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    砌九朗

    @UTpsycho_crow
    色々描いていきます
    …多分

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    砌九朗

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    サニーさの昔話だョヲ!

    #戦時中swap博士
    dr.SwapDuringTheWar

    らーんらーらー♪るーんるーるー♪(タイトルBGM)むかーしむかし
    サニーさんと言ふ すぺしありてぃナょ
    モソスターが おリますナこ!
    (以下標準語)

    サニーさんは地上にある小さな村で
    大好きな家族や仲間達と
    暮らしていました
    毎日くるん ぱるんと踊っては
    畑で野菜を育てたり
    お家でなんやかんや発明したり

    とりあえず楽しく暮らしていました

    …そんな平和で小さな田舎の村にも
    人間とモンスターとの
    戦禍の兆しが近付いていました

    あるよく晴れた朝
    サニーさんは村の外の森へ
    遊びに行きました

    虫を追い 薬草を摘み
    木陰で読書を楽しみ
    花畑で踊りまくり
    泉で汗を流し お弁当を食べて…

    お日様はすっかり西へ傾いていました
    サニーさんは急いで帰路につきます
    森を抜け 緩やかな丘を登り
    いよいよ村まで後は一本道

    しかし、ふとサニーさんは
    足を止めました

    「夕陽に照らされて赤く染まり
    夕霧に包まれて霞む私の愛しい故郷
    大好きな景色!」

    でも、何時の色とはどこか違いました

    照らしていたのは 紅蓮の炎
    白く霞み掛かっていたのは


    …炎で生まれた上昇気流により
    舞い上がった家族や仲間の塵でした

    サニーさんは必死に生存者を探しました

    入り口付近は
    優しいお花屋さん…だった

    そのお隣はいつも
    おまけしてくれたお弁当屋さん…だった

    角を曲がれば
    ちょっと格好い本屋さん…だった

    ほら、あそこは私と家族のお家
    …だった

    …誰も 居ない。

    …誰も

    サニーさんの足は村の中心に向かいます
    ふと、そこに人影の群れが見えました
    思わず走り出して躓いてしまいました
    人影の一つがサニーさんの前で
    しゃがみ 語り掛けました

    …それは人間たちでした。

    [まだ、生き残りが居たんだな]

    サニーさんは尋ねました
    何が起こったのか
    村の仲間や家族の事
    人間たちの事

    [ああ、そうだなぁ… …。
    悪ーいドラゴンがやって来てさ
    村の皆さんは全滅したよ
    俺たちがドラゴン?を追っ払ったけど
    また戻って来るかもしれないから
    君も俺たちと一緒においで?]

    手を差し伸べて
    答える人間たちは何処か薄笑いを
    浮かべているようでした

    「家族…私の家族はもう…居ない…?
    会えないの…?みんなにも…?」

    サニーさんの心は今にも 砕けてしまいそう
    そこで人間たちは良いことを
    教えてくれました

    [大丈夫!居なくなった分、
    君がまた作ればいいじゃないか!
    俺たちも手伝ってあげるよ!
    さあ!行こう!]


    この時からサニーさんには夢が出来ました










    絶対に叶うことはない。



















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    izayoi601

    DONE思いついたので一人飯するじょしょどのの話。台詞などでも西涼二直の中ではじょしょどのが一番食事好きな方かなと妄想…脳内で色々分析しながら食べてたら良いです…後半は若も。庶岱と超法前提ですがもし宜しければ。ちなみに去年の流星での超法ネップリと同じ店です。
    早朝、一人飯「これは、まずいな……」
     冷蔵庫の中身が、何も無いとは。すでに正月は過ぎたと言うのに、買い出しもしなかった自らが悪いのも解っている。空のビール缶を転がし、どうも働かない頭を抱えつつダウンを着るしかない。朝焼けの陽が差し込む中、木枯らしが吹き付け腕を押さえた。酒だけで腹は膨れないのだから、仕方無い。何か口に入れたい、開いてる店を探そう。
    「……あ」
    良かった、灯りがある。丁度食べたかったところと暖簾を潜れば、二日酔い気味の耳には活気があり過ぎる店員の声で後退りしかけても空腹には代えがたい。味噌か、塩も捨てがたいな。食券機の前で暫く迷いつつ、何とかボタンを押した。この様な時、一人だと少々困る。何時もならと考えてしまう頭を振り、カウンターへと腰掛けた。意外と人が多いな、初めての店だけれど期待出来そうかな。数分後、湯気を掻き分け置かれた丼に視線を奪われた。
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