おわりにぜんぶ真夏の夕方。
「うち来る？」
迷子の子猫に話しかけるような声で聡実は問いかけた。
「おっさ…お兄さん、いくつ？」
「45」
「えぇ、見えへん…」
狂児は素直に驚きの声をあげた。
「年下扱いされ続けた結果かな、いつも実年齢より若くみられんねん。結構気にしてんねんけど、一向に追い付かんな年齢に…」
「ええことやん、若いの」
「そうとも言えへん。ほんで、うちくるか？」
「あぁ、えっと…残念やけど俺男無理やねん。ごめんね」
「行くとこあんの？」
「ないねんけど、まぁどっか当たってみるわ」
「見つかるまででもええよ」
「あぁ、うん。」
「いやなら無理強いは出来へんけど」
「ちゃうねん、あんな、男のお兄さんにお礼したくても俺上手に出来へんねん。ていうか無理やねん、さっきも言うたけど。何もせん奴が家におるだけやったら邪魔やろ」

人狼をするエーデルローズ新入生簡単な設定・用語
※人狼のルールは、これが正しいというものではありません。

市民側
シン　市民
ユキ　占い師
毎晩一人を指定して役職を占うことができる。人狼、妖狐であった場合はそれぞれの役職名が出るが、他の役職は一律して市民と出る。
ミナト　狩人
毎晩人狼の襲撃から一人守る。自分を守護対象にはできない。
ユウ　用心棒
夜に一人指定した人を人狼等の襲撃から守ることができる。自分を守護対象にはできない。
村人陣営は、人狼を見つけて処刑することが出来れば勝利となる。

人狼側
タイガ　人狼
毎晩一人を指定して襲撃をすることが出来る。
人狼陣営は、村人と1:1の人数比になれば勝利することが出来る。

第三者陣営
カケル　ペテン師
どっちつかずの役職。毎晩どちらの陣営に付くかGMに伝える。付いている陣営が勝利すれば自分も勝利となる。