Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    うみ 海未

    よろしくお願いします

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 23

    うみ 海未

    ☆quiet follow

    吸血鬼の末裔タルタリヤと財閥の御曹司で学級委員を務める鍾離の二人だけの不思議な学園物語。

    二人は由緒正しい御曹司様♪ーこれは二人だけの学園物語。


    タルタリヤと鍾離が出会ったのはタルタリヤが転校して来たことがきっかけだった。

    教室に入り、自己紹介を済ませた転校生はタルタリヤと名乗った。

    俺は生徒会でもあり学級委員長であるから教師からタルタリヤを部活の案内を頼まれた。

    初めてのことだったので少し戸惑ったが、困っている生徒が居たら放ってはおけない。

    部活案内をしながら、俺はタルタリヤに「困ったことがあれば俺に言ってくれ」と一言、言ってやった。
    タルタリヤは初対面なのか少し静かであまり喋ろうとはしなかった。

    だが、サッカー部やアーチェリー部の部活案内をしていると興味津々で俺に話しかけてくる。
    俺はそれなりに答えてやるが、その日はまだ本格的には入部するとまでは言ってこなかった。

    何故か声を上げて騒いでしまったのが恥ずかしかった様子で真っ赤になっているが俺は「まだ慣れないのなら無理しなくていい。」と言ってやった。
    タルタリヤは少し明るい顔になり俺は「困ったことがあったらなんでも聞いてくれと」言った。

    何故かタルタリヤは二人で教室に戻ったときにまじまじし始めてはこう言って来た。
    タルタリヤ「ねぇ、君はこの世に吸血鬼がいると思う」
    鍾離「何をバカなことを言っているんだ、この世にそんな変なことあるわけないじゃないか」

    タルタリヤは暫く黙ったまま顔を真っ赤にしている。
    鍾離「でも、そんな不思議なことあってもいいとは思うけどな。俺もそんな浪漫あっても悪くないとは思う。」
    タルタリヤ「ねぇ…聞いて…くれるかな」
    鍾離「なんだ、困ったことならなんでも聞くぞ」
    タルタリヤ「もしさ、もしさ、俺が吸血鬼だったら…どうする…」

    鍾離「何を言っているんだ?お前は人間だろ…吸血鬼は確か…血を吸われた人間は…吸血鬼になると聞いたことがあるが…お前はれっきとした人間だ。」
     
    タルタリヤ「あんたは優しすぎるんだよ…生徒会長だが学級委員長なんだが知らないけど…俺は…俺は…吸血鬼なんだよ…」
    鍾離「何を寝ぼけている…?」
    タルタリヤ「言っただけじゃわからないよね」
    といいタルタリヤは鍾離に近づいてきた。
    鍾離「何をする!」

    タルタリヤ「見ればわかるでしょ?血を血を吸うんだよ…口でわからないのなら体でわからせてあげないとね…」
    タルタリヤは鍾離の衣服を肩が見えるまで大きく広げて「大丈夫痛くしないから…」と言って優しく吸ってきた。
    タルタリヤの刃が刺さった音と痛みがじわっと来て熱いものが後から来て気持ち良いほどの快感を覚えた。

    タルタリヤ「貧血になるからこれくらいにして…と」

    鍾離「本当に吸血鬼というのがいるものなんだな…」と言いつつも息を荒す。

    タルタリヤ「そうだよ、俺は吸血鬼だよ、だから普通の人間と同じことができない…彼女にだって振られて女性恐怖症になっちゃったし…」
    鍾離「そうだったのか…」

    タルタリヤ「最近血を求めてなさすぎて我慢できなかった…」と泣き始める
    鍾離「俺は誰にも言わないし、必要としてくれるなら俺の血を飲んでくれても構わない。」

    タルタリヤは嬉しそうに「いいの?」と疑問に思いつつも返してきた。

    鍾離「困ってる生徒がいるなら助けないとな」
    タルタリヤ「そんな気でいたら、あんたの体がもたないよ。」クスッと笑った。

    鍾離「少しでもお前に貢献できたならそれでいい」

    タルタリヤ「あったって…優しすぎんだよ。」
    鍾離「学級委員長としての責務を果たしてるだけだ」
    タルタリヤ「仕事熱心なのはわかるけど体には気をつけてよ、色んな意味で。」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator