1章一話小さい頃から友達が居なかった。
いつも教室の隅でみんなを眺めていた
そのくせ運動も出来ないし取り柄もない…そんな僕は気づけばもう高校二年生になっていた。
リリリリリリリリ!
僕;「ううん…?うるさいな…」
目覚まし時計を切る。
カチッ。
僕;「今日もまた学校か…辛いな…。友達も出来ないし…」
お母さん;「ご飯できたわよー」
胸の中のわだかまりがどんどん増えていく。でも、僕みたいなやつに限って体は丈夫にできている。
僕;「はーい。今行く」
タタンと階段を掛け下りる。
僕;「あ、兄貴」
清;「俺のことは兄貴ではなくしん兄ちゃんと呼べと何回も言っているだろう!」
僕;「分かった…」
清;「なら良い!ほらさっさと席につくんだ!折角のお母さんの料理が覚めてしまうからな!」
751