何故か説得力のある不思議な気分にさせる言葉だ、選択肢に「仲間になりますか?」と出てきたら、間違いなく「はい」と言ってしまいそうだ。
今、悟天の中に入っているギニューは思う。
当の悟天は悟空の体の中にいて、楽しく遊んでいるところである。
今日まさに悟空が悟天のために呼んだトランクス。怪しいなんて思いもせずに剣の修行をさせ始めていた。
カエルがぴょんぴょん。
悟空も真似してぴょんぴょん
「あの、悟空さん••••」
「あそんでるだけだよ〜トランクスさん。」
声は悟空さん?はて、中身は•••••まさかの
「貴様がベジータの息子だな!」
「そうか!ギニューだな!」
かん高い悟天の声でそんな言葉•••••
「お前の身体を、」
「まだカエルくんダメだよ、め!」
「•••••わかった。」
「え?」
悟空悟天の言葉に悟天ギニューは抑えきれない気持ちがある。
トランクスは色んな未来を渡り歩いてきてもちろん、自分自身もチェンジされた記憶もあるようなないような?それにもかかわらず、ギニューの素直さに驚きは隠せない。
「なかまになってくれる?」
「わかった。」
悟空の声で悟天が言うと素直にそう答えた。
その後
「おとうさんのからだがいいいいいーーーー」
「ケロケロケロケロケロケローーーーー」
けっこう大騒ぎで幕が下りる?
「悟飯さんたちも困っちゃうから、悟天くんね。」
「プンスカ」
「チチに叱られるのオラだぞ」
「プンスカ、カエルくんは?」
喋れないんだけど意思疎通は悟天ともできるということで、スライムファングというスライム系の魔物の身体を借りることになり名前も
「ぎにゅちゃん。」
と、悟天から呼ばれるようになったのである。
特徴は青いスライムに水掻きのような手と鋭い爪、髪のようなモサモサいている茶色の毛が生えている。
「まる、そんな事があったなんて、僕はけしからんですよトランクスさん。」
「未来さんには言わないほうがいいですよね。」
「幼い記憶のほうがあると思いますから、ナメック星でのあの記憶•••••はぁ••なぜ、僕が悟天の中にいなかったのか、残念です。」
「オレがいたら•••••(そうか、そういうことも。)」
そんな話が続いているなど、悟天も未来悟飯も知ることなどなかった。
新しい仲間が加わったことは一つの話の出来事である。