作品のリアリティについてまずは情報収集について。
基本的に、世界観を構築する知識は本から得ています。文字で読んだ事柄に関しては記憶力がいいので、このあたりは学生時代に色々読み漁った経験が生きているのかなと思います。エッセイ本は重宝します。あとはテレビや海外ドラマで見たものとか。曖昧だったり不足している知識はネットで調べて、それでも足りないものは想像で補います。なんとなくです。
情報収集の仕方はいつもこんな感じですが、リアリティに関しては、ちょっと事情が違います。
どういうことか具体的に話しますと。
「その瞼に捧ぐもの」に関して、一番リアリティが必要だったのはキャスターの立場です。目が見えないということはどういうことか。想像では限界がありますし、キャスターが言っていた通り、障害の話はデリケートな問題なので、雑に書くことはできませんし、したくありませんでした。
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