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    morisalt3

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    morisalt3

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    星の祝祭Ⅱにて展示されていた、ばりこさん(サークル名:五体投地)の素晴ら小説(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18884219)の感想です。
    白狼軍兵士ってなんであんなにルカ様に懐いてるんだろう?と少しでも思ったことのある人はこの小説を読んでください。思ったことなくても読みなさい。

    「われらに勝利を」感想星の祝祭Ⅱ参加、大変お疲れ様でした!!
    感想爆撃してやろうと思ってたのに驚くべきことに書き込みボード設置されてなかったのでオラアアアン!!!という気持ちで当日あげてらした素晴ら小説への感想です!!!

    白狼軍兵士とルカ様の関係性…マジで超超超ベストアンサーここに有りって感じで震えました…。
    敵軍、自軍を問わず方々から嫌われまくっていたルカ様に対して、白狼軍兵士だけは「ルカ様をお守りしろ!」と自らの命を投げ捨てるほどの盲信ぶりを本編で発揮しており、その忠誠心は一体どこから湧いていたものだったのか…という疑問が私の中にも常にありました。
    徹底した効率重視・実力主義の本編の描写からも窺える、「使えるか・使えないか」という価値観で部下の命を切り捨てるルカ様のキャラクターからして、恐らく「単純な良き上司部下による信頼関係」などでは当然なく、その鬼神の如き強さに写し見た「畏怖の念」からくるものだろう…というところまでは想像が行き着くものの、ではその「強さ」しか見えていなかったが故にルカ様がハイランドへ栄光をもたらす存在と盲目的なミスリードをしていた結果なのか…しかし、ルカ様の側仕えともいえる白狼軍兵士が、ルカ様の真の目的を全く知らなかったというのもどうにも無理がある…という点から、ルカ様と白狼軍兵士の関係性について自身を納得させるもう一打が足りない…とモヤついていたところにこのモブ兵士エピソード…!
    「愛国」の感情でなく、あくまでルカ・ブライトという人間のどこまでも澱んだ情念を持ちながら圧倒的な力で突き進む魂に畏れ惹かれたという説得力の強さに、合点がいくとはこのことかと再び唸り膝を打たせていただきました。

    そして何よりこのモブ兵士とルカ様が密かに対比関係にある描写(と私は解釈しましたが見当違いでしたらスルーしてください)もお見事でした…。
    完全一致ではないが、家族や己自身が侮辱的に辱められたという、どこかルカ様が得てきた経験と似通った半生を送って来たモブ兵士。憎いはずのその対象へ抱く遺恨の念の深さと、その情念をもって強さに変えるだけの胆力は如何程かと品定め(同族探しではなく、あくまで品定めなのがポイント)をするようなモブ貴族の斬首命令。そして時の経過と共に薄れてしまった憎悪に伴い、ルカ様にとって最も「余計なもの」と感じる人間的な感情の揺らぎをモブ兵士の中に見出したルカ様は即座に興味を失くす…。
    モブ兵士はルカ様の過去を知らないが(「皇子になど興味もなかった」という描写が冒頭にあったのでそう解釈しました)ルカ様はモブ兵士のことを知っていた上での行動と思うと、ルカ様が一体どのような意図で一連の行動を取ったのか…と想像の余地が膨らみますが、その真意を推し図ることなど到底できない…無論その魂に届くことなど生涯不可能…という感情がモブ兵士と読者である私自身とシンクロした瞬間に、自身の中にある「ルカ・ブライトという存在に対する畏敬の念の正体」を暴かれたような、なんとも言えない爽快感すら感じました…。おお…ルカ様や…ルカ様や…。


    忘れ去られようとする悲しみと憎悪の権化。正道だの美徳だの、甘媚びた大義など我らが王に必要ないのだ。かような釈明でその名を穢すな。

    ちなみに私の本編一押しの一文はここです。そう…ルカ・ブライトの魂に対して行う「善性を見出そうとする野暮な勘繰り」ほど、その存在を穢すものはない…。思うままの邪悪を成した、狂皇子の名に相応しいその生涯へ手向けるのに相応しいのは、人々の有らん限りの畏れ、怒り、憎しみ…。
    このモブ兵士くんとはルカ様の解釈完全一致なので、ぜひいずれ酒を酌み交わしたいと思った次第です。(既にお亡くなりになっております)(まあルカ様こじらせたオタクは来世にもその感情引き継ぐから大丈夫やろ)

    「短いしつまんないからそのうち消すつもり」みたいな恐ろしいツイートを見かけましたが消すなよ絶対に消すなよこれはフリじゃねえ。消すな。私はもうコピペして何度も手元で読める状態にしてあるがそれでも消すな一生のお願いだよ??????(圧強テッド)その旨、ご検討いただけますと幸いです。
    それでは、相変わらずのすんばらしい作品をありがとうございました!!!!!!!!!
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    morisalt3

    SPOILERばりこさん(サークル名:五体投地)(https://twitter.com/kairyo_)がグッコミで頒布される新刊ルカ様♂×♀本をいち早くGETしたので感想です!

    あわよくばご本人以外の方が目にして推し作家に興味持って貰えたら嬉しいな〜って布教も兼ねたレビューもどきのつもりで全体公開してますが、基本的に作者ご本人に宛てた感想なので読みづらさや超ネタバレ感想なのはご容赦ください。
    【アニムスの花嫁】感想まずは執筆、大変お疲れ様でございました。
    今年に入って水面下で大マイブームとなっているルカ様♂×ルカ様♀というルカ様好きによるルカ様好きのためのハッピー幻覚概念カプをまさか推し作家の作品で25万字超え300頁という大ボリュームでこんないち早く拝めることになろうとは思ってもみませんでした。

    しかも執筆期間2ヶ月というスーパーハイペースにも関わらず、ただ早くて文字量が多いというだけではない点が本当に素晴らしい。
    側から見ればルカ様♂×♀なんていう超ご都合存在カプと言える題材にも関わらず、本筋はルカ・ブライトという人間像に迫る濃密ではちゃめちゃに魅せてくれる超絶語彙力&ストーリー力のばりこハイクオリティで大満足…そしてスケベもぎっしりで成人向け表記に釣られた読者もしっかり楽しませてくれるサービス精神ぶり…。
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    morisalt3

    SPOILER星の祝祭Ⅱにて展示されていた、ばりこさん(サークル名:五体投地)の素晴ら小説(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18884219)の感想です。
    白狼軍兵士ってなんであんなにルカ様に懐いてるんだろう?と少しでも思ったことのある人はこの小説を読んでください。思ったことなくても読みなさい。
    「われらに勝利を」感想星の祝祭Ⅱ参加、大変お疲れ様でした!!
    感想爆撃してやろうと思ってたのに驚くべきことに書き込みボード設置されてなかったのでオラアアアン!!!という気持ちで当日あげてらした素晴ら小説への感想です!!!

    白狼軍兵士とルカ様の関係性…マジで超超超ベストアンサーここに有りって感じで震えました…。
    敵軍、自軍を問わず方々から嫌われまくっていたルカ様に対して、白狼軍兵士だけは「ルカ様をお守りしろ!」と自らの命を投げ捨てるほどの盲信ぶりを本編で発揮しており、その忠誠心は一体どこから湧いていたものだったのか…という疑問が私の中にも常にありました。
    徹底した効率重視・実力主義の本編の描写からも窺える、「使えるか・使えないか」という価値観で部下の命を切り捨てるルカ様のキャラクターからして、恐らく「単純な良き上司部下による信頼関係」などでは当然なく、その鬼神の如き強さに写し見た「畏怖の念」からくるものだろう…というところまでは想像が行き着くものの、ではその「強さ」しか見えていなかったが故にルカ様がハイランドへ栄光をもたらす存在と盲目的なミスリードをしていた結果なのか…しかし、ルカ様の側仕えともいえる白狼軍兵士が、ルカ様の真の目的を全く知らなかったというのもどうにも無理がある…という点から、ルカ様と白狼軍兵士の関係性について自身を納得させるもう一打が足りない…とモヤついていたところにこのモブ兵士エピソード…!
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