8月に入った
7月の暑さに体も心も滅入りながら、スタミナつけてのカレーを作り終えてソファーで休んでいるところ
もうすぐ
田舎の七夕になる
七夕の日に何を祈っていたかは世界平和だった。
そんなあの頃から、不思議な青年に未来と俺の運命を変えられて過去のこの場所にいるのも
これも平和になった未来で最初に七夕に書いた「再び会いたい」という言葉だったことは、心のうちにとどめておくも、それが叶ってしまったこの世界で世界平和?のところもあるけれど平和的穏やかに過ごせるなんて
「ピッコロさん、平和っていいですね。」
「ん?急にどうした?悟飯。」
「えっと、悟天と過ごせている平和な世界っていいですねってことで。」
「そうだな、出会うはずのない二人だったからなっ。」
未来では弟はいない
トランクスが弟みたいな存在で修行や生きることを教えていかなければならなかったから。
今は彼女がいるということで、いちど見せに来てからそういえばもう来ないようだ。
いろんな時間軸で枝分かれしているトランクスの旅には、きっとこの世界のことは記憶には残らないだろう。
「特異点っていうんですよね?トランクスのこと。あ、父さんもそうなのかな?」
「トランクス、未来のトランクスは時間干渉を受けすぎているからな、別の場所でどう過ごしていてもトランクスだ。場合によっては個体が複数存在していても混乱しないで記憶共有はできるだろう。ただし、世界主の元の下での話だ。急にどうした?トランクスに会いたくなったのか?」
「違いますよ、世界主の元の下ではどんな俺がいるんだろうな〜ってとも思うんです。ピッコロさんも誰かと一緒だったり、、、とか。」
そこにいるのはどんな俺なのだろうか?
七夕か、、、、
懐かしいなあ〜
誰もいなくなってしまった世界では、そんなことみんなでできることなかったから。
嬉しい
ホイミスライムたちは飾り付け忙しそうだし、悟天は飾り作っているし、、、、
俺は?スライムタワーたちと竹探し。
「未来の僕〜いい竹、お父さん採ってきましたよ〜呼びに来たんですから、早く帰りましょう。」
空から降りてきたもうひとりの俺、学生でありモンスター研究をしている魔物使い。
知らないそんな職業?なんて。
父さんが住んでいたはずの惑星ベジータ健在で、祖母と祖父と嫌な思い出の叔父は生きているというし、ベジータさん一家は歴代の勇者の家系で?勇者?って、、、
まあ全て飲み込んで、ここにいるんだけど。
未来から来たトランクス、生きていたんだな〜っ感傷にひたる間もなく、悟天にちょっかいを出しはじめるから、俺とここの俺と魔物たちで守ってる。
平和?な、変な世界だなって思っていたけど
「はあ〜」
「わかります、お父さんはいつも分担ってことができずに勝手に行動するんだから。半分のスライムたち運びますから、あとよろしくお願いします。」
「わかった。」
小さい悟天を良い方向の魔物使いにってのが父さんと母さんの願いだから、俺もここに来たからには協力しないとな。
足の方から服を掴んで肩まで登ってくる、ピッコロさんにそっくりよりぽっちゃりした分身分霊?の飯コロ(名前はつけた)さん。
右手にスライムタワーを数えてっと三匹いるかな、よし家まで出発だ。
俺も早く悟天に会いたいな。
左手を擦りながら、ピッコロさんと同じ皮膚にいつもドキッと心が鳴る。
父さんとピッコロさんの提案で俺の無かったはずの左腕は動いている。
今は未来から来たトランクスが俺の腕を隠すための装具を作ってくれていた。
トランクスには感謝しかない、、、
俺の頭の上には誰にも見えないはずであるが小さな神龍がのっている。
ドラゴンボールで元の世界に帰るはずの俺だったが、なぜか今は父さんも母さんもピッコロさんもいる世界にのんびりと?暮らすことになった。
修行も大事でつけてもらっている
時々来る未来のトランクスとも話をするようになったこと
父さんの遠い親戚?になっているとか
同じ悟飯がいるから、俺はここでは「みらい」さんと呼ばれていることとか
色々あるけど不自由なく暮らしている。
いちばんは、ピッコロさんといつも一緒にいることができることだ。
左腕の欠損部より先はピッコロさんと同じナメック星人の腕、最近その部分を伸ばせるようにもなってちょっと戦い方を変えていけるようにも。
ここの俺には悪いが、ピッコロさんは譲れない。
俺はピッコロさんが大好きだから
それぞれの世界の出会いは、、、