蛍と鍾離の間にはひっそりと結ばれた契約がある。
【公子 タルタリヤを両名の共有財産とする】
守るべきはこの一点のみであり、どちらかがタルタリヤを秘境や演劇に単独で誘うなり洞天へ連れ込むなりしても良いし何なら三人+1パイモンで食事に赴く事はかなり頻度が高いと言える。
つまりこれまで二人は協力関係を築きながら互いにタルタリヤを愛で、からかい、頼りにしてきた。
しかし他の執行官に関してのタルタリヤの発言を知ったとき、二人は衝撃を受けた。
なぜなら、二人はタルタリヤが家族の次に懐いているのは自分たちだと思っていた。
タルタリヤの認める強者であり身近な存在は自分たちだと思っていた。
突然のライバルの出現により二人はタルタリヤを躾けることにした。
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