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    iketodo

    @iketodo6

    腐/夢/i7/IORI/R18 有 /練習中

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    kumo72783924

    PROGRESS魁のパート。ビール飲んでる。
    流心〜ドイツ編〜魁1
     十一月のドイツは想像以上に寒く、訝しがりながら持ってきたダウンが大活躍だった。見るもの全てが痛いほど新鮮に映る中、隣で穏やかに微笑む恋人が旅の緊張を解してくれる。距離も時差も超えて、こうして二人並んで歩くだけでも、思い切ってここまで来て良かったと思うには十分だった。
     ターミナル駅からほど近いその店は、入口の様子からは想像出来ないほどに中は広く、何人もの客が酒とおしゃべりに興じていた。柱や梁は艶のあるダークブラウンで、木製のテーブルや椅子が落ち着いた雰囲気を醸し出している。ぐるりと店内を見渡したときに目を引くのは、なんと言っても大きなビール樽だろう。その樽から直接ビールが注がれたグラスをびっしりと乗せて、店員がお盆を手に店内を動き回っている。その様子に目を奪われていると、店員の一人から“ハロー”と声をかけられた。こちらもひとまず“ハロー”と返すと、何か質問を投げかけられたようだったが、生憎俺は返す言葉を持ち合わせていない。助けを求める間もなく楓吾が最初の注文を済ませ、席に着くなりビールが二つ運ばれてくると、ドイツに来て初めての食事が始まろうとしていた。ふと向かいに目をやれば、赤銅色に染まるグラスの向こうで楓吾が再び店員と何やら話している。ガヤガヤと騒がしい店内で異国の言葉を話す恋人は、まるで別人のようだ。ひょっとして、話す言語によって人格も多少は変わるのだろうか。俺の知らない楓吾の一面があるのだろうか……そんなことを考えながら二人のやり取りをぼんやり眺めていると、楓吾がこちらに向き直って言った。
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    狭山くん

    TRAINING2022-08-30/汐見♂と汐見♂に初恋を奪われた女の子の話。年下の女の子を下心一切無しで可愛がる空閑汐♂である。
    空閑汐♂デイリー【Memories】30「お嬢、他には何か見たいものあるか?」
     柔らかな声がハンナ・シェルツに降り注ぐ。幼い頃に一度だけ出逢った初恋の人は、優しげな笑みを浮かべてシェルツを見つめていた。オジョウ、というシェルツからしてみれば異国の響きを持つ言葉でシェルツを呼ぶその人は、彼女の最短最速で始まり終わった初恋を知ってか知らずかこうして時折シェルツを連れ出し積極的に財布になろうとする。
    「見たいものあるって言ったら、アマネさんまたすぐ買ってくれちゃうじゃないですか……!」
    「まぁな。何か楽しくなってきて」
    「その財布はヒロミさんに開けて下さいよ……」
    「正直あっちはネタ切れだ。お互いあんまり物欲ないからなぁ」
     地球に帰った時ツーリングする為にヒロミの分もバイク買ったら怒られてな。重ねられた汐見の言葉に思わずシェルツは頭を抱えていた。普段散財しない上に、危険手当だの飛行手当だのが加算されてそこそこの高給取りである汐見は堅実な貯蓄をしているらしい。らしいというのは、シェルツに対する財布の紐の緩さを見ていると信じられないので。
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