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    _jewelry_angel_

    ゆる

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    設定資料出る前から書いてたキスキルリィラ※未成年性交

     神様ってヤツがいるならそいつは私のことを見て笑ってるんだろう。
    「ハァ…⬛︎⬛︎⬛︎ちゃん…いいよ」
     ヨダレを口から垂らしたデブのオヤジの上で腰を揺らす私。おもしろい以外の感想がわかないけど、金をもらっているので適当にあんあんとか言ってやる。
     私は十六歳、このオッサンは犯罪者。そう分かっててこうしてる私も悪いヤツだけど、私のクソオヤジが酒だパチンコだと金を求めてうるさい。補導されそうになったらお父さん早く行こうと言ったら大抵黙る。
     まともって何なんだろうな。渋谷や新宿で見る友達と遊ぶ女子高生になってる年齢のはずなんだけどどういう因果か膣ドカタをして私は金を稼いでいる。
     それでこの変態がちんこからなんか出した後は決まって説教が始まる。
    「ダメだよ、こんなことしちゃ。まだ若いんだからさ…」
     うるせーしらねー。んなこというなら金だけ渡せ、親との縁を切らせろ。そういうんを適当にケアして私は朝方家に帰る。
     いびきをかいて爆睡中の父、ろくに働かない。母親は私が小さい頃、他の男を作って出て行ったらしい。じゃあ施設にでも入ったほうが百万倍マシだったんじゃね?しかしこの親は私を金儲けに使っている。さっきもらった四万円をテーブルに置いて酒の瓶やら缶を片付けてオヤジの隣で眠る。この六畳一間は親子二人で暮らすには狭すぎる。このまま死体になれますように。そう願って毎日眠るが叶わないのが人生の辛いところだ。
     
    「オイ一晩働いてこんだけか?!死ね!」
     眠り始めて多分二時間、父親の怒りで目が覚める。ついでにくせぇ足でほっぺと腹を蹴られる。お前が死ねよと思いながらごめんなさいとずっと言ってる。殴る蹴る髪を引っ張る、毎日同じ罵倒を聞きながらそうされる。酒瓶で二回くらい殴られて頭から血が出た。あーあ、売りもん傷つけて楽しいかよ。本当に死んでくれ。
     その後、稼いで来いとそのまま家の外に放り出されたのでSNSで可哀想な家出少女を救ってついでに金をくれるヤツを募集する。頭から血がダラダラ出てるのがようやくおさまったが頭は痛い。病院は高いから行けない。ポケットに入ってた200円で山手線まで出て、ぐるぐるしながら寝た。SNSの募集に一人ひっかかったので駅に向かう。
     待ち合わせにいたのは至って普通っぽいサラリーマン。誰かの親なんだろうか、だとしたら子供がかわいそうだな。心を無にしてちんこをしゃぶった。
     その後また一人会って心を無にしてセックス、そして明け方家に戻り最初に戻る。
     今日は山手線じゃなくて図書館に来てみた。意外と本も好きなのだ。でも身分証がないから本は借りれない。入り口に並ぶファッション誌や新聞はなんだか遠い世界の話みたいで怖い。でも本は昔の話とかもあるからそういうもんと思って読みやすい。あと辞書。辞書をあ行から眺めていると良い感じに心を無にできる。
     そうして閉館の音と共に大久保公園へ繰り出し男と寝て稼ぐ。
     今日はまだ拾ってくれる人いないんだよな、そこから一人拾えて夜中にまた新宿駅に立ち尽くす。すると若い女を連れた若手社長みたいのに絡まれた。
    「ダメだよ、君みたいな女の子がこんなとこにいちゃあ。親御さんが心配しちゃうぅ」
     何だこいつ、説教は間に合ってるんですけど。
    「社長、酔っ払いすぎですよ〜ほら、帰りますよ」
     連れの女は社長をよしよししながら私をチラッと見る。ちょっと大人っぽい服を着てるけどキャバとかの女なんだろうなとボーッと見つめ返した。
    「君、家出少女?それともトー横キッズ?どっちにしろダメだよ、こんな時間は」
    「…」
    「家、帰りたくないの?」
    「うるせえっつってんだよ、クソババア!」
     無言で通り過ぎようとしたらまだ声をかけるからイラッとして言い返してしまってハッとした。女はきょとんとした顔をしたが顔はみるみる明るくなる。
    「じゃあさ、ウチ来なよ。ウチってか今日は社長ん家だけど」
    「はぁ?」
    「あ、でも誘拐とかにならないかな?まあいいか!女の子同士だし。終電出ちゃうしいこ!」
     女は片手に社長、もう片手に私を引きずりずんずんと改札を通った。
     電車を乗り、駅前のタワーマンションに女は慣れた手つきで入った。流石にこんなのは入ったことない。受付嬢がおかえりなさいませと言うのに女はいつもご苦労様と笑顔を振り撒く。
     エレベーターは長かった。こんな上の方、行ったことない。玄関を入り女は社長を寝室にぶち込んだ。君はこっちだよと私をリビングへ通す。リビングは全面ガラス張りで東京の夜景が見れた。
    「…きれい」
     私はいつもあの辺の地べたにいる。ゴミだらけの地面に立っている。でも上から見たらこんなに綺麗だなんて思いもしなかった。
    「キレイだよねー、みんなの残業がこの夜景を作ってるんだなあ」
     女は冷蔵庫から缶を開けて飲んでいた。
    「君の名前は何て言うの?どうしてこんな夜中に?」
    「…」
    「って、私から名乗るのがマナーか。私の名前はキスキル。社長に名乗ってる源氏名は違うけど特別に教えちゃう。それで君の名前は?」
    「…言いたくない」
     急に不安になってきた。朝になったらまたあの地べたに戻らなきゃいけないから。
    「そっか。じゃあね、リィラって呼ぶね」
    「…リィラ」
    「これは特別、私の半身。私、本当は何千年も生きてる悪魔なんだ」
    「…え?」
     急にファンタジーの話をされてびっくりした。悪魔?何だそれ。
    「シュメール神話って分かる?その神話の頃から生きてるんだ。ギルガメッシュに殺されかけてねー」
     つい昨日のことのように話しているが、ギルガメッシュって昔の人じゃ。何で知り合いみたいに話すの?やっぱり悪魔なのかな。
    「でさ、リィラはどうしてあんな夜中の新宿にいたの?トー横キッズでもないよね」
    「お金…」
    「うん?」
    「お金、明日の朝までに用意しなきゃお父さんに怒られちゃう」
    「あー、パパ活か。じゃあさ、私と来なよ。今よりずっといい生活させてあげるからさ」
     なんという誘惑、これがクモの糸というやつか。そんなうまい話があるか、そもそも自分を悪魔とか。妄想癖?
    「かわりにさ、私と一緒にして欲しいことがあるんだ」
    「…犯罪とかですか」
    「配信と怪盗」
    「配信?怪盗?」
    「そう!バ美肉したいの!今でも充分美少女だけどバーチャルでも美少女になりたいの!てか配信とか楽しそうじゃない?世は大配信時代だからな!それと怪盗は裏でやったらキャラ付け完璧じゃん」
     
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