⚠️あnぱ○まn的な柳さんをちょっと食べる話⚠️「ほら、食べていいぞ」
「腕なくなりますよ」
「そんなに食べないだろう」
「手くらいはなくなりますよ」
「明日になれば戻っているんだ、気にするな」
「明日まで字書きづらいしテニスしにくくなる…、からいいです」
「今日はもうラケットは握らない」
「……データはまとめるでしょ」
「では耳にしよう」
「…みみ、……耳…」
「お腹すいたんだろう?」
「……すいた」
「ならとりあえず片耳だけでも食べなさい、ほら」
髪を耳にかけて微笑む柳さん。
「…………………………、おいしいです」
「良かった」
「…耳たぶまでちゃんと餡がいっぱいです」
「美味しいたい焼きと一緒だな」
「……私はたい焼きならしっぽは餡なくてカリカリしてる方が好きです」
「はは、知っている、お前の事なら何でも」
「………」
「それはそれとして、お前がもっと食べたいと思っている確率88%」
「………でももう食べるところないし」
「反対は食べないのか?」
「聴こえなくなるからいい」
「聴こえなくはない、耳介がなくなるだけだ、聴こえづらくはなるがな」
「…いい…どっちみち耳だけじゃ足りないから、やめとく」
「ほら」
「ちょっと!?手近付けないでください!」
「こうすればお前は我慢できなくなるだろう?」
「だからやめてくださいって!」
「左手だ、気にするな」
ぐぅ〜〜〜
「お腹は正直だな」
「〜〜っ!いやだ〜〜!!!」
「聞き分けのないやつめ」
柳さんが私の口に指を無理矢理突っ込んできた。
「〜っ!!!」
「いいから、そのまま食べてしまいなさい」
「ぅ…、っ…」
「美味しいだろう?」
「……おいしい……っ、おいしいです…」
「よしよし、いい子だ、そのままたくさん食べなさい」
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「肘まで食べられてしまう確率は26%だった、余程お腹が空いていたのだな、予想外だったが良いデータが取れた」
「ごめんなさい…」
「我慢は体に良くない、今度は早めに言いなさい」
「…はい」
「美味しかったか?」
「………」
「すぐに戻るし痛みもないのだから、そんな顔をしないでくれ…、俺はただお前に美味しく食べて笑っていて欲しい」
そう言って柳さんは抱きしめてくれる。
餡子のいい匂いがする。
「………分かった、です」
返事をしながら柳さんのシャツを食べた。
柳さんは何も言わずに頭を撫で続けてくれた。