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    なつ402

    主に継続組のcp
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    なつ402

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    DSカラキラss
    角砂糖10個くらいの甘さ
    何でも許せる方向け

    DSカラキラss


    「看守さーん、これ!」

    牢の隙間から差し出される手紙


    囚人は月に一度だけ手紙を書くことが許される
    特にキラーのように、誰かと暮らしていた囚人は手紙を書くことが多い


    「ああ、しっかり届ける」

    囚人達の手紙は決まった場所で保管され、封筒に書かれた宛名の主に届けられる
    しかしキラーの封筒には決まって宛名が書かれていなかった

    一度「宛名がないと届けられない」と伝えたが、改善されることはなかった



    原則、手紙は勝手に見てはいけないのだが
    今回は封筒に紙だけではない厚みがあった

    (もしかしたら危険物が入ってるかもしれないし…、確認するくらいなら、いいよな?)




    おそるおそる封筒を開け、便箋を開く


    “看守さんへ
    名前がわからなくて、今回も封筒に宛名が書けませんでした
    もしこの手紙を読んでくれたら、次こそは名前を教えてほしいです。

    今日の庭での作業中、大きい花を見つけました!
    看守さんにも見せたかったけどその場に居なかったので
    押し花にして便箋に貼りました!

    キラーより”


    キラーの名前が書かれた下に大きな赤い花が貼り付けられていた
    便箋の不自然な厚みは花による物だった


    (前回も、前々回も封筒に宛名が書かれていなかった…、もしかして…)


    訳ありで届けられず保管してある手紙の束から、キラーのものだけを取り出す


    全て、カラーに向けられた物だった



    自分に向けられた手紙を手に持ち部屋を出る


    「あ!看守さん!さっきぶりだねー」

    「カラー」

    「へ?」

    「看守さんじゃなくて、カラーだ」


    キラーはカラーの手にある紙の束に視線を落とす


    「…手紙、読んでくれたんだ……、カラーくん!」



    次の月

    「これよろしく!ちゃんと届けてね?」

    「あぁ」


    差し出された便箋を受け取る



    “カラーくんへ”
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