ゾサクタクタだ。何も考えたくないし、動きたくもない。
そんなことを考えながらサンジは、ぼすん、とベッドに飛び込んだ。きっと目を瞑ればすぐ眠ってしまえるだろう。
今日もうちのクソゴムが喧嘩を買って雑魚の相手を沢山したのだ。きちんと睡眠を取り、疲れを癒して明日に備えた方がいい。
ウトウトと明日を考えていたサンジだが、すぐに眠ってしまった。
「ん…」
微睡みの中で少し体に違和感があることに気がついた。
初めは夢の中で犬になって、腹を撫でられているのかなどと寝惚けたことを思ったサンジだが、次第に腹ではなく、胸や下腹部にそれが移動した時意識が覚醒した。
「…何してんだよこのクソマリモ!!頭イカれちまったのか!」
「ようやくお目覚めかエロコック。全然起きねえから、プリンセスみたいにキスして起こしてやろうと思ってたところだ」
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