「暇です悟飯さん••••」
早朝から来たのはトランクス大きい方、これから父さんと一緒にトラクターの試験運転があるというのに。
そうか!
「悪いがトランクス、父さんと新しいトラクターの試験運転に付き合ってほしい。」
「昨日届けたっていう、うちのですよね?悟空さんとやってると、修行なんかも付き合えって言われそうで。」
「いいじゃないか、前の話だと勇者なんだろ?悪〜い魔物退治の時に大変じゃないか。」
勇者は、ひとりで戦うみたいだし。
「わかりました。様子を見ながら付き合ってきます。」
ひとり目はこれで父さんに••••
「悟飯さーーーん、今日はいないのこっちの小屋に?」
キョロキョロして入ってきた、ちびトラ。
「今日は母屋かな。」
さて、どうしようか•••••
「んじゃあ、オレそっちに行く。」
「待て、トランクス。行かないほうがいいぞ今日は•••」
「え?」
「何でこっちにこないか考えてみろ、あっちでは今、」
「な、何?」
「学生悟飯との勉強会が行われている。それでもいいなら、どうぞ。」
ふふふ
そんなことはない
今日は母さんと手作りクッキー作りのはずだ。
あっちの俺の情報だ間違いない。
「あ、うん。帰るねーーー」
「ああ、バイバイ。」
慌てて帰っていくちびトラを見ながら
「これでよし。」
と心の声が出る。
こんな日は、出来立てクッキーを持って、魔物たちも一緒に連れて
原っぱに行きたいな。
って、
俺の心はウキウキしている。
こんなに晴れたいい日だから。