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    PBCキャラクター【盲剣のアクセル】ことアクセル・アランバートの手記
    ------------------------------------
    久し振りに見たら信じられんくらいのテキスト量で爆笑したので全文無修正で載せる。2014/06/08 03:14~2016/10/12 12:24

    剣に関する手帳使い古された竜の翼膜の表紙を持つ手帳。防火、防刃、防魔。翼膜の裏には複雑なクロノドラに伝わる魔術文様が多重に描かれており、薄らとそれらが確認出来る。中には<Font Color="#aa6666">剣の内容がびっしりと</Font>、そして反対側から<Font Color="#6666aa"><A Href="http://nanos.jp/petitcity1012/bbs/2/listThreadID=100&viewType=res">簡素な日記が書き綴られている</A></Font>。

    <Font Color="#aa6666">その内の剣の内容がびっしりと書き記されてる側。</Font>

    <Font Color="aa0000">*剣の情報メモ*
    --------------------
    ・剣の情報を地味に仕入れ中(6/21-6本追加)
    ・ロッゾホルン冒険活劇(本)が見付からない
    ・リンファに蒼水晶の洞窟で手に入れた儀礼剣を預け中
    --------------------</Font>

    <Font Size="5"><center>【──<a style="cursor:pointer" onclick="aaaa=document.getElementById('bbbb').style; aaaa.display=(aaaa.display=='none')'block':'none';">剣情報一覧</a>──】</center>
    </Font><div id="bbbb" style="display:none;">
    『殆どが過去何百、何千年と発見されておらず、伝説として史実の上に伝わるものの、それが本当に存在するかは不明である。また、その伝説が事実であるか否かを確かめる術は無く、あるとすれば唯一、その剣を手にする時だけであろう』

    <Font Color="#66000"><Font Size="2">
    f01<s>・穿竜剣アルメオス(竜山脈)★★★☆☆
    ~二百年前の伝説の冒険者ロメフの用いたドラゴンスレイヤーの内の一本。鞘から引き抜くと眩い黄昏色の光を放ち、幾多の邪悪な竜を討ち滅ぼしたとされる屠竜の大剣。最後に竜山脈付近に向かった史実を残して以降、ロメフの記録は途絶えている~</s>
    アポミナリアの教会へと返却。現在も崇められる対象に。

    f02・リグ・メルゼン(遺跡都市「アポミナリア」)★☆☆☆☆
    ~古代語にて踊る風(小竜)を意味する短剣。持ち主は身が軽くなり踊る様に敵を切り刻むと言われる。古き王の側近の十二人の踊り子に渡されたものであり、永き時の中で王を守り続けた史実を持つ十二本の剣である。その内二本が資料館に現存している~

    f03・聖剣ガヴェリス(獣人の里「モルンニア」)★★★☆☆
    ~人喰いの白巨人を屠り自らの血と肉を捧げ一つの山を守った神狼ガヴェリスの魂を込め、その牙と爪を熱した窯に溶かし錬金術にて蘇らせた聖剣。エルフの錬金術師エルメネシアと獣人の剣鍛冶師ガヴィスによって作られ、その剣身は白き色を絶対とし、振るえば鈴の音と共に、里に仇成す全ての敵へと白き風の刃を放つ。モルンニアの伝承に何度か出てくる伝説の剣でもある~

    f04・呪剣ラカンノット(トンテラ浜辺)★★☆☆☆
    ~不死の呪いを宿した刃を持つエルフの海賊ラカンノットの持っていた片刃の曲剣。持ち主を無傷健康のままに生かす呪いの剣であり、柄から手を放した瞬間に今まで受けたものを全て、一瞬の内に受ける最悪の呪剣でもある。ラカンノットの海賊船の航路はトンテラ浜辺付近で途絶えている。手にした者へ永遠の生と肉体を、そして柄から手放した瞬間に死を与える剣としても伝わる~

    f05<s>・神剣アンフォルド(深きに続く都市「マリメイン」)★★★★☆
    ~概念を斬るではなく、解くと言われる剣であり、扱う者の意志次第にて幾らでもその使い道が分かれる神話上の剣。捻れ絡まった麻糸へ振るえば一本の線として戻り、騙し合いの果てに殺し合いに移ろうとする者へ振るえばその者の誤解すらも解く、概念の剣と呼ばれる。神々の剣の内の一本と呼ばれるが実態は不明であり、マリメインの近郊の英雄の伝説として知られる~</s>
    アンフォルド神殿に再封印された。

    f06<s>・笑剣ストレイトエッジ(竜山脈)★☆☆☆☆
    ~数十年前、引き立て役、突っ込み役(Straight man)の為に生み出された剣であり、お笑い冒険者コンビ、スティップ&ポンメルンのスティップが用いていた剣。鞘から引き抜く度にピコピコハンマー、ハリセン、スリッパ、こんにゃくの四種に剣身がランダム変化する。製造過程が不明であるが鞘に何らかの空間転移系術式が組み込まれていると言われる。「竜にツッコミ入れてくるわぁ」と相棒へ告げ真顔で出てったきり、スティップの姿を見たものはいない、ということになっている~</s>
    レミ一行が竜山脈でオネェな竜より入手。現在リンファの手に。

    f07・双翼剣アルキア(鳥の集う街「バーディパラディ」)★★★☆☆
    ~数千年前の伝説の冒険者イールカスの用いた黒き翼の様な双剣であり、太陽に触れる事へ挑んだ不死の大怪鳥アルキアの両翼とされる。アルキアは太陽に触れ、その羽は永遠に焼き焦がれ燃え続け、翼は黒き灰と火焔を散らす刃となったと言われる。イールカスは冒険者としての生涯を剣の生まれた地で終えたと伝わる事から、バーディパラディではないかとされる~

    f08<s>・騒がしき剣(機械仕掛けの都市「クヴェール」)★★☆☆☆
    ~100年程前の猟奇殺人鬼ギギザザの扱った奇剣。裏通りの者を執拗に狙いその身を切り刻んだとされる身の丈程の長方形の長剣であり、無数の耳障りな大男の金切り声の様な音を響かせ続ける剣であるとされるが、目撃例が極端に少ない。"踊る短剣"とも言われるが、そうとしか形容出来なかったともされる。また、クヴェールにて見付かった兵器設計図に極僅かな目撃例に酷似した剣、"魔導機関剣ペルビア"があったとされるが、実態は不明であり都市伝説化している~</s>
    トンデモな回転鋸剣。アズライトにより破棄される。クヴェールに設計図が?

    f09・フォルアークΩ No.Ⅳ(機械仕掛けの都市「クヴェール」)★★★★☆
    ~約50年前、『世界の箱舟さえも堕ちる』を謳ったクヴェールの裏の大型兵器工房、フォルアークの創り出した世に出してはいけない類の超々級巨大剣。元々はコンパクトアームズという工房名であり折り畳み式長剣制作の先駆者でもあったが、次第に大型剣の携帯化を強引に推し進め、工房名を変更、後にオメガ、と呼ばれる品番を製作。試作の第四本目の成功と共に、工房は大きな縦穴を残し消えた、と言われる。取り引き経歴にはクロノドラ辺りとの取引があったとされるが、詳細は不明。オメガ以前の品番は高額取引されている模様~

    f10<s>・涙凍の剣(不明)★★☆☆☆
    ~ある森の中の町に水を司るエルフが居た。理由は分からぬが毎晩毎年泣き続け、ただその町のみが雨に見舞われ続けた。そこに、ある目的の為に旅をしていた氷を司る非情なエルフが通り掛かる。町の者が水のエルフを罪人であると伝え、殺してくれと頼み込んだ。氷のエルフはその離れへと向かい、剣にて背をひと突き、水のエルフを殺してしまった。ところが、その水のエルフは、旅のエルフが探し求めていた者であった。振り続ける涙を凍らせると誓い、その剣を残し旅のエルフはその町を後にする。後には、しんしんと降り積もる雪だけが残され、降り止まず、全てを白に染めていった~</s>
    入手。

    f11<s>・レーネシアの剣(深きに続く都市「マリメイン」)★★★★☆
    ~右に獣人、左にエルフ、正面に人間の女の顔を持った美貌の三面神レーネシアの振るった剣とされ、触れた者へと絶対的な知恵と魔力と力、そして三日後に死を齎す呪いを結んだ言われる。その剣を司るレーネシアは神々の頂点に君臨せんと剣にて傀儡と力を欲する者達を集わせた強大な大軍勢を作り出すが、たった一人の人間、英雄レイナスに三日を待たずに打ち倒される事となる~</s>
    マリメインにて打ち倒す。剣の欠片がヴィッセン教授預かり。欠片が成長?

    f12・ギア(不明)★★★★★
    ~歯車の名を持つ神の剣の一つ。数え切れぬ無数の伝承が存在する、"空虚を埋めるもの"や、"廻りの剣"、"正反対の剣"等とも言われる未知数に過ぎる剣。数々の神話に登場するが、どれも形や成す概念が違っており一貫性が無く、伝説の中でも全く史実の存在しない伝説でもある。ただ一つ確かなものは、人や神に対する歯車である、というもの。実態は極端に行方不明~

    f13<s>・屍色の爪(暗い森の街「クロノドラ」/影隠しの森)★★★☆☆
    ~50年前の通り魔殺人事件首謀者である『宵闇の手』と呼ばれた犯人フラネスの用いた剣。刃先から柄頭まで地獄の深淵の如く真っ黒であり、夜には光を飲み込むその剣を視認する事さえ出来ない程のもの。闇の中フラネスは冒険者の一人に討たれたとされ、そして通り魔殺人は止まったものの、その亡骸と剣は未だ発見されていなかった。最近になりとある殺人鬼が用いたが、その所在は不明~</s>
    所持中。数本が自警団にて保管中→浄化した。じゃあな、俺の家族。

    f14・レザ・ミリア(遺跡都市「アポミナリア」)★★★★☆
    ~古代語にて吹雪く嵐(竜)を意味する長剣。ひと振りにて天候すら捻じ曲げ荒れ狂う吹雪とする氷雪竜の魂を封じその身を生まれ変わらせた王族の剣であるとされる。その姿は蒼き竜翼と爪の様なもの、として伝わる。絶大な権力の象徴であると伝承にて伝わるものの、それが存在した年代すら不明である~

    f15<s>・ルアトニムへの七つの迷宮剣(不明)★★★☆☆
    ~古い資料にしか残されていない、古代の結界剣。豪華絢爛な剣身を持ち、様々な宝石装飾の施された剣であるが、その剣に触れている間、抜け出せぬ迷宮に誘われ閉じ込められるというもの。900年前、砂漠に突き立っていたその剣を冒険者エックハルトが手にし、攻略したと言われるが詳細は断片的である。資料によると世界に七本存在していると言われるが、その目的、意図、ルアトニムとは何なのか。その全てが謎に包まれている~</s>
    二本目攻略、残り五本。

    f16・剣の蛇ヴァサーサ(不明)★★☆☆☆
    ~とある伝承の一節─女神を殺そうとした神が居た。その神は巨大な神殺しの大蛇をひと振りの剣に変え、女神へ近付こうとする人間へと持たせた。人間は天への船を漕ぐが、雨が降り船に水が溜まり、思う様に浮かばない。船を軽くする為に人間は何かを下ろそうと考え見回すと、そこにはひと振りの剣があった。そして、女神に会うのに武器は要らぬと船から剣を放り投げたのだった。そのまま、大蛇は海の底深くに沈んだ─~

    f17<s>・邪剣タールアイ(不明)★★☆☆☆
    ~数百年前の流浪の魔法剣士オルコットの持っていた剣であり、振るう者振るわれる者相応に不幸を創り出す邪剣-イービルソード-である。鍔に漆黒の乾留液(Tar)の如き禍々しさを持つ眼(Eye)の様な魔宝珠が嵌め込まれた黒銀の長剣であるが、その最大の特徴は振り抜いた相手に剣身が触れた場合相手にタライが落ち、外した場合自らにタライが落ちるという具現化魔法による創造不幸。ついでに刃は恐ろしい程になまくらであり、斬れ味は無いに等しく、その上黒くぬめぬめしてる。殉職したオルコットの傍にはタライが落ちていたと伝わる~</s>
    レミ一行がタライダンジョン攻略、取得。タライ屋に。

    f18<s>・邪剣 蝕腐王(華中)
    ~まだ華中が戦乱に明け暮れていた時代、小邑、罫(ガイ)の邑長が禄王に一矢報いるため邑人65人を皆殺しにし、民の血と外法を用いて作り出した一振りの剣。瘴気を纏うその邪剣は、斬られた部分がただれて腐り、放っておけば毒のように全身を腐らせると言われる。振るわれる事無くその剣は山奥の卦(ガ)という邑の霊廟へと封じられた。最近になり卦に瘴気が溢れ、事件として取り上げられている~</s>
    パケット達一行によって再封印された。

    f19<s>・紅き神言のガブラール(ウルリア帝国)★★★★☆
    ~女神の神託、聖告の元に政治と軍事を動かしてきたウルリア帝国の第十七女王オルメイアス=ザフィド=レイグナードの所有物であり、神より捧げられし剣と呼ばれるもの。所有者に神からの言葉を伝える媒体と言われる紅き可憐な両刃の大長剣の姿を持つ。最後に目撃されたのは100年程前の謁見の間での出来事であり、更にはウルリア帝国は現在から三年前、女神信仰が崩壊したばかりでもある。果たして女神が存在したのか、そして、いつの時期から偽りのままに国民が動かされていたのか、全てこの剣が物語るが、未だ発見には至っていない~</s>
    マーシレスが所持。現在自警団の預りに。

    f20<s>・魔剣ヴェルゼナーグ(不明)★★★★☆
    ~何千年程か前の伝説。剣に魅了され闇落ちした英雄、魔法騎士アルギスの扱ったとされる、人の血液を喰らい魔力として我が物とする魔剣であり冥き使者ヴラトゥニスの所有していたと言われる青き闇の剣。血の変換魔法は現在魔術式として解明されており、現代においては極めて特別な剣である訳ではない、と言われる。実物の真価は不明であるがしかし、闇落ちしたアルギスがたった一人で自国の幾多もの騎士団を壊滅させた伝承から、危険度の想定は容易い~</s>
    マーシレスの使用した剣。真名を「無慈悲なるヴェルゼナーグ」という青の剣。自警団が対となる赤い剣「無邪気なるヴァルゼローグ」と共に保管中。その後破棄された。

    f21・ミルディラの剣(油田富豪の街「リィオ・プロトス」)★★★★☆
    ~正式名称『ミルディラ王の砂金剣』。古き伝承に残る邪王ミルディラの用いた、斬り殺した生き物を砂金へと変え、突き刺した無機物を黒い泥へと変える魔剣。フライルー地方の西方、リィオ・プロトスに残る伝承であり、現在の油田の生まれる切っ掛けとなる伝承と呼ばれるが、因果関係は不明。多くの奴隷を引き込み殺し砂金とし栄えたと語られるが、歴史には無数の空白があり信憑性は殆ど無い~

    f22・ザルナムの巨剣(不明)★★★★☆
    ~伝承によると神を滅ぼさんとした巨大な獣人の巨人が岩山一つを削り上げて創り出した一枚岩の超級の巨剣とされる。別の時代の伝承では、天からその剣が振り落ち、一つの山を二つに分けたとされる。二つ目の伝承においての名は、ザルナムの砦。現在その様な人口物は確認されておらず、実態は不明~

    f23・マッシの剣(不明)★★☆☆☆
    ~小説「マック・ロック・ロー」シリーズにおける、「おっぽからひげまで、めいっぱいにまっ黒」な猫亜人の少年、マック・ロック・ローの友人である「おっぽからひげまで、めいいっぱいにまっ白」な犬亜人のマッシ・ロッシ・ローが、町に悪さをする"まものの狼"を策略の果てに倒し、弔いの為、亡骸と共に自らの名を刻み埋めた剣。200年程前の作品、「マック・ロック・ローの古びた首輪」に収録されている。マック・ロック・ローの特徴でもある緻密な取材の上での執筆が同様に行われているだろうとし、その元となった場所に剣が埋まっているのではないかと噂される~

    f24・アナザーファング(不明)★☆☆☆☆
    ~様々な場所を転々とし、二匹一組で狩りを行う白銀のガオウルフの内の一匹が口に咥え用いたとされる剣であり、目撃例は多いものの実態は不明な剣の一つ。この二匹一組のガオウルフは人を襲い金目の物を漁る習性があるとされ、襲われたとしても執拗に殺す事はせず光り物を奪い、一匹がもう一匹へと分け与えていたという報告もある。その内の一匹、隻眼のガオウルフが討伐されたという情報が入ったと同時期に、森にて冒険者や旅人が襲われる事件が多発している~

    f25<s>・クラノスの冷風剣(不明)★★☆☆☆
    ~200年前、小さな風竜を駆る冒険者クラノスの所持していた、冷気と風を属性とする短剣。アポミナリ出身アクラノスは避暑をしながら旅を行い、様々な涼める地を風竜と共に廻った。その過程で何の変哲も無い短剣が風と冷気の力を帯びたもの。アポミナリアから、北、そして西へと風竜と共に歩んだ経歴があるが、旅は途中で途絶えている。ジャンナで親友となったエルフのロポロスと共に二人旅を続けている、と言われるが不明。西の、雪の降る神殿へという200年前の文が見付かっている~</s>
    ルアトニムの迷宮にて発見、ミカが所持中。

    f26・ラスティエッジ(不明)★★☆☆☆
    ~魔女、茶錆のアルピシアが殺される際に掛けた呪いにて常に錆び続ける大型の鉈の様な片刃剣であり、殺人鬼バンベルグの用いた鋭利に過ぎる剣。呪いに掛けられようともバンベルグはその剣を使い続け、一閃の元に無数の犠牲者を生み出しその剣の名は異名の元となった。どのようにして錆びた剣身にて死の一閃を放っていたのかは不明なままである~

    f27<s>・慈悲深きマルヴェクト/罪深きギルヴァクト(自警団詰め所)★★★☆☆
    ~解析困難な古代合金にて作られた魔剣であり大量殺人鬼ゼルサリスの用いた二対の剣。11年間の間に判明している数でも865人の人を殺した大量殺人鬼の剣であり、呪いを具現する媒体、そして魔術を飛躍的に強化し殺傷力を倍増させる古代術式が刻み用いられているもの。現在はベティットの自警団詰め所にて厳重保管中~</s>
    アズライトにより破棄される。

    f28・ゼファールの髭(不明)★★★☆☆
    ~冒険者ロメフが討った剣竜ゼファールの髭であり七本の内の加工に成功した唯一の一本とされ、ロメフの相棒の冒険者ラナトの愛用する片刃剣。鋭く細い銀の剣身を持ちしなやかで折れず曲がらない。独りで竜山脈へ向かったロメフを追い、ラナトの冒険譚は途絶えている~

    f29・アーゼザール★★★☆☆
    ~レイピアでありながら全長3mを誇る規格外の細剣であり、その長さは巨竜の心臓を射貫く為であるとも、ゴーレムの核を貫き穿つ為であるとも言われる、騎士チャロティオの愛用した羽毛の様な軽さを誇る真紅の細剣。馬上での取り扱いに優れており、一切引く事をしない馬に乗り多くの怪物を屠った伝説を持つ。一体何の鉱石、合金が用いられ作られたものなのか、詳細は一切不明である~

    f30・霞み刃サヴィザル/歪み刃サヴェイル★★☆☆☆
    ~双子の奇剣士アグラム、ラグロムの用いた魔法剣であり、ナイフの如き刃に魔法の刃を具現させ、重さを持たぬ長剣として扱われた剣。とある孤島にて決闘を行ったというものが最後の記録となっている~

    f31<s>・ディープチャレンジャー(どこかの採掘所)★★☆☆☆
    ~別名ツルハシソード、土竜獣人のディグモール=アーギスの用いた採掘道具兼魔物退治用、オリハルコン製のツルハシとも双頭剣とも何とも言えぬもの。これを用い地下深く掘り進み、地底に眠る深淵の魔物を殴り倒しながら深部へ向かい続け、現在行方不明である~</s>
    パケットにより発見され、現在アクセルが所持。

    f32・封雷剣(朱の連山「ベルベル山脈」)★★★☆☆
    ~雷を制御する魔力許容を持つ冒険者のエルフ・ローメイゾの愛用した刺突剣。落ちた莫大電圧の雷を捕らえ、触れる相手にその有り余る雷撃を与える事が出来る。連山へと向かいとある魔物と遭遇し、ローメイゾは死してその剣はその地へ置き去られた~

    f33・リボンソード(不明)★★☆☆☆
    ~冒険者コンビ、リルズ・ロルズの二人の剣が組み合わさった剣であり、リルズが引き継いでいる剣。剣身中央で二本の剣身が交差しX字を描く独特構造を持つ剣であり、一見馬鹿げた外見をしているが剣先が外へ向き遠心力が高まる特徴を持ち殺傷力は高い。別名エックスセイバー~

    f34・レイメスの四聖剣(不明)★★☆☆☆
    ~四振りの剣により世界中を歩き巡り悪霊を切り払い続けた“レイメスの四騎士”の四人の扱う聖剣。邪悪な霊を滅する為の願いに長い事晒された薄青の剣身を持ち、その剣は死霊の類に絶大な効果を及ぼす。ウォルスタイン、ガザミア、レイゼット、イルフェクスが最終継承者であるが、3年前に西世界にて消息を絶っている~

    f35・ルクシアの邪剣(闇が統べる街「ジャンナ」)★★★☆☆
    ~ジャンナ近くの幾つかある峡谷の一つにて眠るとされる邪剣であり、剣身両面一列に黒目に紅い瞳孔を持つ眼が並ぶ黒銀の長剣。その眼は個々が動き、担い手へと10の周囲のビジョンを観せる。二つ目の脳を持った様な錯覚を抱き精神に異常を来すと言われる~

    f36・ラスカノス(不明)★★★★☆
    ~鼠の騎士オーヴィスト・レイグスの用いた全長1.5mもの幅広長剣。使用者の一騎当千の戦闘性能に見合うハイミスリルの剣身であり、その剣身には軽量化エンチャントが掛けられ、今は亡き王国・ロードレイベルズに仇名す多くのものを踊る様に殲滅した。現在は多くの模造品が出回っており、その羽毛に等しい重量の再現は困難とされる~

    f37・ブレイバー(不明)★★★★☆
    ~鞘から引き抜けば淡く翡翠色の光を灯し獣人には精神の高揚を、エルフには剣自身が魔力を底上げする魔法の媒体として作用し、人間にはその両方が半々に働くと言われる、多くの伝承に登場する伝説の剣。選ばれし勇敢な者にこそ鞘から抜く事が出来る、と言われる~

    f38・クリムゾングリーフ(不明)★★★☆☆
    ~斬った感覚を共有する、というだけの深紅の魔剣。何らかの呪いを身に抱く為の剣とされるがその実態は不明であり、実在したとされるが明確な情報はそう多くなく、狂剣士ゼーベリックが用いたとの情報と呪術師エンデペルダが用いたとの二つの曖昧な情報が残るのみとなっている~
    </Font></Font>

    その他様々な剣に関する情報が記載されている模様。

    </div>
    <Font Size="5"><center>【──<a style="cursor:pointer" onclick="cccc=document.getElementById('dddd').style; cccc.display=(cccc.display=='none')'block':'none';">所有中の剣</a>──】</center>
    </Font><div id="dddd" style="display:none;">
    所有中の剣。借用飛竜に搭載しているもの、隠れ家に保管しているもの等。

    <Font Color="#000066"><Font Size="2">
    d01<s>・翡光剣エメルダ
    ~鈍銀色の剣。全長1.2m。何処かのダンジョンにて拾ったものであり、振るうと淡い翡翠色の光を血抜き溝に沿って灯す幅広の剣。蛍剣との別名を持つ発光剣の類い。それ以外はなんの変哲も無い長剣であり、斬撃軌道が分かり易い欠点を持つ。無駄に目立つので一撃目におけるブラフとして用いる事が多々。素材の希少価値は高め~</s>
    アズライトにより破棄される。

    d02<s>・長剣アランバート
    ~合金打ちのなんの変哲もない鈍銀のバスタードソードに分類される長剣。全長1.3m。比較的薄く、広がりも狭まりもない直剣型であり剣先のみ鋭い。剣の中心部に血抜きが施され、鍔は左右に突き出している。柄頭は菱形で穴が空いており、鍔には幾何学模様に縁取られた緑の輝石が埋め込まれている。使い心地は並。剣身の根元には紋様とモルンニアの古い言葉が小さく刻まれている~</s>
    アズライトにより破棄される。

    d03・刺突剣ブラックスコーピオン
    ~全長110cm、エストック、鎧貫きとも呼ばれる硬質な細身の刺突剣に分類される黒銀の剣。剣身断面は菱形、辛うじて斬撃も可能であるが最大の特徴はその強靭な剣身による鋭利な刺突攻撃にある。S字の金属装飾の鍔と柄頭の白い魔石が特徴的。リリアンドルの魔術師によって作られ、強靭性の恒常強化魔術式と形状修正術式が組み込まれており、魔石に魔力が保有されている間は魔術が機能する。高額品~

    d04・両手剣レオンテール
    ~全長150cm、銀の剣身に金装飾、両手持ち用の大型の柄、左右に浅いV字の様に突き出した鍔と鍔端の四輪輪の装飾が特徴的なクレイモアと呼ばれる両手剣。遠い国の騎士である友人からの借り物であり、その騎士が昇格した際に貰い受けたもの。性能は優秀であり、両手持ちに最適化され飛び抜けた扱い易さを持つ。鍔と丸型の柄頭に紅い宝玉が埋め込まれている。元々は別の銘があったらしいが、聞きそびれたままである~

    d05・大長剣ギラフィス
    ~全長190cm、並大抵の者には扱えぬ両手大長剣であり、ツヴァイハンダーに分類される剣。リカッソ無し。幅広だが先端につれて鋭くなっており、重さにて斬り付けるのみでなく強烈な刺突も可能。子供の頃から通ってた武器屋の非売品として飾ってあった、モルンニア出身の古い麒麟獣人の冒険者ログナークのものであるとされる数々の逸話を背負った剣。背丈がこの剣を超えたら貰い受けるという約束の果てに(ズルして)手に入れたもの。菱形の柄頭にはトパーズにも似た輝石が埋め込まれ、長い剣身は薄い金色刃を持つ~

    d06<s>・ヴォルドラグエッジ
    ~全長2m、火龍の髄骨と魔合金製結合芯の用いられた特大剣であり、通常と比較しても極めて大きな幅広の剣身を持つ、鱗の埋め込まれた紅蓮色の剣。その剣身は死してなお熱を帯び合金に埋め込まれた無数の鱗は赤熱し続ける。マジックアイテムの断熱布にくるまれて保管されている~</s>
    竜山脈にて全壊。パケットによって燠 紅龍の鉄扇に作り替えられる。

    d07・プラストスの水晶剣
    ~とある英雄と呼ばれた魔法剣士の用いた水晶による剣身を持つ剣。魔法により破壊された後に修理されたものであり、修復痕が目立つ。星の名を冠したプラストスの扱うこの長剣は、魔素を浸透させる事により強い光を内部へ乱反射させる剣であった。メイから貰い受けたもの~

    d08・<s>屍色の爪【左手中指】
    ~2mものツヴァイハンダー。抗魔術探知、可視光過吸収魔合金製。異常なまでの長さを誇る特大長剣。色を映さぬ刃は及ぶ距離すら闇に隠し、その刺突は最も長き指の通りに命を穿つ。他の屍色の爪同様、日没以降のみ扱う事が可能。途中で折れており、全長1.1m程度~</s>
    浄化され現在は存在しない。

    d09<s>・ミーオラピリオス
    ~供物とされた蛇と魚の手足を喰らい続けた蛙の神の伝承になぞられる剣であり、ほぼ無尽の関節と長さを生み出す奇剣と呼ばれるモノ。その製造起源は不明。外見は剣の柄の先の鍔に、つい先程まで生きていたかのような蛙の革を縫い合わせた様な蛙の頭を模した形の部位が、大きく口を開いているのみ~</s>
    マーシレスが所持。現在自警団が保管中。

    d10・八眼脚のはらわた
    ~とある蜘蛛を石化の呪いに掛け、その身を一つの刃とさせた短剣。剣身自体は短く、その剣自身は細かい穴が空き、繊毛が浮かぶ茶色の刃。鍔は八つの脚が絡まった様なもので、中央に八つの紅い宝石が埋まる。目印の用途に扱われたと言われる~

    d11<s>・屍色の爪【右手人差し指】
    ~漆黒の鞘に収められ鍔と柄を布でくるまれた剣。全ての光を映さず、ただ熱として吸収し続ける擬似暗黒物質として恒常魔術が働く漆黒の剣。抗探知魔術による隠蔽も施されており、素材に用いられた者の負の感情をそのまま魔術回路として用いられている。フランベルジェ型の片手剣であり元マーシレスの主力武器でもある~</s>
    浄化され現在は存在しない。

    d12・腐融剣ベリギタ
    ~元は浮游剣と呼ばれていた旅の絵描き人ベリギタの用いた剣であり、今は見る影一つ無い即効性の腐食毒を斬撃痕として空中停滞させる邪悪な剣。全長1.2m、鍔は円形であり、半透明のシリンダにも似た鞘に収められている。通過した地点をなぞる様にも黒い泡立つ靄(もや)が掛かり、靄に触れた場合衣服や皮膚を溶かし焼け爛れたかの様に破壊、剣身に触れるのであれば肉を溶かし断ち切る程。ただし鉄には効果が無い。靄の継続時間は五秒。一瞬の行動の間には十分で、喋る間には消える程度。毒を置く、という特性上、追撃戦には一切向かない。ペティットに渡る前に殺人鬼マーシレスの用いていた武器の一つでもある~

    d13<s>・冥府逝きのゾーフィアス
    ~蟻より軽く、巨竜より重い剣。剣身は天辺から見れば菱形をしており整っている様にも見える1.3mもの銅色の長剣であるが、その剣身には無数の腕が絡まり気味悪く刃先を群がり目指す様にも映る装飾が彫られている。天に向く事が許されぬ剣であり、持ち上げた角度によってその重量が変異し、持ち上げる慣性のみで刃先は水平線から85度までは上がるが、それ以上は何をどう足掻こうが人の手には不可能な重量を剣が刃先に齎す。その為、振り下ろす以外の方法は有り得ない剣。破壊力だけは絶大。持ち運ぶ際には下に向けることが強制される~</s>

    d14・モノフォニック
    ~別名『悲鳴剣』。鞘から引き抜くと共に女性の悲鳴にも、高い音の笛にも、沸騰した事を知らせる薬缶の音にも、そして激しい耳鳴りにも似た一つの音を剣の半径10m以内に満たす剣。中央の血抜き溝から左右非対称、歪なフランベルジェにも似た緑鉱石と魔合翡金による華麗な剣身を持つ。音の鳴る間、鍔に水平に取り付けられた女神の顔をした装飾の口が開き、剣身は震え続ける。口を閉じると止まる。剣身、蔦の様な鍔、柄に掛けて細かな彫刻細工が施されている。鉱石以外の素材は不明、とされる~

    d15・ディープチャレンジャー
    ~別名ツルハシソード、土竜獣人のディグモール=アーギスの用いた採掘道具兼魔物退治用、オリハルコン製のツルハシとも双頭剣とも何とも言えぬもの。これを用い地下深く掘り進み、地底に眠る深淵の魔物を殴り倒しながら深部へ向かい続け、現在行方不明である~

    d16・レルバインの剣
    ~鍔に赤い宝玉の埋め込まれた全長1.1mの銀の剣。柄には革が巻かれ、長く使われた様子を見せる。傭兵アーゼリル・レルバインの用いた剣であり、レルバイン家に伝わる家宝。その宝玉はレルバインの故郷たる地を指し示す。既にその地は滅び地図には無くとも~

    d17・磁境剣グラジア
    ~黒銀の1.2mの長剣。鍔に埋め込まれたダイヤルを切り替える事により鉄に対しの反発力、吸引力を齎す。鉄吸いのオルメンジーが用いた剣であり、無数の街を歩くだけで破壊して回った磁竜グラジアを殺し作り出した10本の内の一本。ダイヤルによる磁力制御の可能な唯一でもある~

    d18・イクリプス
    ~一角兎の剣士オルゼットにより振るわれた銀に薄蒼の刃を持つ1.5mもの長剣。自らを狂気の月・ルナと見立てた上でその闘争本能から来る破壊衝動を抑え尽くし欠けさせる事からその名が付けられる。由縁の通り精神鎮静効果を持つだけでなく、狂気を鋭利に研ぎ澄まさせ指向性を正す剣でもある。先代の一角獣の角が素材として用いられた長剣であり、鍔には古き言葉で「我らが形骸は闘争の意志の元に」と彫られている~

    d19・三十七型フリントブレイド
    ~鞘から引き抜く事でフリントホイールが回転し火花が発生、インサイドユニット内で着火し、オイルを伝わせた1.2mの剣身へと炎を纏わせる事が可能。高熱で熱せられた刃は切断性能を向上させるが、同時に刃の寿命を削る。鞘に収める事で酸欠になり炎は消える。クヴェール製の量産品であるが、製造元の倒産により現在生産は行われていない~

    d20・火竜の短剣
    ~パケットと共に討伐するに至った竜山脈の1200歳級の火竜ベテルゲルスの爪を加工された緋黒の20cmの両刃短剣。火に触れさせる事で呼応する様に剣身に高熱を孕む短剣。鞘に収める事で鎮まる~

    d21<s>・角鹿(つぬが)
    ~退魔の獣である避邪の角が素材として用いられ、巫女マツリカが自らを犠牲として作り上げた退魔の双剣。赤い房が柄についている儀礼用の双剣。作られた邑にある死んだ麒麟の亡骸が地に還るまでを妖魔から守る為に、破邪の能力を持つ霊獣「避邪」の力が込められており、現在では守られた麒麟の加護も内包している~</s>
    リンファに返却

    d22・換知剣ハック
    ~切り刻むを意味する銘を持つ、担い手へその戦いにおける戦術や戦法、敵の挙動や攻撃手段、素材等を事細かに分析し記憶させると言われる剣。ダンジョンブレイカーとも言われた冒険者リグル&イグル姉弟の内の姉のリグルが用いた剣であり、全長1.3mの薄銀色の長剣~

    d23・換貨剣スラッシュ
    ~叩き切るを意味する銘を持つ、担い手が振るったものの断片、破損体、血や体液等の飛沫や分断された装甲等をその土地の硬貨として散蒔く剣。ダンジョンブレイカーとも言われた冒険者リグル&イグル姉弟の内の弟のイグルが用いた剣であり、全長1.3mの薄金色の長剣~

    d24・ディル・ウォルツ
    ~由縁不明の連結長大剣であり、柄と鍔とリカッソ(刃を持たず握れる剣身)部位と、刃を持つ剣身に分かれる剣。非連結時には柄の側の全長は1.3m、刃の側の全長は1.2m、連結後は全長2.5m程となる。純銀を配合した剣であり、ある種の吸血鬼退治に用いられたものとされるも、森の中の村ごと真相を知る者が全焼した為、詳しい事柄は闇の中となっている~

    d25・ホロウライト
    ~ジャンナの奥地にて採掘される朧結晶を削り出して作られた剣。淡い白の光を剣身内に宿し、黒くも半透明の剣に灯りを燈す。鞘は同じ地の鉱石を用い作られており、鞘の中に収められている間は光を内側に灯す事はない。硬く大きな一つの結晶から作り出された為、希少価値は高い~

    d26・ パッファルドエッジ
    ~より致命傷を与える剣として考案された剣の内の一つであり、刺突時に内部で最大上下3cm程に“開く”1mの細剣。良くしなり柔軟性のある刃を持ち、先端は鋭利であり刺突にこそ特化しているが、剣の刃が二枚構成となっており、鍔から剣先に掛けて緩やかな楕円形を描き、引き抜く際に傷口を広げる効果を持つ。単純にサーベルとしての高度な斬れ味を持ち、カトランデの騎士ウォラットによって用いられた事で有名。鰒(フグ)の彫り込みが鍔に描かれているのがチャームポイント~

    d27・ゾリッグ・ベヘル
    ~高度なエンチャント増幅術式が組み込まれたグラディウス型の剣。古い世代のエルフにより作られたものであり、エンチャント魔法に対して受動的に術式が起動、掛けられた魔法を極短時間化しながらも圧縮、本来の継続時間に比例して増強する効果を持つ。ひと振りにこそ特化した剣であり、とある国で第二位まで上り詰めた剣闘士のイカサマ剣でもある~

    d28・溶断せしゼスティニス
    ~剣身中央の血抜き溝がそのまま肉抜きされている剣であり、その中央の剣身部へと特殊な混合金属棒が取り付けられている1.2mの長剣。鍔中心に設けられたフリントを回転させる事で火花を発生、金属棒に着火する事で約5秒間超高熱を発し、熱伝導率の高い魔術合金の剣身にて対象を溶断する事を可能とする剣。魔法製鉄学の発達した近年に作られ、クヴェールにて販売されていた三十七型フリントブレイドが売れなくなった理由の一つでもあるイルピス兵商“火櫓”による高級量産品~

    d29・クマノミ騎士の銀剣
    ~マリメイン近海に潜む高い知能を持った、クマノミという魚に似る、ヘルムと盾と剣を持った小さな魚の魔物“リトルシーナイト”から稀にドロップする銀色の全長5cmの剣。銀色の剣は珍しく、海底に沈む鉄塊から個々が精製するものの大抵錆び切っており、特殊な素材から精製されるとこの様な形のまま残るらしい。柄頭と鍔の両端に穴があり、ここに糸と針を通すと良く魚が釣れるルアーとなる。食われ易いのもまた、レアな証拠~

    d30・旋煌のヴェニット
    ~遠い国の騎士団が夜に現る悪霊を退治する為に用いたとされる6の剣の内の一つ。振るえばその剣身は淡い光の軌跡を残し、悪霊を切り結ぶ事でその身を浄化させる。現代において斬撃には瓶一杯分の聖水を叩き付けたに等しい効力が得られると考えられている~

    d31・集い水のペル/弾け光るロドク
    ~遠い北の大森林オールサッズにて泉を縄張りとした二匹の水竜と雷竜を討伐し生まれた剣であり、一方は白銀、一方は黒銀の全長90cm程の直刃双剣。その二匹のあまりの息のあった攻撃に多くの討伐隊は壊滅させられたが、その一匹一匹はそう強くはなく、寧ろ各個撃破するにはあまりに容易だったとされる。片方は水を、片方は雷撃を斬撃跡に残す~

    d32・ソルドウェイド
    ~撓みの剣とも言われる、黒褐色をした不明物質の用いられた全長1.3mの両手剣。その特徴は、撓み反る事で勢いを殺し制御する剣という事にある。相当な硬さを誇るものの、不思議な柔軟性を持つ、超固なゴムに似た剣。斬れ味は普通の剣には圧倒的に劣り、そして重い。かつてイルクセルを拠点としていた防衛専門の傭兵、不動のルーデックの用いた剣~

    d33・パイプソード
    ~ 釘バットの次は何の武器が流行るか。その議論は絶えなかった。最も日用的或いは工作的なかつそれでいて裏通り的で凶悪な武器は。チンピラ達が様々な案を持ち寄り、或いは試作し、次々と案が(黒歴史という名の)闇に葬られていく。その中に隠されし一本がこのパイプソードであった。強固に潰された何の変哲もないパイプの両脇を驚異的なまでに平らにし長年研ぎ澄まし鋭利化する事で剣と成し実用化に至った。が、彫られた剣身の『痛藩屍蘇雨怒』に評価が暴落、没案となった幻の一本。誰も使いたいと思わないが、斬れ味だけは万全。鞘など無い ~

    d34・魔斬のオルメピア
    ~リリアンドルの術式殺しの賞金首の人間、ディズ・グレインの用いた、魔法そのものに反魔を割り込ませ中和、自ら負傷しながらも的確な急所へと一撃を加える為の無骨なレイピア。反魔の浸透力を極限とした剣は、人間の魔術に対する僅かな干渉力、そして僅かな力としても一撃さえ与えればいいの理論を元にエルフを狩り続けた殺人剣として担い手が討伐されるまで在り続けた~

    d35・玻杖剣スオルグ
    ~遠き小国のエルフの用いた剣。刃は鈍ら、斬れ味は無く、その剣身には無数の魔術演算回路と術式補助魔宝珠が組み込まれた芸術的な一本であり「不動剣士」と呼ばれた王国反逆者アンベル=D=リザレストの用いた魔術媒体剣。多くの獣人、人間、エルフの混成部隊と唯一動かぬ七時間の死闘を行い、反逆者集団の別動隊の補助を働いた。結果として反逆は未遂に終えるものとなっている~

    d36・アルフォンズセイバー
    ~南の古き島の屠竜の民アルフォンズに与えられる年代物の骨色をした両手剣。柄には黒のテープが巻かれるのみ。竜の巨大な尺骨で作られた剣であり、独自の製法により生前の様々な竜の特性を引き出される。なお特注の鞘は橈骨によって作られている。今では儀礼剣的な意味合いが強く残る剣である。所有しているものは四千歳の雷竜のものであり、雷の特性を持つ~

    d37・ロゾ=クァイゼンの宝剣
    ~南に沈んだとされる大型財宝船「サスペルス号」の船長、ロゾ=クァイゼンの常に持ち歩いていた細身の剣であり、無数の宝石がきらめく装飾華美の黄金剣身であったとされる。現在その消息は不明であり大海原のどこかに沈んでいるとされるが、ここ数年の間で大型ガレオン船であるサスペルス号を霧の中に見たという報告がされている~

    d38・ルアトニムへの七つの迷宮剣
    ~古い資料にしか残されていない、古代の結界剣。豪華絢爛な剣身を持ち、様々な宝石装飾の施された剣であるが、その剣に触れている間、抜け出せぬ迷宮に誘われ閉じ込められるというもの。900年前、砂漠に突き立っていたその剣を冒険者エックハルトが手にし、攻略したと言われるが詳細は断片的である。資料によると世界に七本存在していると言われるが、その目的、意図、ルアトニムとは何なのか。その全てが謎に包まれている~

    d39・追い切りファルザニクス
    ~全長100cmの双剣。柄と刃とが1:1の割合の鈍銀色の剣。6年前、大量のゴブリンの拠点を抹殺して歩いた『緑鬼の殺戮祭』へ参加しハイスコアを叩き出したカトランデの猫騎士「どよめきのオルヴァイル」が用いた伝説の剣。踊り斬りを目的とし、そして何より相手の虚を突くが為の仕掛けとして柄内に刃を格納した双剣。通常状態は50×50で全長100cm、から刃が40cm伸びて刃渡り90cm、全長140cmとなる双剣である。なおこの仕掛けは遠心力によって動作するものではなく、届かない筈の剣が常に届いて、防ぐ筈が剣が短くなりすり抜けて二撃目を本命とする剣である。その他、オルヴァイルはその剣身を研ぎ澄まし、その仕組みと兼ね合わせた脅威的なまでもの引き斬りを修得、必殺の刃としていた~

    d40・ウォーディッシュ・クアッド
    ~闘技都市アルタダスにおいて賞金稼ぎとして活躍している「十六裂き(イザザキ)アルマデア」ことアルマデア・ジェイ・ウォーディッシュの用いた、丸く淡い発光を持つ機関、ならびそれらが手首と足首に取り付けられる剣の総称。かつて「四つ裂きアルマデア」と自称し有名ではなかった頃の物である。有名な所、その弱点は丸く淡い発光を持つ「眼」であり、それらが瞬時に“判断”し、攻撃、防御の補助を行う。あくまで補助であり、使用者の行動挙動が無ければ動かない。現在程の高性能な“感応性”は持ち合わせていないが、重心が変化するその独特の扱いは相変わらず困難を極める~

    d41・広き民のヤンゲル
    ~細かい彫刻の施された鏡の様な鞘に、シンプルな騎士の剣としての柄を持つ全長90cmの長剣。聖剣ヤフェルと同一視されていた歴史を持つ、伝説の剣の一本。『ヤンゲル・ラダル』、現地語で『太陽の砂』を意味する、大国ゲメルラに散らばった1ミリにも満たない粒を寄せ集めて作り出した剣。その粒はたった一粒で街一つの光源を担う事が出来るもの。そして、ゲメルラの国の勝利をその国中に伝える為の、狼煙の意味を持つ剣。その光は、山を七つ超えると言われる。現在ゲメルラは七年前、謎の超大規模魔法により消し飛んでおり、この剣の担い手は誰も居ない~


    </Font></Font>

    ──その他無数の剣を所持

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    <strong>「・棘剣イザヤ
    ~全長90cm、刃渡り70cmの片手剣。白銀に輝く両刃剣身、薔薇の紋章とドルイドの象徴たる木の紋章が裏表に刻まれ左右に伸びた鍔を持ち、その鍔と剣身の根本10cmほどを包みこむように枯れない緑の茨が幾重にも絡みつく、人とドルイドの造りし片手剣。鞘は青銀の色をし、持つものが茨で傷付かないよう青銀の薔薇の花が鞘から伸びて鍔を包み込むような形状をしている。“狂いの森”を焼き払う為に作られた、自らを律する剣古い伝承の剣~」</strong>

    アルバートの贔屓にしている、赤と青の配色に金色の文字で「豪・勝・軍」と書かれた看板の武器屋にて。十月二日の朝に仕入れたものを購入。10万G。前の持ち主から直接仕入れたものとされる。

    <a style="cursor:pointer" onclick="izaya1=document.getElementById('izaya2').style; izaya1.display=(izaya1.display=='none')'block':'none';">【 物語 】</a>
    <div id="izaya2" style="display:none;">
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    "棘剣-シケン-イザヤ"

    西世界の"狂いの森"と呼ばれる凶悪な結界を滅ぼすために作られたとされる剣。
    "狂いの森"は、元々森に住まう魔女が人々を遠ざける為に作った結界。
    森中を、精神に作用するガスを発生させる植物で埋め尽くし、誰も入れないようにしたもの。
    しかし、いつしか時が流れてその魔女も死に、森だけが残った。
    魔術による結界でなく、人を狂わせる木々だけが残った結果、その結界は徐々にその範囲を広げやがて人の領域を犯し始める。

    その森を滅する為、人々が頼ったのはやはり"魔女"だった。
    狂いの森を作った魔女とは真逆、人々と共に暮らし、木々を愛し、
    自然を慈しんだドルイドである彼女は、その森の有り方に深い悲しみを覚え、
    "狂い"の真逆、自らを律する意思を持つ魔茨を生み出し、人と力を合わせそれを剣とした。

    白銀に輝く両刃剣身、70cm。片手と少しほどの長さの柄、20cm。
    薔薇の紋章と、ドルイドの象徴たる木の紋章が裏表に刻まれた左右に伸びた鍔。
    そしてその鍔と剣身の根本10cmほどを包みこむように枯れない緑の茨が幾重にも絡みつく。
    鞘は青銀の色、持つものが茨で傷付かないよう、青銀の薔薇の花が鞘から伸びて鍔を包み込むような形状。
    西の古い伝承に、終末が訪れても自らを律する心を持てと説いた聖人の名を付けられた、
    その剣の名は棘剣-シケン-イザヤ。

    イザヤを手に狂いの森へと向かった人間の青年は、
    その手を茨に刺され、血を流しながらも森の木々を焼き、
    そして狂いの森を滅した。

    時は流れ。

    先代の持ち主はその青年の子孫とされているが、もう数百年も前の伝承。
    その剣を手に国を守る戦いへと赴いていた老人は、
    既に家族も居らず、家でただ一人終わりを待つだけの状態だった。

    「この剣を、揺らぎ、道に迷う者が何かを守るために振るえるように。」

    そう言い残した老人の手を離れ、この剣はロンシャンの地へとやってきた。
    そこから何処へ向かうのかは、まだ──。
    <center>--------------------</center>
    </div>



    <strong>「・ロゾ=クァイゼンの宝剣
    ~南に沈んだとされる大型財宝船「サスペルス号」の船長、ロゾ=クァイゼンの常に持ち歩いていた細身のサーベルであり、無数の宝石がきらめく装飾華美の黄金剣身であったとされる。現在その消息は不明であり大海原のどこかに沈んでいるとされるが、ここ数年の間で大型ガレオン船であるサスペルス号を霧の中に見たという報告がされている~」</strong>

    <strong>「・フォーテュラス壱番型~拾弐番型
    ~エルフの魂魄理論家フォーテュラスと、桜花のハーフである女鍛冶職人リザにより造られた十二本の剣であり、『付喪神(つくもがみ)』化による魔剣の創造を目指した剣。桜花の古い伝承によると百年の時を経て物は精霊を得て道具の妖怪、妖物となると言われる。その現象を理論的に繋ぎ合わせ、精霊の生まれる根源や無機物に宿る魔術的、精神的要素の研究を突き詰めた果てに産まれたのが魔剣フォーテュラスである。事実、百年の時を経て十二本のフォーテュラスの剣は魔剣として自我を持ち、インテリジェンスソードとして成り立ち現在も扱われている~」</strong>

    <strong>「・フォーテュラス拾参番型(じゅうさんばんがた)
    ~エルフの魂魄理論家フォーテュラスと、桜花のハーフである女鍛冶職人リザにより造られた十三番目の剣であり、『九十九神(つくもがみ)』化による魔剣の創造を目指した剣。目撃情報は極端に少なく詳細不明~」</strong>

    <strong>「・蝋明の劔(ろうあかり-つるぎ)
    ~二百五十年前、鹿獣人の冒険者リットウェリルが用いたとされる片手剣。セイバーオブキャンドルライト、蝋明剣(ろうめいけん)、マッチ棒の剣なとと呼ばれる、先端に小さな、しかし眩い光を灯す細剣。多くの戦いを潜り抜け改造と改修と属性付加を繰り返した果ての最終形態であり、性能の全貌は本人にすら知り得ず、そして発揮し切れている自信も無いと公言されていたもの。だが松明代わりの使い方が最も多く、冒険譚にもあまりその活躍の場面は描かれる事はない~」</strong>

    <strong>「・冥き這い盲のヴィドルロロトフ(くら-は-めくら)
    ~ヴィドルロロトフ、現地語で『穢れ深き泥沼』の名を持つ魔剣の銘、及びその担い手を指した名であり、「神の目の届かぬ沼地」に沈むとされる儀礼剣。古い伝承が近くの村に言いえられているらしいが多くは語られる事は無いままである。世界中から名高い聖術師が集まり浄化作業に移る計画が今年に遂行される予定である。剣としての外観、性能、性質その他全てが不明~」</strong>

    <strong>「・サーペンスセイバー
    ~刃しかないような独特な1.3mもの両手剣であり、堅牢なそれは相手の長剣や長槍を絡め取り封じ、または両手剣のサイズながら常軌を逸する速度の剣撃を生む黄金色の奇剣。かつて、とある蛇の獣人によって用いられ、その独特な特性により多くの侵略国を屠り散らしたと伝わり、また、ウアイラ帝国の嘴騎士のゼルリディスの伝説にも登場する剣~」</strong>

    <strong>「・オル・ブランテ
    ~全長170cm、剣幅30~25cm、刃渡り120cmの大剣。分厚くも洗礼された刃、重々しい鈍銀色の剣身を持つ。密度の高い造りをしており相当な重量が敷詰まった様な剣。異国の言葉で精鋭の刃の意味を持つ銘を剣身に刻まれており、浮遊魔導の都市「ロイシアス」に住まうエルフの用いていた五つの剣の内の一つ~」

    「・メツェリオール
    ~全長2mを誇るグレートソードであり、真っ直ぐな剣身の幅は30cm、刃渡りは150cmと極めて大型の灰色をした剣。竜人の川船乗りメルツェリルが船を漕ぐ為に用い、とある北方の村を脅かし湖に住まう毒蛇龍エーベルグラインを討ち取ったとされる伝説の残る剣。その竜人が亡くなるまで剣の扱いは酷く雑だった様だが、未だ刃毀れ一つ無い~」

    「・毀り拓きしアヴァラティア(きりひらきし)
    ~大型の二等辺三角形の剣身を持つドラゴンスレイヤーの一本。全長2m、鋭い剣身を持っている為専用の鞘に収められている。最大幅は40cmであり先端につれて細く鋭く造られている。刺突を行うと先端へと重量が“寄る”という白銀色の魔剣でもあり、巨大な竜の鱗を突き抜け心臓を穿ち屠る為の剣でもある。古き剣であり今はその特性を最大限に発揮出来はしないが、未だに特性は残る~」

    「・DⅡ型亜量産大型剣
    ~とある都市において巨大な盾と剣の二つを兼ね合わせたものとして開発され、ゾウやサイ、クマにバッファロー等の大型獣人の混成自警団へと配備された特大の黒い大剣であり、都市の鍛冶屋にて二十本程造られた無機質な剣でもある。全長2mの剣身には対雷撃エンチャントが施されており、雷撃の影響力緩和を齎す。なお、都市戦闘では小回りが利かないとされ現在では殆ど使用されていないものである~」

    「・ゴズウェルの大剣
    ~全長2m、刃渡り160cm、柄は40cmの柄の長さが極端に少ない、先端へ重量の集中する鈍く輝く赤褐色をした独特形状の大剣。経歴不明の大型剣であり、詳しい解析を行う事で、右手のみによって長く握られていた痕跡が残っており、古い時代におけるあまりにも巨大な何者かが用いた剣と推測される~」</strong>



    ヒグ・マへ写真と共に詳細同封。ご所望は“DⅡ型亜量産大型剣”で。近々港の倉庫街にとの事。

    まさか調整中にウタに襲撃を受けるとは、思いもしなかったが。

    にしても、だ。こんなものを振り回すなんてのは、やはり理解が及ばねぇんだよな。振り下ろす事くらいは出来そうだが。いや、後者二つは、流石に。



    <strong>「・ 冥府逝きのゾーフィアス
    ~蟻より軽く、巨竜より重い剣。剣身は天辺から見れば菱形をしており整っている様にも見える1.1mもの銅色の長剣であるが、その剣身には無数の腕が絡まり気味悪く刃先を群がり目指す様にも映る装飾が彫られている。天に向く事が許されぬ剣であり、持ち上げた角度によってその重量が指数関数的に変動し、持ち上げる慣性のみで刃先は水平線から85度までは上がるが、それ以上は何をどう足掻こうが人の手には不可能な重量を剣が刃先に齎す。その為、振り下ろす以外の方法は有り得ない剣。破壊力だけは絶大。持ち運ぶ際には下に向けることが強制される~」</strong>

    【経歴】
    華中にて発見。途方も無い程の巨岩に不自然な亀裂が見付かり、長期の採掘計画が持ち上がる。数年後取り出された剣であり、様々な魔術検証の後、ツテによって入手。
    西洋剣であり華中発祥のものでもなく、魔術大系もその近辺のものではなかったと見受けられ、この剣が誰にも触れられぬ様に封印したものと考えられる。

    【解析結果】
    内に無数の邪悪なナニカを封印している事が確認される。数、種別不明。聖属性に対し微弱ながら複雑な反応を示し、闇属性に親和性を持つ。しかし強力な魔術コーティングが施されており、その両方を内部干渉させぬ様に組まれている様子が見受けられる。
    印加魔法によるものか、或いは内包魔力の性質によるものか、剣先を天に向ける事を絶対的に拒絶する剣として在り続ける。

    【ゾーフィアス】
    無数の手の絡まる様な装飾に埋もれて、その装飾らとは違う鍛冶屋か、誰かが刻んだ文字“Zwolfias”から銘としたもの。なお、尋常ではない硬度を誇るこの剣に正確に細かく文字を彫る事は至極困難なものであると推測される。

    【現在】
    9/27に武器狩りのウタが担い手となり交戦、その性能を最大限に生かした攻撃を二度も仕掛ける。担い手として認めると共に、武器狩りとしてウタが狩る事でウタのものとなる。



    <strong>「笑剣ストレイトエッジ(竜山脈)★☆☆☆☆
    ~数十年前、引き立て役、突っ込み役(Straight man)の為に生み出された剣であり、お笑い冒険者コンビ、スティップ&ポンメルンのスティップが用いていた剣。鞘から引き抜く度にピコピコハンマー、ハリセン、スリッパ、こんにゃくの四種に剣身がランダム変化する。製造過程が不明であるが鞘に何らかの空間転移系術式が組み込まれていると言われる。「竜にツッコミ入れてくるわぁ」と相棒へ告げ真顔で出てったきり、スティップの姿を見たものはいない、ということになっている~」</strong>
    レミ一行が竜山脈でオネェな竜より入手。現在リンファの手に。

    <strong>「邪剣タールアイ(不明)★★☆☆☆
    ~数百年前の流浪の魔法剣士オルコットの持っていた剣であり、振るう者振るわれる者相応に不幸を創り出す邪剣-イービルソード-である。鍔に漆黒の乾留液(Tar)の如き禍々しさを持つ眼(Eye)の様な魔宝珠が嵌め込まれた黒銀の長剣であるが、その最大の特徴は振り抜いた相手に剣身が触れた場合相手にタライが落ち、外した場合自らにタライが落ちるという具現化魔法による創造不幸。ついでに刃は恐ろしい程になまくらであり、斬れ味は無いに等しく、その上黒くぬめぬめしてる。殉職したオルコットの傍にはタライが落ちていたと伝わる~」</strong>
    レミ一行がタライダンジョン攻略、取得。タライ屋に。


    【ストレイトエッジ】
    詳細は聞いていないが、レミやミカ達が竜山脈にて貰ってきたらしい。そう、パケットと共に竜山脈で穿竜剣アルメオスを取りに向かった時にも過ぎりはしたんだが、どうにも、この俺をもってしてでも嫌な予感しかしなくて。
    レミの持ってきたそのストレイトエッジは今ではピコハン剣という愛称で親しまれているが、未だに俺はその有用性の発揮に至る事が絶望的に出来ていない。去年の8月の12日にセシリアにレミが何の意味もなくストレイトエッジ(こんにゃく)でツッコミしようとして逆にハリセンで仕留められたのが、一番最初に使用が目撃された瞬間だ。おい、これ、俺がセシリアに「なんでハリセン常備してんやねん!」と突っ込む事で有用性が果たせたんじゃ……。
    そしてランダム発生というのに一発で引き当てるピコハン剣。
    元はお笑い冒険者コンビ、スティップ&ポンメルンのものだったが、スティップの方は行方不明、から一転してマーシレス事件で犠牲になっていた。ポンメルンの方が今度は行方不明だが、さて。ボケ側だけ残っていてもツッコミにはなれないしな。
    今はリンファが所持している。使い所は良く分っている(らしい)し、有用性が果たされ俺の心配する所ではないんだが……何とも言えないな。

    【タールアイ】
    邪剣-イービルソード-の一種。鍔に漆黒の乾留液(Tar)の如き禍々しさを持つ眼(Eye)の様な魔宝珠が嵌め込まれた黒銀の長剣だがその実態は究極のなまくら剣であり、かつ、タライを振り落とさせる創造不幸を齎す剣だ。意味がわからない。
    これも、レミが世界を駆け回って、いや、意外と近くにあったらしいが、タライ神殿だとかいう既に人の理解の範疇を超越した空間を見付けたらしく。もう意味がわからない。確かフライルーにはパンツハウスだとかがあったと聞くが、そういった、世界に点在する人の到達するには困難な、理解及ばぬオーパーツ的な。人智を超えた何かなんだろう。
    今ではレミが所持している。そしてその無尽蔵のタライ生成の力で以てしてタライ屋を始めたそうだ。これもまた理解の範疇を超えている。いいのか、タールアイ、それでお前の有用性は果たされているのか。タライを頭の上に落とすという創造不幸がお前の有用性ではないのか。いいや、それでいいのか。
    何やら俺の知らぬ所でタールアイが次元干渉し、最近では蒼水晶の洞窟と、そしてあの謎の双六空間でタライが降ってきた事が確認された。俺の知る限りで二度もだ、となると、他でもどこかしらで突然タライが降ってくる可能性もまた、否定出来はしない。レミの仕業とはまことしやかに噂されているが、一体、世界がどうなってしまっているのか。これがタールアイの有用性、その剣の目的たる行いなのか。担い手との同調は果たされているが、しかし……。



    <a style="cursor:pointer" onclick="sta=document.getElementById('stb').style; sta.display=(sta.display=='none')'block':'none';">【ストレイトエッジとタールアイ】</a>
    <div id="stb" style="display:none;">俺らがどうであれダチ公がイテー目見たらレミもイテーんだ、か。俺はそれに対し「他人の誰が痛かろうが構わない。オレは知り得ない。興味が無い。必要も無い。他人のなら尚更に痛みなど知り得ない。ましてや心など有り得はしない。」と。剣であったが為に、その全てに躊躇いはなかった。

    ケンカするなら素手でやれ、アクセルが血を見るのもコールが血を見るのも嫌だ、それがヤダってんなら、レミがピコハンの剣Verみたいなやつを作ってやるからそれで、好きなだけヤり合え、と。
    レミが泣きながらそう訴えて来た事を覚えている。ぐっしゃぐしゃにしながら。俺は、それでも何も変わらない来でいた。

    まさか、そう。この二本の剣を俺が提示してやる事になるとは。

    そうして、本当に持ってくる事になるとは思いもしなかったんだ。

    結果的に、俺とコールは別に真剣で殺り合う事はなかった。あの時は、そう、家族を助け出す為に、そして、家族を蘇らせる為に邪魔する奴は片っ端から殺す事すら厭わなかった。だから、俺の進む道に立つなら、斬る事は何の迷いも無かった。
    結局落ち着いて、そこにレミが二本を持ってきて。まぁ、それはそのままリンファと、レミが所持する事になったんだけれど。

    まさかそれが、リンファとレミが、俺とコールの代わりにそれで戦う事になるとは、それこそ、思いもしなかった事ではあったんだけれどな。

    何なんだ、嫁と旦那って。</div>


    <a style="cursor:pointer" onclick="tegamia=document.getElementById('tegamib').style; tegamia.display=(tegamia.display=='none')'block':'none';">【ストレイトエッジvsタールアイ当日に送った私書】</a>
    <div id="tegamib" style="display:none;">
    ----------
    to lihnfa

    当日になって済まない。

    ストレイトエッジ、そしてタールアイのアドバイスか。その二本の剣は単純短調に言って殺傷力は無いものだから安心していい。言うまでもなくストレイトエッジは四つの剣身に変化する剣だ。ピコピコハンマーにハリセンにスリッパにコンニャク。どれも同じく突っ込みに対してのみしか考案されていないが、独特な特性を持っている。ピコピコハンマーはその外見的特性から分かる通りハンマー型だ、ピコピコ面の上と下、両面が使用可能でありハンマー部への延長された柄は硬質だ、これで防御する事が可能になっている。その点他の三つより高性能だと覚えておいて構わない。次にハリセンだが耳への打撃または左右どちらかの打撃によって一時的に聴覚を奪う事が可能なくらいに音が大きい、次の攻撃に転換する為の足掛かりとして使えるだろう。だがスリッパと同じく硬質ではない為防御には向かない。次、スリッパだがこいつはリーチも無く防御にも向かない、足入れる空洞によっていい音が聞けるがハリセン以下で使い物にならない。次にコンニャクだが、剣の長さまで延長されたコンニャク棒は相手へ振り被った場合に剣身が曲がり、相手の防御を迂回し叩き付ける事が出来る 。調べた所、恐ろしい事にコンニャクの93%から97%までが水分でありそれは質量の攻撃に等しい。重い物理攻撃でありながら触れた相手へと精神的な攻撃を与えるという二面の攻撃特化を持つのがコンニャクだ。これは防御には向かないものの、攻撃に際しては猛威を振るうだろう。以上の事からランダムに変わるとしても即座にその特性を理解して攻撃に回るか防御に回るかという選択が必要だ。この場合となると相手はタールアイとなるが、その性質は凶悪なものでハッキリと言えば打ち合わないに越した事はない自滅の剣である事は伝えておこう。あれの特性は、振って、当れば当たった相手の頭上を具現座標としてタライを瞬間生成し落下させるという創造具現魔法の一つが組み込まれた剣。だが、その反面、振って当たらなければ振った者の頭上からタライが降り落ちる。この性質はつまり、避け続ければ勝てるという寸法だ。俺はコール相手とする場合にこれを行う予定だったが相手は熟練の手数を扱う双剣士だったからな、懸念は多かったが。ともあれリンファも避けるのは慣れていないなら困難かもしれない、先程の通り防御に使えるのはピコハンだが、それ以外にも 相手をタールアイとした場合、つまりタライとした場合にコンニャク が緩衝材にも成り得る。中空からの突然の打撃に対する防御は必須だから、覚えておいて損はない。あと、言い忘れたがタールアイの剣身は酷くヌメヌメしていてこちらは傷付かないが相当にキモいから覚悟しておくように。後は此処の有用性という話になるがそもそものストレイトエッジの生まれた切っ掛けというのは勿論ストレイトマンという突っ込み役、直訳としての引き立て役の意味を持つ役柄の為に与えられたもので、こいつはお笑いコンビのスティップ&ポンメルンって冒険者コンビの片方、スティップが持っていた伝説の剣でもある。竜にツッコミに行くと言ったきり帰って来ていないらしい。そしてこの剣だけが見付かったって事はそうなのか、どうかは知らないが担い手となる上で元の担い手の作り上げた意思を尊重するのもまた大事な事だ、しっかりとツッコミをぶち込んでやってくれ。そしてタールアイに関してはこれはリンファが探索に参加したのだと思うけどその内容の奇怪さは目を見張るものが( 前略 )という古代からのボケへの概念( 二枚目に突入 )総合的にツッコミとボケの割合と( 中略 )衝突による脳細胞の死滅が引き起こされ( 後略 )つまるところ全裸( 三枚目省略 )であって真髄は( 略略略 )と長々と語ったが基本的に何も考えず打ち合えばいい。死なないし。じゃ、健闘を祈ってる。多分見に行くから何も気にする事は無いだろうけど。勝敗に拘わるでも、ないだろうし。タライは結構痛いからそれだけ気を付けとけよ。

    あ、弁当とか要る?
    花見も、賑やかに出来ればいいな。

    Axel
    ----------
    </div>



    <strong>「・屍色の爪(暗い森の街「クロノドラ」/影隠しの森)★★★☆☆
    ~50年前の通り魔殺人事件首謀者である『宵闇の手』と呼ばれた犯人フラネスの用いた剣。刃先から柄頭まで地獄の深淵の如く真っ黒であり、夜には光を飲み込むその剣を視認する事さえ出来ない程のもの。闇の中フラネスは冒険者の一人に討たれたとされ、そして通り魔殺人は止まったものの、その亡骸と剣は未だ発見されていなかった。最近になりとある殺人鬼が用いたが、その所在は不明~」</strong>

    【概要】
    全てで十在る漆黒の剣。

    各々が指の名を冠し、大まかに分けて右手、左手が存在する。

    右手は有り余る憎悪を宿した血肉、骨を素材とし宿る憎悪を魔力の沼として極限の漆黒の色を映す。それが故に屍色の爪と名付けられる。

    左手には素材に用いられた肉体に宿っていた魂が込められる。魔剣避けという作業の一つで、魂を二分化させず片寄らせ、犠牲者の魂の憎悪にあてられぬ様に封印したもの。その為、主に理性を保ったままに振るう事が出来るのは右手と呼ばれる剣、一方で魂の叫びに触れ精神を壊し憎悪のままに殺戮を行う為の剣が、左手と呼ばれる剣である。

    <a style="cursor:pointer" onclick="aaa=document.getElementById('bbb').style; aaa.display=(aaa.display=='none')'block':'none';">屍色の爪【右手】の全仕様</a>
    <div id="bbb" style="display:none;">
    <Font Color="red">屍色の爪[シシキノツメ]

    ・【概要】夜専用の暗殺に特化した剣である。夜における視認を困難とし、魔術的な視認さえ不可能とする恒常魔術を持つ魔剣の一種。親指(幅広大剣)、人差し指(フランベルジュ)、中指(ツヴァイハンダー)、薬指(魔術結界干渉剣)、小指(魔術媒体細剣)、の五種類がある。
    ・【外見】剣身そのものは真っ黒であり一切の光を反射せず、輪郭のみが切り抜かれた様にも映る。その剣の凹凸すら肉眼では確認出来ず、また魔術的に視る事も困難となっており、シルエットとしてのみ映る。
    ・【耐久度】熱による性能劣化は殆ど無し。1500度以上の高熱の場合変形する可能性あり。一般の剣と同様の模様。耐久度に関しては市販の剣とそこまでの大まかな差異は無く、少々硬い程度。回数を重ねて破壊出来ない事はない。
    ・【特殊性能】究極的なまでの『黒体(光を完全吸収する物質)』としての性能を魔術的に突き詰めた剣であり、その剣に映るありとあらゆる光を吸収する。その為強い光の元、または火の近くでは尋常ではない程の熱を持つ。完全黒体に限りなく近く99%もの光を吸収する現代で辛うじて製作可能な黒体などの比ではなく300%程の光を魔術的に吸収する異常な剣であり、莫大な熱の放射(黒体放射)を引き起こす。「黒は光を吸収しやすい」の魔術的な特化が施され、虫眼鏡で黒い紙が燃え易い原理が大袈裟にされたもの。夜に用いる事でその剣身を極端に視認し難くする。
    ・【薬指/小指の特殊性能】薬指は魔術の結界を切り裂き破壊する能力に特化しており、触れた部位からその魔術組成式に干渉し解体する事に特化している。小指はその剣を扱う者の魔力を細剣に通し魔術媒体、杖として扱う事によりその威力を増幅、加速して射出する事が可能である。小指においてはエルフへの使用を想定してある模様。
    ・【剣身表面】陰影すら見えず、魔術的に視認する事も不可能である。だが剣身へ紙を宛てがい上から鉛筆で擦り、凹凸を描写する事によって異様な程にも細かな術式印が刻まれている事が判明する。この術式印自体は対魔術探知のものであり、薄れた場合には魔法的な知覚を可能としてしまう事が懸念される。
    ・【対魔術探知】魔術的に視認する事を不可能とする。魔素の反応そのものを隠蔽し、その剣に対し向けられた知覚魔法そのものを無効化する。しかしこれらは高度に編まれた表層の術式印にて向上発動している為、術式印が薄れた場合には効果を落とす、または効果が消滅する。よっぽどの専門家でない場合、消滅した場合にのみ魔術的な解析が可能となる。解析には相応の魔術知識と時間を必要とし、その場その場の一瞬での解析は不可能でもある。
    ・【生成方法】五組の五人家族のエルフの一家を各々用意。この剣をただ創り出す為だけに精神が擦り切れる限界までの子供の恐怖を、そして両親の憎悪を絞り出す様にも拷問を掛け、ゆっくりと解体する様に、その魔力の負の限界を引き出す様に殺す事にて、術式を用いぬ呪縛的な恐怖と憎悪を恒常的に廻る様に剣へ組み込まれた。物体として恐怖と憎悪が染み付いた屍の、その骨を剣身へ、血は余す事無く鍛冶に用いられた。見る者によってはその測り知れぬ怨嗟の片鱗に触れる事となる可能性もある。事実、その無尽蔵の救い様の無い憎悪と恐怖にて恒常的な魔術が働いている魔剣である。
    ・【素材】この剣を作るにあたり五組のエルフの五人家族、計二十五人が犠牲となった。なお成功作品は一組しかなかった模様。この剣を作る為に選ばれ、魔素保有量の累計にて各々が親指、人差し指、中指、薬指、小指と別けられた。素材は純度の高く魔法との親和性の高い特殊な魔合金とミスリル合金が用いられ、そこにエルフの骨の髄にまで至る肉体の全てが余す事無く錬成に使用されている。対魔術探知を解除した後に術式透視、電磁波視解析(エックス線解析)する事で柄の部位と鍔の部位へと各々の名の通りの指が五本ずつ、埋め込まれている。なお、これら全ては右手のものである。その為、屍色の爪は合計で二組み作られていた可能性がある。</Font>
    </div>

    【製造過程】
    第五回目の製造実験におけるエルフの一家、アーベルハイド家を素材として用いる事により製造成功。

    家族を生かしたまま爪先から削り、治癒術式と出血量を上回る高度な固定式莫大造血術式を展開し、14年間生かしながらも身体を削いでゆくという恐怖と憎悪を極限とし、そして家族と共に在る事で意識を保たせた。
    染み付く程の吐き出される憎悪と何故自身なのかという問いに答える監視官が居り、アーベルハイド一家が死ぬまでの14年間、地下のその施設にて会話が行われていた。

    死亡により全てが削がれ、残る骨や血肉流れたその炉の中で鍛冶により漆黒の剣が創り出された。鍔の部位には各々の家族の指が埋め込まれている。

    【魔剣】
    「屍色の爪【左手】」は担い手へと極大憎悪による精神汚染を引き起こし、殺戮衝動へと駆り立てる魔剣として在った。それらが後にとある組織により用いられ、精神汚染と殺戮衝動のままに村や街、都市に「レットポイント」として投入され殺戮兵器的な用途として扱われた経緯を持つ。

    【現在】
    全屍色の爪が浄化、消滅済み。



    ──ライナス・アーベルハイドは、
        アクセル=アランバートと共に。



    <strong>「・レーネシアの剣(深きに続く都市「マリメイン」)★★★★☆
    ~右に獣人、左にエルフ、正面に人間の女の顔を持った美貌の三面神レーネシアの振るった剣とされ、触れた者へと絶対的な知恵と魔力と力、そして三日後に死を齎す呪いを結んだ言われる。その剣を司るレーネシアは神々の頂点に君臨せんと剣にて傀儡と力を欲する者達を集わせた強大な大軍勢を作り出すが、たった一人の人間、英雄レイナスに三日を待たずに打ち倒される事となる~」</strong>

    【概要】
    切り付けたヒトの三種族へ呪いの恩恵を与え、その身を剣を担いし者が操り、そして三日で切り付けられた者が朽ちるという身体強化・精神操作・死の呪いを授ける魔剣である。

    【マリメインにて】
    海辺で操られていた獣人は全てレーネシアの剣によって傷付けられたものであり、海竜も同じく。後にサシャ自身にも操られている事が判明。
    レーネシア本人の意思が介入すれば操ったヒトを媒体として呪術を展開する事が可能。それにより一度傷付けたリンファを再現し、その肉体の損傷さえも同期させる呪術錬度を持つ。
    伝説として残る英雄レイナスが打ち倒したレーネシアは分断されながらもバラバラに散った剣の欠片の一つとして意識を持っていたが為、他の欠片が気に掛かる所ではある。
    マリメインの海底神殿にて、神剣アンフォルドによってレーネシアの具現の為の瘤が両断。「侮るなよ、小さきものどもよ。我々は恨みのかけら。女神のほんの一部。いつの日か必ず蘇り、頂点に君臨して見せようぞ」との言葉を残し消えたが、欠片は残ったが為にヴィッセン教授預りに。未だその性質は濃く残るらしい。

    【ペティットにて】
    ヴィッセン教授の校外自宅に保管していた欠片が邪神信仰の男複数に盗まれ、それらを奪還したが封印していた瓶が破損、邪神信仰組織の持っていた邪神像に欠片が吸い込まれ、その邪神像に宿されていた低級な悪霊がレーネシアの力を得る事態に。
    屋敷内に封印したものの、その屋敷がヴィッセン教授の意識を反映し学院の形を騙る異空間となった。
    思い出したくないから簡潔に書くと、悪霊を倒し出てきた剣の欠片が一回り大きくなっていた。今後どうなっていくか、気掛かりでもある。


    【角鹿】

    <strong>「・角鹿(つぬが)
    ~退魔の獣である避邪の角が素材として用いられ、巫女マツリカが自らを犠牲として作り上げた退魔の双剣。赤い房が柄についている儀礼用の双剣。作られた邑にある死んだ麒麟の亡骸が地に還るまでを妖魔から守る為に、破邪の能力を持つ霊獣「避邪」の力が込められており、現在では守られた麒麟の加護も内包している~」</strong>

    リンファの所有する双剣。華中の迫害された流浪の民が見付けた亡骸となった麒麟、その友たる退魔の獣『避邪』の角が用いられている。
    流浪の民が仕掛けた落とし穴に麒麟が掛かっていたため、民はその伴侶の麒麟への許しと加護を願い、それらが一つの聖獣殺しの災いへの信仰として現在にまで繋がる。
    麒麟の亡骸は力を秘めており、亡骸が土に還るまで亡骸を狙う妖魔を退けんと、麒麟の友である退魔の獣『避邪』が自らの角を捧げて武器とした、それが角鹿となる。
    角鹿を完成させるにあたり、一人の娘が命を捧げた。巫女マツリカ。リンファの先代、初代の双剣の巫女。完成した剣は相当な力を持っていたようだ。
    人々と長く戦い続けた麒麟は巫女の犠牲を嘆き、角鹿へと加護を与え何処かへ去った。
    巫女が双剣の担い手となる長い戦いの中で、角鹿は自我を持つ。剣精『角鹿』。その剣の選定の意志と共に巫女は妖魔と戦い続けた。担い手となる巫女にとっては心強かっただろう。双剣の花嫁、そうも言われていた由縁。

    流浪の民の邑(むら)は、麒麟が土に還り危機を脱した。

    だが角鹿は、贄となった巫女マツリカの魂を削り、生きる。
    角鹿を愛した初代巫女マツリカと共に居たかった角鹿は、周囲の物の魂さえも削り始める。次第に邑には子は産まれなくなり、感情を喪っていくという症状を齎した。双剣は、忌み嫌われる。
    邑を守る役目は終えた。双剣の祠を訪れる者は、もう居ない。

    角鹿は最後の選定を行った。選ばれた者が、リンファだった。

    『双剣』から二つの魂を取り出す方法は、魂が削り取られ尽くす前に、代わりとなる事。

    俺の目の前で、魂が消える寸前のリンファは『巫女マツリカ』と『剣精・角鹿』を開放し。『リンファの魂』と『パン田さんの魂』をその双剣へと宿した。

    俺が出来るのは、『双剣』と『リンファの魂』を分断する事。
    神剣アンフォルド、マリメインの伝説が確かなら……。


    <hr>


    【神剣アンフォルド】

    <strong>「・神剣アンフォルド(深きに続く都市「マリメイン」)★★★★☆
    ~概念を斬るではなく、解くと言われる剣であり、扱う者の意志次第にて幾らでもその使い道が分かれる神話上の剣。捻れ絡まった麻糸へ振るえば一本の線として戻り、騙し合いの果てに殺し合いに移ろうとする者へ振るえばその者の誤解すらも解く、概念の剣と呼ばれる。神々の剣の内の一本と呼ばれるが実態は不明であり、マリメインの近郊の英雄の伝説として知られる~」</strong>

    マリメインの伝説の剣。概念を解く剣とされる。姿、形は不明。

    マリメインの漁師の息子だったレイナスが三面神レーネシアの企みを知り、善神ガタリの助けを借りてレーネシアの野心を打ち砕く英雄譚がある。その際、レーネシアの剣を解いたのが神剣アンフォルドと言われている。
    その神剣アンフォルドが封印されているアンフォルド神殿が、現在現れているとの事。伝承によると危機が訪れなければその神殿は現れる事は無いらしい。

    マリメインの海竜の巫女サシャが『大いなる災い 海より来りて 嘆きを振りまき 陸を喰らわん』との神託を受けるのも同時期。
    アンフォルド神殿に先行調査を行った現地の住民第一陣6名。第二陣6名の計12名が行方不明。全員海洋系の獣人であり海難事故の可能性は限りなく低く行方不明者の捜索が必要。
    また、海からの『災い』を予言した人魚たちの守り神である海竜も現在行方不明になっておりアンフォルド神殿もしくは災いと何らかの関係がある可能性が高いと見られる。

    災いを退ける依頼の報酬が、神殿へ向かう事を可能とする魔女の秘薬。足をヒレに出来るんだとかで。
    災いの当日、行方不明だった獣人が海辺に襲撃して来た。海竜も。それらはレーネシアに操られた者達だった。アズライト、コウ、ステファニー、セシリア、トクサ、パケット、ミカ、ラファティで食い止める。
    とんでもない津波にぶちのめされ掛けたが、どうにか生きている。

    魔女の秘薬を手にし、アンフォルド神殿への調査が可能となり、サシャより新たな神託を聞く。

    『勇ましき者よ 立ち上がり アンフォルドの扉を開け 海から嘆きを切り離さん』
    『さもなくば 災い大海に流れ出て 嘆きと死が海に満ち』
    『蘇りし女神の軍 海の果てより地の果てまで 絶望が全てを赤く染めん』

    めでたく人魚の足(足?)を得る事が出来た一行でアンフォルド神殿へ。
    中でレーネシアと交戦し、そして、セシリアの手にした神剣アンフォルドによってレーネシアの呪いそのものを解き伏せる事が出来た。アンフォルドは、何も無い水槽から取り出した様な、“そこに或る”事を理解させる、透明な剣だった。

    リンファの魂も、解き、助けられた。

    役目を終えたアンフォルド神殿はまた沈み行く。マリメインに危機が訪れた時、また姿を現すのだろう。


    レーネシアの剣に関しては、また別のページに。


    【探索予定の剣】
    ・邪剣 蝕腐王(シーフーワン)

    <strong>「・邪剣 蝕腐王(華中)<s>☆☆☆☆☆</s>
    ~まだ華中が戦乱に明け暮れていた時代、小邑、罫(ガイ)の邑長が禄王に一矢報いるため邑人65人を皆殺しにし、民の血と外法を用いて作り出した一振りの剣。瘴気を纏うその邪剣は、斬られた部分がただれて腐り、放っておけば毒のように全身を腐らせると言われる。振るわれる事無くその剣は山奥の卦(ガ)という邑の霊廟へと封じられた。最近になり卦に瘴気が溢れ、事件として取り上げられている~」</strong>

    【目的地】
    ・華中、華央のある山奥の邑(むら)、卦(ガ)。
     移動経路:華央「播蛇」から商隊に合流、丸一日かけて「郭曳」到着。「卦」の調査予定。

    【概要】
    ・9/10、邪剣の封印されている卦にて連絡が途絶え、9/12に冒険者四人が調査を開始。9/13に一人が帰還し、報告内容から卦には瘴気が溢れ生存者は誰一人として居ないという情報を手に入れる。また、障気は邑奥にある霊廟から溢れてきている、邑の中で妖怪(魔物)に遭遇した等の情報が齎される。なお同行者三人は死亡した模様。信憑性は不明であるが、邑人38名と冒険者3名が死亡したと見られる。
    卦に封印されていたものが邪悪な剣であり、その剣を封印する為に建てられた邑である為、その邪剣である蝕腐王の調査、瘴気の停止を目的とする。オレは蝕腐王に会いに行く。以上。

    【蝕腐王】
    全長2mもの大剣であり、剣先は左右に鉤を持つ剣。憶測としてツヴァイハンダー級、性能は先端重量増加によるエクセキューショナーズソードを思わせるが一撃の斬撃、負傷によって腐敗術式を付加、継続、進行する最悪級の魔術に類似する剣の可能性がある。

    【瘴気・蝕腐王対策】
    ・対策としてリンファの麒麟の加護を受けた鈴、または角鹿の浄化効果を期待。魔術と記載したが瘴気由縁の呪術式の類の可能性もあり、生存者の一名の回復具合から、気による回復が可能と見られる。物理的回復ではなく瘴気または呪いの解除であり、身体損傷の回復は通常魔法で可能と見られる。
    ・ルアトニムの一件において、華中の退魔としての性質と聖水の性能が類似していた事から、今回も聖水の準備も必要と見られる。オレは持っていないが。やはり教会に寄っておくべきだったか。
    ・リンファの鈴は長剣へと結び付けておいた。剣への浸透は僅か。斬撃への付加は無いよりマシ程度で、鈴の単純な退魔の力に頼る事になるだろう。

    【卦と触腐王の歴史】
    ・まだ華中が戦乱に明け暮れていた時代。
    「漉(ルー)」の禄王(ルーワン)は周りの小邑を武力によって統合し、一つの大国を作ろうとしていた。国力の差から戦う前に敗北を知った小邑「罫(ガイ)」の邑長は、禄王に一矢報いるため邑人65人を皆殺しにし、民の血と外法を用いて一振りの剣を造り出した。
    障気を纏うその邪剣は、斬られた部分がただれて腐り、放っておけば毒のように全身を腐らせるという。
    しかし、結果的に禄王とその家臣らの手によって邑長は倒され、剣は葬られた。
    そして、剣を葬ったその上に霊廟を建て、鎮魂の儀を以てその地に安寧をもたらしたという。
    その後、禄王の家臣が霊廟を守り続けるためにそこに邑を作り、邑人は邪剣を封じ、青龍を祀り続けてきた。

    これが現在の「卦(ガ)」である。(華中の古い文献より)

    【卦と触腐王の前情報】
    ・ 9/29夕方、華央「播蛇」から丸一日かけて「卦」の麓にある「郭曳」到着、9/30以降、「郭曳」にて「卦」の調査を行う予定。
    ・卦は触腐王を封印する為に建てられた邑であり、瘴気を生み出す触腐王の封印されている霊廟から瘴気が溢れている為、触腐王が原因である可能性がある。
    ・霊廟には青龍像が祀られている。
    ・邑に蔓延している瘴気は強大な精神干渉の様で、触腐王を作る元となった65人の怨嗟の声とも取れるものであるらしい。
    ・瘴気は現在卦の邑のみに蔓延。早期に解決しなければ周囲への拡散の可能性もある為、早急の解決が必要かもしれない。
    ・卦は山奥を切り開いた邑であり、門が存在する。そこから既に瘴気が溢れている模様。邑の人口は38人、4~5人で一家の民家が八つ程の小さな集落のようなもので、霊廟、墓を含めてそう大きくない邑であるらしい。
    ・華中は「数」と「方角」を重んじる土地であり、霊廟の青龍のある場所は東である可能性がある。
    ・卦は「青龍」という神獣を信仰しており、これは「東」に位置する。その為、邑の霊廟は間違いなく東に置かれてるとされている。
    ・余談として、数は奇数が良い数で、偶数が悪い数であるらしい。
    ・華央の中で郭曳は東、やや北よりの位置。
    ・青龍の位置が東の場合にこそ、安定がはかられる?卦に入ったらまずは東へと。
    ・生き残った一人の冒険者は郭曳とは別の邑で治療中、回復を待つより探索を優先される。準備次第だが、鈴で行けるだろう、か。
    ・調査は10/3の予定。

    【行動指針】
    ・目的は瘴気を止める事。オレは瘴気の発生源たる触腐王を見る気ではあるが、出会えるだろうか。巻き込む気は無いので、場合により単独行動。単純に青龍像をどうにかして止まり解決するなら、オレは先へ進む気でいる。
    ・別の調査隊が向かって帰ってきた、事を考えると、卦へ入り、出る事は可能。先ずは向かってみる事を。東へ向かってみる事にしよう。
    ・生存者の一名は、妖怪(魔物)に遭遇したとも語っていた。それが幻覚であるのか否かの信憑性は不明の為、警戒を。
    ・触腐王はただ鎮座しているのか。その意志と語らえるか。生憎65人の声を皆汲み取れる気はないが。
    ・一般論的に持ち出すよりも、その場での破壊や再封印が求められる。しかしながら、剣が望むものではない。ならば持ち出して、その望みを振るうべきだ。
    ・屍色の爪に似ている。二つの意志を持つ。殺す為と、死の嘆き。最悪の加害者の意志と、悲惨な被害者の意志と。
    ・オレは剣に倣う。だが、瘴気を散らす剣と、瘴気を殺す剣があるのなら。その相反の選択肢にてオレが取るものは。それは、決まっている。



    【探索予定の剣】
    ・涙凍の剣
    ・クラノスの冷風剣

    <strong>「・涙凍の剣(不明)★★☆☆☆
    ~ある森の中の町に水を司るエルフが居た。理由は分からぬが毎晩毎年泣き続け、ただその町のみが雨に見舞われ続けた。そこに、ある目的の為に旅をしていた氷を司る非情なエルフが通り掛かる。町の者が水のエルフを罪人であると伝え、殺してくれと頼み込んだ。氷のエルフはその離れへと向かい、剣にて背をひと突き、水のエルフを殺してしまった。ところが、その水のエルフは、旅のエルフが探し求めていた者であった。振り続ける涙を凍らせると誓い、その剣を残し旅のエルフはその町を後にする。後には、しんしんと降り積もる雪だけが残され、降り止まず、全てを白に染めていった~」

    「・クラノスの冷風剣(不明)★★☆☆☆
    ~200年前、小さな風竜を駆る冒険者クラノスの所持していた、冷気と風を属性とする短剣。アポミナリ出身アクラノスは避暑をしながら旅を行い、様々な涼める地を風竜と共に廻った。その過程で何の変哲も無い短剣が風と冷気の力を帯びたもの。アポミナリアから、北、そして西へと風竜と共に歩んだ経歴があるが、旅は途中で途絶えている。ジャンナで親友となったエルフのロポロスと共に二人旅を続けている、と言われるが不明。西の、雪の降る神殿へという200年前の文が見付かっている~」</strong>

    【目的地】
    ・ペティット近郊、六花の神殿

    【概要】
    ・雪の降り続ける地区があるとのミカからの提供を受ける。所持していた情報から、雪の降り続ける由縁を持った「涙凍の剣」と、雪の降る神殿へという文の由縁の残る「クラノスの冷風剣」の二種を、その地区、六花の神殿にて探索する。


    【調査結果】
    ・八月の二十日、「涙凍の剣」と「クラノスの冷風剣」の探索。同行者はミカとミツキ。発見出来たのは、その二本ではなく「ルアトニムへの七つの迷宮剣」。

    <strong>「・ルアトニムへの七つの迷宮剣(不明)★★★☆☆
    ~古い資料にしか残されていない、古代の結界剣。豪華絢爛な剣身を持ち、様々な宝石装飾の施された剣であるが、その剣に触れている間、抜け出せぬ迷宮に誘われ閉じ込められるというもの。900年前、砂漠に突き立っていたその剣を冒険者エックハルトが手にし、攻略したと言われるが詳細は断片的である。資料によると世界に七本存在していると言われるが、その目的、意図、ルアトニムとは何なのか。その全てが謎に包まれている~ 」</strong>

    古代の結界剣の一つ。豪華絢爛な剣身を持ち、様々な宝石装飾の施された剣であるが、その剣に触れている間、抜け出せぬ迷宮に誘われ閉じ込められる。900年前、砂漠に突き立っていたその剣を冒険者エックハルトが手にし、攻略したと言われるが詳細は断片的である。資料によると世界に七本存在していると言われるが、その目的、意図、ルアトニムとは何なのか。その全てが謎に包まれている。
    それが六花の神殿の雪の中に埋まってた。第一発見が900年前の情報であり、実際はそれよりも古い年代だろうと考えられる。

    【迷宮概要】
    迷宮はダンジョン的なものではなく、単調なループ世界に似たもの。見渡す一面が大雪原で、遠目に柱が幾つか。雪は視界を閉ざす様に降っている。先は薄く、見えにくい。柱のモチーフは、何れも六花の神殿に類似する。
    900年前は砂漠にて発見された為、恐らくは同じ様に、砂漠の様な異空間が広がっていたとは伝わる。光景を反映し、迷宮を作り出すものだと憶測が立てられる。例えば入り組んだ路地裏ならば、その光景を反映し、歩き続けても出る事の出来ぬ路地裏の迷宮とする、と憶測する。


    【法則性】
    その場で見出した法則性は断片的。方位磁針は正常に作動してる為に必須。先程の通り触れている間のみそのループ空間へと周囲の景色が変貌する。剣を握っていない者もある程度の半径までは迷宮に飛ばされる事も確認済み。目印は、恐らく初期地点のみ固定されていると推測される。
    遺書の内容、クラノスが脱出に至っていない事を考えると、別行動で正解ルート外に彷徨くと、そのまま分断されて幽閉される可能性がある。

    【オブジェクト】
    東に、遠目に柱が三本。
    西にはアーチ状の神殿の一部。
    南には柱が一本。
    北には遠目に柱が二本立っているのが見えた。
      北2
    西ア 東3
      南1
    そこから、西へ。アーチの方向へと向かったところ、
     北
    西ア東
     南
    アーチへと辿り着けたものの、その先へとアーチ、それだけでなく周囲の風景には変わりは無かった。東に遠目に柱が三本。西にはアーチ状の神殿の一部。南には柱が一本。北には遠目に柱が二本の光景は変わり無かった。
    そこから、東へと向かった。
     北
    西3東
     南
    三本の柱のある地点、そこには死体があった。それが、クラノスであるのは遺品から確認出来た。近くには小型の竜が寄り添い、一切腐敗しないままに死に絶えていた。
    移動経路は以上。一度元に戻ると位置は初期化されるらしい。

    【遺体/遺品】
    遺体はクラノスのものだった。外傷は、二つ。右足は切断され、胸元は大きく切り裂かれており、この血塗れのメモが確認された。

    『何処でも構わない、どの地点からでも、東の方■■違い無■■血痕は残り続けた、だか■■■■んな筈■ゃ■かっ■■。■には聞いていたが、あんな化け■■牛■、■のロポロ■■野■が、裏■りやがっ■。あれは■ち出せ■■。あの剣から離れ■ら、ルートが、分か■なく 。このまま俺■けが、取り残■れ■。もう■■だ、こん■所で、俺は 死にたく■■、■■あ■■。だが、悪足掻■くら■はしてやる、あの■け物■斧、あ■こ■は確かに何かが刻ま■■いた。あ■さえ分かれば。■だ、奴が■た、■■■■■、■ア■■ム、■■■■、■だ、分か■■、足■算、そ■、■だ、掛■■、■■=■■○、■、たくな ■■■■■■■■■■■■■■』

    【ルアトニムの迷宮剣】
    宝石は、不明。ルビーやエメラルドの類、だろうか。それらに酷似して、しかしながら良質な魔石の類。複雑な銀細工のそれらは、どれも魔法陣に似た様なもので。複雑に絡まり合い、そして僅かな発光を魅せる
    宝石の数、装飾の数は無数。恐らく剣に相当の価値が恐らく付加されている。剣そのものが財宝、つまりは餌であり、剣を手にして帰れたならば、後は売り払うなりなんなり、だろうと。それがあの剣の、有用性なのかもしれない。
    剣を手放せば元の世界に戻れる。が、代償はその装飾の崩壊。財の価値を失う事。価値を失いたくなければ、一切手放さず、その迷宮を抜ける必要性がある。ひび割れたり色を失ったりで、残り九個。
    これは、有用性の消失?

    【パズルとして】
    正解ルートは不明。
    だが、パズルで、ギミックはある。攻略者は居る。900年前に。
    攻略者エックハルトは、剣の取得者であり、その剣にて多くの財を成した。
    七本の内の六本が不明、一本はエックハルトが攻略し一切の攻略法を誰にも伝えず、次の剣を探しに冒険者として、何処かへ向かった。
    以降の消息は、不明。死んでるな。迷宮入り、ってか?
    何をすれば抜けられる?
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    Replies from the creator

    mttbsmn

    DOODLE妄想!!!
    カナタくんとイリルちゃん混浴想定書き散らし寒い時期の突然の大雨~で(塾?部活?何か用事?で)外に出てたカナタくんびしょ濡れなトコにイリルちゃんが心配して傘二本持ってって渡したとこに車が通り掛かって泥ぶっ掛かるかわいそうなイリルちゃん(かわいそう)なところからの、フーラ家近いから一緒におうち行こう~な流れになって、カナタくんめっちゃ冷えてる+イリルちゃんどろんこで靴もビショ濡れだし靴持って二人で脱衣所まで来たとこで~カナタくん体冷えてるじゃん今お風呂沸かすから先に~というかシャワー使えるからvsイリルこそ泥だらけだし先に脱衣所、というかシャワーで泥落とす必要あるじゃねーかよ!の靴持ちながらの譲り合い合戦~なところからおねーちゃんただいまー!って帰ってきて咄嗟にイリルちゃんがお風呂場にグイッとカナタくん引っぱって避難!シャワー全開にお風呂使ってるよアピールで、靴もお風呂に持ってってたバレず、カナタくんにお風呂に入って!!!てやって、脱衣所におねーちゃんが来る&お話~で泥んこになっちゃったからシャワー使ってるよ!なところと、あれ?おねーちゃん今日用事あって帰り遅くなるんじゃなかった?というイリルちゃんの鋭い気付き&ポンコツおねーちゃんっぷり効果大でおねーちゃんがウワー!わすれてたー!って撃退(撃退)するわけで、もう出てきていいよ!ってカナタくんに言うけどアレー!?お風呂沸かしてる途中だったから中途半端に冷ため!?みたいなのでガクブルだったから、引っ張り出して暖かいシャワーを当てて温めて、いや、イリルも寒いだろ、それに泥ついてるしってなんか半々で掛け合う妙な気まず時間が流れて泥落としてるところで胸とか腰とかの張り付き輪郭~なところ意識し始めたとこでお風呂が沸きましたになって、ああ、じゃあ、とはいうものの、どっちもどっちな様子で両方びしょ濡れ寒々で、片方シャワー片方お風呂~とか浮かぶものの、なんか服着てるなら一緒に入ってもいいんじゃね?とかカナタくんがすっとぼけたことを言っちゃって~~というかさっきイリルに咄嗟に入れって言われたけど帰りの服、いや、まぁビショ濡れだったし同じようなものだけど!みたいな様子と、明日休みだし、貸せるパジャマあるしみたいな外堀からなんか埋めてっての、おねーちゃんも暫く帰ってこないし、な様子で、着衣混浴!!!
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