Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    Samidare_1102

    @Samidare_1102

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 4

    Samidare_1102

    ☆quiet follow

    告知通りです

    これが三作目になります!
    名前や国名など決めるのに時間がかかってしまった…
    ともかくこれで試し読みは終わりになりますので、Twitterでアンケートを取る予定です
    ここまでの一区切りとしてこんな駄作達を、読んでくださった皆様に感謝を!
    ありがとうございました!

    Code:Memory gearプロローグ

    日の沈んだ暗い空に、キラキラと輝く光

    それは月でも星でもない、ネオンの光

    それを少年アーティは静かに見つめていた

    あの光は自分には届くものではないと知りながら、それでもどこか諦めきれずにいる

    アーティが住んでいるここはプログレッシオ

    高度な技術が栄え、世界各国へと繋がる中心となる国

    人類は度重なる文明の発達により、幾度も危機を乗り越え存続してきた

    その中で、一部の人間は生まれながらにして特別な力を授かった

    それがギフテッドである

    ギフテッドの能力は様々で、それこそ魔法と言っても過言ではなかった

    ギフテッドが生まれてからは、大幅に技術が発展してゆき、人々の間に格差が生まれるのも時間の問題であった

    子が生まれ、能力はさらに便利に、より強く進化する

    なんの能力も持たない人間とギフテッドの溝はさらに深まり、同じ国に所属していてもはっきりと住む区域などが別れたのだ

    そうして今のような国が出来上がったのである

    アーティはなんの能力も持たない、普通の人間として生まれた

    生まれてから、このプレブスエリアを出ることもなく平穏に生きてきた

    格差があるとはいえ虐げられるなんてことはなく、ただなんの変哲もない日常があるだけ

    もちろんギフテッドに関わる事なんてもってのほかだった

    アーティは幼い頃から、毎日のように国の中心にあるグローリアエリアを見上げていた

    登ることは不可能な、高い障壁に囲まれた向こう

    そんな向こう側への渇望が、彼の目には宿っていた

    そんなアーティに転機は唐突に訪れる

    それは偶然か必然か、はたまた神が糸をひいたのかは分からない

    だが、きっとお互いが惹かれあうように出会ってしまった
           ギア
    その日少年は、運命を掴んだ
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👏👏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works