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    kinopino3

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    kinopino3

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    自分が邪険に扱ってるせいなのに、自分だけすけちゃんから微笑んでもらえない事にへそ曲げてるべろの話。

    露仗ちゃんネタ①べろにカタオモイ中のすけちゃん
    嫌いだって言われるし邪険に扱われるけど…お話したいからちゃんとあいさつする日々
    でもそんなある日ふぁんのおんなの子に笑顔で対応してるべろ見ちゃって
    (まんがも読まないから)どうやってもおれにはあんな顔してくれねーんだろなって悟っちゃって嫉妬で泣いちゃう

    それからはべろに会いたくなくて避けるように…。
    それがうまく行かなかった日、軽くあいさつして急ぎその場を去ろうとすると
    何避けてんだよとべろに絡まれ、内心苛つきながら「…別に。てかべろせんせはおれのことで嫌いなんでしょ、ほっといて下さいよ」と悪態ついてしまい後悔するも遅し

    「…腹が空いてるのか?ほら食べな」って何故かさんじぇの🥪渡され
    道のベンチを指さしてそこに座るぞまで言われ、(はぁ〜〜???)ってなりながらもついて行ってしまうし
    目の前のべろが食べ始めるの見て、渋々食べるとやはりとても美味しいからそのままもぐもぐすけちゃん
    そこに再びふぁんの子登場

    またあの笑顔で対応するべろを横目に🥪は美味しい…はずだったのにもう味が分からなくなって
    食べ終えた後もまだふぁんの子に対応してるから、帰るか…とベンチから立とうとするとせい服の袖が引っ張られる
    何だ?と思って横を見ると、へぶどあが首を横に振りながら袖を強く引っ張ってる
    立てなくなる

    結局ふぁんの子達が去るまでその場にとどまるすけちゃん
    どうして自分を止めたのか聞くと、最近こいち君の様子がおかしいと共にすけの様子も。だから原因はすけだと思ったとのこと
    確かにべろをさける為、こいち君に協力を頼んでいたので今度改めてお詫びを…。


    そう思っていると「さっき何で帰ろうとした?」と聞かれ
    何で?今、何でって聞いた?んなの何ですきな男が他のおんなの子にほほ笑んでるのを、すぐ傍で見なくちゃあなんねーの???
    正直にそう言う訳にもいかず、かといって他の理由も浮かばなくて…もうこの辺が潮時かなと


    「…ろはってふぁんの子にはあんな綺麗で優しい笑い方も出来るんスね。でもおれ、あんな笑い方するろは気持ち悪いっス。だから離れたかっただけです」
    「…知ってはいたが本当にしつれいな奴だな、君。自分のふぁんに丁寧に対応して何が悪い。気持ち悪いってなんだよ?あぁ?」


    「だっておれの知ってるろはは、色んな事に向こう見ずで負けず嫌いで根に持つタイプで🕷だって舐める!
    おれのことムシするし、見たって嫌そうに顔ゆがませて!んなトコしか見た事ねぇのに
    そんな奴があんなにっこにこへらへら笑ってるのとか気持ちわりーんスよ!あんた誰!?ってなりますよ!」


    ……言ってしまった…。無言のべろがこわい
    「…でもそれだけろはには大切な事で…おしごとしてる大人なんだなって」
    (というかさ…おれがどう思おうと、ろはからすれば本当関係ないよな…カーってなってすいませんね本当)
    冷静になんてなれねーよ…

    こいちに迷惑かけた事は本人に謝るし、ろはの疑問にも答えたのだから今度こそ帰ろうとする。
    「すけ。人は誰に対しても同じ対応なんて出来ない。好意があればプラスに、嫌悪があればマイナス。出来た奴ならそれらを隠して平等にやるんだろうが、生憎ぼくはそんな事しないからな」
    「はぁ…身をもって知ってます」
    「はっ!君だってそうだろ。……今ならぼくの気持ちが少しはわかるんじゃあないか?」
    「うん????」
    ろはの言っている意味が分からない。
    彼曰く自分はこいち君ややっす、たろに対する顔と、べろに対するすけの顔は違うとの事。
    そりゃあ違うに決まってんじゃん。友人身内と好きな異性なのだから。
    「その上で聞くけど。すけ、君はぼくに『ふぁんの子と同じように』笑いかけて欲しい?」「……え…」
    「ムシして、嫌そうな顔するぼくが不満なんだろ?」
    自分には笑ってくれないのにファンには笑うべろが嫌だ。
    全くその通りなのだが、本人に指摘されると…恥ずかしい。
    それをからかうなり、嫌そうにする訳でもなく、淡々と聞いて来るからさらに。

    そりゃあ確かに?普段から嫌そうな顔されるより、笑いかけて欲しいと思う。
    かといってそんな普段のべろを知っている…すきな以上、優しいけど明らかにおしごとモードえがおで微笑まれたいかと改めて聞かれると…
    「……いや、ですね」
    やはり『特別』がいい。絶対にムリだと思い知っているのに。
    「じゃあ…気付いてないと思うけど。他の誰でもない、君にだけに向ける顔が…このぼくにあるとしたら?」
    どうする?

    おれにだけ?あぁ…大嫌いって意味でしょ……

    俯いて、そんなマイナス対応いらない言い、顔を上げようとした時
    べろの手がすけちゃんの頬に触れて、そっと優しく撫でて来る。
    何でそんな事をしてくるかわからない。
    目を見開いて顔を上げると、無表情…に近い、でもうるさい位べろはその眼で見つめて来る。
    ……そして気のせいだろうか?
    ろはの顔がどんどん近付いているような…?!
    慌てて手を押し返し、距離をとる。ベンチの端
    「……口元、食べカスついてるぞ」
    「はぁ?!」
    背を向け、口元を手で覆い隠して舐める。どこだ、どこについて…。
    そんなすけちゃんを見てカッハッハと笑うべろ。
    あまりにも見た事のないべろにもう対応していいか分からない。
    そしてさっきの顔の近さを思い出せば、心臓はうるさいし顔も真っ赤になるすけちゃん。顔が熱い。
    もう帰るっス!🥪ごちそう様でした!と勢いよく立ち上がり、今度はその場を離れる事に成功するが後ろから大声がかかる。
    「おい!今度このぼくを避けようとしたら容赦しないからな」
    「何をだよ!意味わっかんねぇ!バーカ!」
    「あーほ」


    後日。まごでお話するべろとこいち君。
    こいち君はべろにすけちゃんと以前のような関係に戻れて良かったですねと伝える。
    「こいち君にはとても感謝しているよ。ありがとう」
    すけちゃんから、べろと会いたくないから手伝って欲しいと言われた時はどうしたものかと思ったが。
    今では以前のように話をしている二人をよく見る。よかった。
    そろそろ家に戻るというべろは、会計時ケーキを二種買っていた。
    めずらしいなと思い見ていると、ああこれね。とこの後客が来るからと答えるべろ。
    「今、そいつを餌付けしてるんだよ」
    「…えづけ」

    さらに後日。
    犬の散歩の帰り道。
    べろ邸から出て来るすけちゃんと見送るのだろうべろが、互いにこれまで一度も見た事がない笑みを浮かべあっていて…。
    それを見てすべてを察してしまうこいち君なのでした。


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