出張懺悔室「あなたって経験ないの?」
ブラのホックを取り付けながら、ロサリアはベッドに座り込んだガイアに問う。
「失礼だな、俺がそんな風に見えるのか?悲しいぜ」
「まるで悪い事をしてしまったかのようにやめたんだもの。思いのほか初心だったから悪い事しちゃったわね」
「…俺が手を出しても平気だったのか?」
「あなたって酔うと面白いから、どこまで楽しませてくれるか試してみただけよ。私が敬虔な信徒ではない事くらい知っているでしょう?」
先ほどエンジェルズシェアで、酔いが回ったガイアが与太話に乗ってしまったのである。
『ソッチの方は随分ご無沙汰なんだ』
酔いの回ったガイアを部屋まで送り、ついでにベッドに押し倒してみた。
動機は『もし彼が溜め込んでいたのなら相手をしてやっても良い』というものだ。
924