800字小説練習(SB69)「冬のお祭りもとってもプレシャスだね、マカロンちゃん!」
祭り会場の入口でMIDICITY中の憧れの的であるシュウ☆ゾーが両手を広げ、テンション高く隣のピグマカロンに話し掛ける。
周りの空気は冬らしく冷たいが、空から昼間の太陽が優しい陽だまりを注ぐ。
「そうですねー。でもいいですか、シュ……じゃなかった、ゾーくんッ」
ピグマカロンが教師のように人差し指を立てて眉を吊り上げた難しい顔を近づけ、注意をする。
「変装して此処に居る事絶対バレちゃダメですからね! ミーとの関係も分かっちゃうし、皆パニックになりかねないんですからね!」
「ふふっ、そんな顔も出来るんだね、とっても可愛いよ」
「全然聞いてなーい!」
「きっと大丈夫だよ、さあ行こうか」
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