ゆいあき同棲ネタ※由比大学3年生、明大学2年生くらいを想像して書いてます
※ふんわりした設定で書いたのでふんわりした気持ちでお読みください
「あれっ?」
暮らし始めて二年経った1LDKの見慣れたキッチン。お風呂上がりに飲み物を取ろうと冷蔵庫に向かい、何気なくシンクに目をやった瞬間視界に飛び込んだ光景に思わず声が漏れた。
ちょうどシンクの向こう側、カウンター越しのダイニングテーブルで夕飯を食べていた彼──恋人の猫屋敷由比に、驚きのまま声をかける。
「猫ちゃん、全部食べちゃったの!?」
俺の言葉を受けた彼はちょうど今晩の献立だった肉じゃがの最後のひとくちを口に運んでいるところで、俺が言い終わるのと猫ちゃんの口が閉じるのはほぼ同時だった。
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