審眼知らないフレンズに東を見せたら月経重そうと言われて書いた健全杉東「ちょっとコンビニ寄るよ」
僕は同乗者たちの同意を待たず、ロードサイドのコンビニにハンドルを切る。
「どうした、また便所か」
「腹の調子悪いのか杉浦」
助手席に座る海藤さんが怪訝そうにすると、後部座席の海藤さんがデリカシーの無い事を大声で言う。
「サイテー、セクハラ」
「なあに言ってんだ野郎のくせに」
ガハハという豪快な笑い声を背中に、僕はそそくさと車を後にした。
今月は少し早く来た。比較的規則正しいほうだけど、それでも予定日と2、3日のずれはある。ぎりぎりまだ大丈夫だと思ったから、最低限の用意しか持ってきていない。生理用品だけならコンビニで調達出来るが、痛み止めはそうも行かない。ナビでドラッグストアを探したけれど、ここは田舎の郊外でそう言う店は見つからなかった。
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