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    公開らくがき帳としてだけの存在意義。気配りしません。見るも見ないもご随意に。
    描きたい時に描きたいものを描く。公開の事実が自分を強くする。
    シェア遠慮無用、無断転載・無断利用・AI学習禁止
    練習としての模写スケッチも混在しています。

    《2023年1月以降の全作品にタグ付け済》
    ##雑多 →バレ無しジャンル不問の雑多ならくがきを放り込んでいる場所。現行のものはピン留め中
    ##タイトル別 →同一タイトル絵の類をまとめている場所。不定期に更新することもある
    ##ディスプレイ →ディスプレイ一覧
    ##未分類 →上記に当てはまらないもの

    ☆quiet follow
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     キタノ・ディストリクトの空は、今日も黒雲に覆われている。ネオサイタマの風物詩、降りしきる重金属酸性雨をフードでやり過ごしながら、男は地下商店街へ足を踏み入れた。黒のフード付きレインコート、黒のレザーパンツといった出で立ちである。その目は虚ろであった。
     フードの男はスタスタと歩き、突き当りの店にたどり着いた。シャッターは閉まっており、「アカチャン」「そでん」などと書かれた錆びついた看板がかつての栄華を思わせる。フードの男はシャッターをドンドンと叩いた。その音に反応して出てきた別の男が一人。中から出てきたのは、タキと呼ばれるハッカーだ。年齢はハイティーン。腕はそこそこ確かであった。タキの外見はその辺を歩いている貧しい高校生のそれと大して変わらず、着古したダメージジーンズに、底の擦り切れたバスケットシューズを履き、払い下げのアーミー系リペア・テックコートを着ている。ぼさぼさのブロンド髪の奥にある青い目は寝不足のクマに覆われ、疑り深そうだ。
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