べっとりついたバブルスライムに取り憑かれて、いろいろあって、
今は、後遺症で寝込んでいる。
あんなこと、言えるはずないのにお茶を運んできた未来の僕に話し出す。
悟天には言えない話し、もし遭遇したら気をつけてほしい個体がいるってこと。
毒だけじゃない、中にはとあることを刺激させるバブルスライムもいるってこと。
「バブルスライムの変態種ってことか•••気をつけないと。」
「変態は変態だけど。珍しい個体だから、サンプルは採取してある。」
起きてお茶を飲む、どくけしそうだ。
「そのサンプル?その後どうする予定?」
「腐らないように保管して、って、死んでいるからって、開けたら。」
ドロっとしたスライムの残りが未来の僕の手にべっとりついている。
「死んでるなら、何とも••••」
奪い取って、瓶煮詰めて机に置く。
「少しの細胞でも、スライムは危険だってあるんだから、お茶ありがとう。」
「あ、うん。」
僕どうした?
って、顔真っ赤だ•••
「その状態で、部屋から出ないで。」
「悟天、今日は母さんと父さんと買い物に行ってるからさ。ちょっとつき合わないか?」
そばにいたホイミスライムも未来の僕も変態スライムの毒気にあたったらしく、じわじわと近寄ってくる。
体力で勝てっこない!
「メタルスライム••••」
素早い突撃を片手で受け取り転がされて••••
「ねぇ、未来の僕!」
きつけぐすりとか、なかったかな••••
後ろにベッドで座り込む。
「もしかして、怖いのか?」
「怖いよ、だから。」
まだ仲間がいるんだからさ。
「飛ばしちゃってよ!」
暗闇から手を出す魔物に魔法を使ってもらう。
相手を遠くに飛ばす魔法。
この魔物あまり出てきて欲しくないので、直ぐに帰ってもらった。
「窓が••••」
危ないサンプルは厳重保管にして、窓を直し終えるところで、未来の僕が空から降り立つところを見る。
どうやら落ちたところは湖らしい、びしょ濡れまではいかないが、服が湿っている。
「大丈夫?」
「何で飛ばされたのか記憶があいまいで、浮かんでたところをホイミスライムが運んでる最中で。」
「ごめん。」
「何で?あ、窓••••サンプル。変態だな、ここの俺は。」
「違う!研究材料のサンプルを開けたのは。」
「悟天が開けてたら、どうなったのか。」
悟天、
「はっ••••」
「風呂行ってくる。」
「うん。僕も行く•••」
その時、僕も毒気が抜けてなかったようで••••
どうなっちゃったのか?