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    しがな

    燭へしが大好きなだけです

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    しがな

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    フォロワー様から解説を読んでみたいとの嬉しいお言葉があったので書きました!第1話の解説はフォロワー様のものが完璧すぎたのでそのまま拝借しております。ありがとうございます✨第5話の解説だけ自我が強くなってしまいました。常体敬体ごちゃ混ぜです。解説書くの初めてで正解はよく分からないまま書き進めました…ちなみに第2弾も出す予定です

    #燭へし
    decorativeCandlestick

    燭へし不穏短編集 解説第1話「ゆびきり」
    刀の意思でつけた傷は治らない、そう語る燭台切の薬指は無く、そして長谷部の薬指も無いのだという。
    このことからこの2振りはお互いでお互いの薬指を切ったことが伺える。
    人間は結婚をすると互いの薬指に指輪をするというが果たして何か関係があるのだろうか…?

    第2話「燭台切光忠のティータイム」
    燭台切はかつて気の合う同士として共に過ごした刀、そしてこの本丸にはもういないはずのへし切長谷部の名前を呼びかけながら話をしている。
    その金の左眼に何が映っているのかを知る者は燭台切以外誰もいない。

    第3話「へし切長谷部の宝物」
    へし切長谷部の抱き枕は伊達にゆかりのある刀から作られているらしい。彼より背丈のある大きな刀、つまりは燭台切光忠の身体を使って。
    この本丸の刀は命が尽きると墓に入ると鶴丸は語っている。つまり命が尽きても身体は残され、それをどう葬るかはその本丸の者たちの手に委ねられるということだ。土葬するも良し、火葬するも良し、加工して半永久的に恋刀の手元に残しておくのもまた一つの方法である。

    第4話「自慰行為」
    自分を慰めると書いて自慰と呼ぶ。
    これは文字通りへし切長谷部が自分の心を慰めている話である。
    共に出陣していた恋刀が遺した破片で自傷行為をすることによって。

    第5話「揺れる陽炎」
    キャプションでも書きましたがこれは友達からもらったネタです!友達は御手杵でこの話を考えたそうですが、「焼けた刀への汎用性が高い…!」ということで燭台切でやりました。
    長月の始まり、つまりその日は9月1日。現代では「防災の日」として知られるその日は関東大震災があった日だ。そして燭台切光忠はその日徳川公爵家の小梅邸で焼けた。
    この本丸の燭台切は毎年その日になると熱に浮かされたように朦朧としてしまう。恋刀である長谷部は彼の熱が引くのをいつも隣で待っている。

    第6話「おそろい」
    長谷部の様子から迎えにきた眼帯の男とは親密な関係であることが窺える。長谷部が彼に焦がれ、同じようなものを携えたいと望み、文字通り“油を被った”と考えられる。
    その時の状況、痛み、感情は並の者では計り知れないであろう。

    第7話「君を探してる」
    その日流れたニュースでは、小学2年生の少年が失踪して半年が経過したことが報道されていた。長船光忠は小学生である長谷部と出会って半年記念だと喜び、祝いの日としようとしている。このことから長谷部を誘拐したのは長船光忠であることがわかる。
    窓を開けてもカーテンは閉めたままなのも、外の者に長谷部の姿を見られないようにするためである。

    第8話「守り神」
    この話は長谷部の語りで進んでいくが、独り言を言っているわけではなく、いつも祠で待ち合わせをしている相手と話しているのである。
    長谷部の最後の語りからその相手とはその祠に宿っている神様であり、3人の生徒が刀傷によって命を落としたことから、その祠の神が刀を携えていることが推測できる。生徒だけでなく警察も狙おうとしていることから、その神は祠ではなく長谷部を守ろうとしていることが分かる。
    神に愛された人間がどのような人生を歩むのかは神のみぞ知るところであろう。

    第9話「夜に溶ける」
    一人称が変わることから長谷部と光忠が交互に語っていることが分かる。
    光忠の言う「対岸の街は 赤くきらきら輝いている」とは空襲を受けて建物が燃え盛っていることを示している。その爆撃がやがて彼らのいる街にもやってきたが、二人は互いのことだけを見つめたままその炎に包まれていったのである。
    King GnuのIt’s a small worldという曲をイメージして書きました。
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    takekavat

    DONE同棲中な冬のリーマン燭へし。お題はまいじつ燭へしから、「猫舌の燭台切×汗だくの長谷部」。
    冬のへしは寒さですぐ鼻の周りとかほっぺたとか赤くなっちゃうと可愛いなと思う。
    うちについたら「昼はラーメンにしよう」
     長谷部がそう言いだしたのは、ある冬の休日の昼前。
    「いいね、たまには食べにいこう」
     頷いてそう応じれば、
    「俺たちの部署も最近忙しかったし、これだけ働いてるんだから外食くらい許されるだろ」
    にやりと笑って返される。燭台切が料理を好きなので、あまり二人は休日に外食をすることがない。だが最近は忙しいせいで少し億劫さを感じていたのも事実だ。それに気づいたうえでの提案だとしたら嬉しいけれど、聞いたところできっと彼は首を縦に振らない。だからそれには触れず、歩いて15分ほどのラーメン屋に向かう。


     長谷部は福岡出身なのでとんこつが好きなのだが、味にこだわりがあるようで彼が認めるとんこつを出すラーメン屋は少ない。このラーメン屋でもとんこつではなくごま醤油を頼む。それでもとても美味しそうに啜るから見ているだけで幸せになる。カウンター席の隣に座る長谷部を見ながら、僕が長谷部くんを好きになった決め手はものを美味しそうに食べるところなのかもしれない、と思っていたら、
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