名前を呼びかけながら話をしている。
その金の左眼に何が映っているのかを知る者は燭台切以外誰もいない。
第3話「へし切長谷部の宝物」
へし切長谷部の抱き枕は伊達にゆかりのある刀から作られているらしい。彼より背丈のある大きな刀、つまりは燭台切光忠の身体を使って。
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