肥前忠広×呪術廻戦「改変された世界、ねぇ」
今現在、世界は時の政府と審神者率いる刀剣男士達の活躍により、歴史改変の被害は最小限に抑えされている。
しかしまだ歴史改変主義者及び遡行軍の明確な対抗手段が無かった時代。
多くの歴史は既に取り返しのつかない段階まで改変されてしまい、正史の世界から切り離されてしまった。聚楽第なんかが良い例だ。
そこで時の政府は切り離された世界、所謂分岐世界に刀剣男士を送り込み、正史の世界へ合流が出来るようなるべく上手く“歴史自体を改変しながら”正史側に誘導していくという策を講じた。
「やれるか、肥前忠広」
「ハァ…最初から拒否権なんてねぇんなら一々聞くなよ」
政府職員の言葉に肥前は悪態をつく。
言い渡された特命任務は謂わば上記の案のお試しみたいなものだ。
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